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レイコップ、新技術「ホメスタイオン」で枕まで除菌・脱臭するふとんクリーナー
2017年2月7日 18:20
レイコップ・ジャパンは、まくらの除菌・脱臭もできるふとんクリーナー「レイコップRX(アールエックス)」を、2月23日に発売する。価格は69,660円(税込)。
ふとん専用のハンディクリーナー。UV除菌+たたき+吸引を同時に行なう特許技術「光クリーニングシステム」により、ダニの死がいやホコリなどのハウスダストを効率的に除去するという。
新モデルの「レイコップRX」は、同社のふとんクリーナーにおいて、最上位モデルに位置づけられる。枕を除菌・脱臭する「まくらモード」や、ふとんの種類によって吸引力を調節する「自動モード」を新たに搭載したほか、充電式でコードレスで使えるようになった点が特徴。
“旦那の枕のニオイが気になる”などの声を反映。まくらを除菌・脱臭
まくらモードは、OHラジカルとオゾンを組み合わせた新技術「ホメスタイオン」と、水分を取り除く70℃の温風機能「ドライエアブロー」によって実現。まくらの上に本体を置き、同モードで運転をスタートすると、ホメスタイオンとドライエアブローを3分間自動で送り続け、まくら内の水分や悪臭、雑菌を取り除く。
レイコップ・ジャパン 開発責任者 倉持 敬太氏は、まくらモードの搭載について、以下のように語った。
「レイコップの研究結果から、ダニは皮膚のかけらやニオイに引き寄せられますが、加齢臭の成分であるノネナールにも寄ってくることがわかりました。ノネナールは、毛穴から分泌される脂肪酸が酸化分解されることで生成される物質です。脂肪酸は加齢とともに増加する性質のため、歳を重ねるごとにノネナールも増加します。こうした物質を除去できる機能として、ホメスタイオンを開発し、まくらモードを搭載しました」
また、ユーザーからも枕ケアに対する要望が数多く寄せられていたという。“旦那の枕のニオイが気になる”という声が多かったことも、まくらモードを搭載した理由として挙げられている。
会場では、脱臭試験のデモンストレーションも行なわれた。まくら生地にノネナールを5mg垂らして臭気レベルを測定し、その後レイコップRXのまくらモードでまくら生地を脱臭。再び生地の臭気レベルを再び測定した。
その結果、ノネナールを垂らした直後は臭気レベルが205だったが、まくらモード使用後は、臭気レベルは0~2に数値が下がっていた。
圧力センサーでふとんの種類を自動検知
また、ふとんの種類によって吸引力を自動調節する「自動モード」も新たに搭載。圧力センサーを採用し、敷ふとん、掛けふとん、毛布など、あらゆる寝具の通気性を自動検知して、その寝具に最適なパワーに切り替えて吸引する。
このほか、たたき回数45,000回/分で吸引力も最大の「パワフルモード」、静かな音で運転する「サイレントモード」も用意する。
操作部には液晶ディスプレイを備え、「自動/まくら/パワフル/サイレント」の4つのモードを簡単に切り替えられる。温風を出す「ドライエアブロー」は、まくらモード以外ではON/OFFの切り替えが可能になり、季節に合わせて使い分けることができる。
ブラシは、「ふとんブラシ」と「たたき」を一つの機能にした「アクティブパンチブラシ」を新搭載。可動式パンチを18個備え、ブラシが回転すると遠心力で可動し、パワフルにケアできるという。
同社初のコードレス式。約400g軽くなり、操作性が向上
電源は、新たにリチウムイオンバッテリーを採用。同社モデル初のコードレス式となる。連続使用時間は、最大40分(サイレントモード・ドライエアブローOFF時)で、最小7分(パワフルモード・ドライエアブローON時)。充電時間は約3.5時間。
本体サイズは、353.5×440.2×166.3mm(幅×奥行×高さ)で、重量は2.95kg。充電台が付属する。
本体は、従来モデルの「レイコップRP」よりひとまわり小さく、重さも約400g軽くなり、操作性が向上したという。
レイコップ・ジャパン 代表取締役社長 リ・ソンジン氏は今後の展開について、「今年の春に、もう1つふとんクリーナーの新モデルをリリースする予定です。また2017~2018年をめどに、新カテゴリーの展開も計画しています。今後も、レイコップが考える快適な睡眠環境を、ふとんクリーナーなどを通して実現したいと思います」と述べた。