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日立、鉄を超音速で打ち込んだ内釜でご飯をムラなく炊き上げる高級炊飯器「ふっくら御膳」

 日立アプライアンスは、独自の圧力スチーム炊きでご飯をふっくら炊き上げるIHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-AW3000M」を、7月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万円前後(税抜)。

IHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-AW3000M」。メタリックレッド
パールホワイト

 5.5合炊きの高級IHジャー炊飯器。圧力をかけながらスチームで蒸らしてご飯を炊く独自の「圧力スチーム炊き」が特徴。米をしっかり吸水させる浸し工程の後、内釜内の圧力を1.2気圧まで引き上げ、沸点を105℃まで高めて加熱する。これにより、ふっくら甘く、艶やかなご飯に仕上がるという。

 新モデルでは内釜を改良し、高い伝熱性で炊きムラを抑える「高伝熱 打込鉄・釜」を新開発。アルミ合金製の内釜底面に、発熱性の高い鉄の粒子を超音速で打ち込む「超音速打込製法」を新たに採用した。

 同製法により、鉄を打ち込む厚みが変えられ、厚い層と薄い層を形成できるようになった。厚めに打ち込んだ「厚鉄層」が効率的に発熱し、「薄鉄層」と合わせて底面全体で1,330Wの大火力を引き出す。この熱をアルミ合金の高い伝熱性で内釜全体にすばやく伝え、内釜内の温度上昇のばらつきを低減して、ムラなく炊き上げるとしている。

内釜を改良。厚い層と薄い層を形成した「高伝熱 打込鉄・釜」を採用している

 内釜の扱いやすさにも配慮。持ち運びやすいように、重さは約720gの軽量化を実現。洗米ができるカーボンフッ素加工を施している。水位線の合数文字は、2016年モデル(RZ-YW3000M)の約1.7倍にしており、見やすくしたという。

 このほか、0.5合~2合の少量に合わせて加熱を制御し美味しく炊く「少量炊き」や、炊飯時に蒸気をほとんど排出しない「蒸気カット」、ごはんをしっとり保つ「スチーム40時間保温」などを引き続き採用。

 本体サイズは、268×352×237mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.6kg。炊飯時の消費電力は1,400W。本体カラーは、メタリックレッドとパールホワイトの2色。

内釜重量は約720gで持ち運びやすいという
水位線の文字は約1.7倍になった

 下位機種として、スチーム保温時間24時間の圧力IHスチームジャー2機種も同時に発売する。1升炊きの「RZ-AV180M」と、5.5合炊きの「RZ-AV100M」で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、63,000円前後、60,000円前後(税抜)。