やじうまミニレビュー

ドリテック「ソプリオ SD-901」

~2,000円以下で導入できるソープ用オートディスペンサー
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ドリテック「ソプリオ SD-901」

 家に帰ったら、うがいと手洗い!

 幼い頃から口をすっぱくして言われて来た言葉だ。両親の教育のかいあって、もう十何年もうがいと手洗いを欠かさないようにしてる。その習慣は変わらないが、やり方は昔とは随分変わってきている。例えば、昔は石鹸を使っていたのが、液体のハンドソープになって、最近では、泡立つタイプのものまで出てきている。

 今回、紹介するのはそんな、手洗いグッズの中でも一際ユニークな製品、ドリテック「ソプリオ SD-901」(以下、ソプリオ)だ。


メーカードリテック
製品名ソプリオ SD-901
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,619円


 ソプリオは一言でいうと、センサー付きの電動ディスペンサーソープボトルだ。注ぎ口の下に手をかざすと、一定量の液体石鹸が自動で出て来るという仕組み。ソプリオでは、その際に音と光が鳴る工夫も施されている。手をかざすだけで、液体石鹸が出てくるので、わずらわしさがなく、スムーズに手を洗えるという利点がある。

 本体は88×127×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量約255gとごくコンパクト。手を差し出しやすい、ひし形のような形を採用している。背面部分は透けており、中のハンドソープの量がひと目で確認できる。電源は別売りの単四形乾電池4本。本体底面の電池ケースにセットする。

本体パッケージ製品本体本体側面
本体背面。残量がひと目で確認できるよう透ける仕様になっている本体底面単四形乾電池4本をセットする

 通常は、本体とは別に市販の液体石鹸(ハンドソープ)を購入して、本体にセットするのだが、ドリテックでは、初回1万個に限り、液体石鹸が付いてくるキャンペーンを実施しており、今回は本体にあらかじめ液体石鹸が付いてきた。

 液体石鹸は、本体上部のフタを開けて入れる。ソプリオ自体がディスペンサーになっているので、詰め替え用の液体石鹸を用意すれば良い。本体の容量は300mlで、かなりたっぷりだ。付属の液体石鹸を入れたところ、半分にも満たなかった。

初回1万個の特別パッケージとして、ハンドソープが付いてきた本体上部のフタを開けてハンドソープを入れるハンドソープは詰め替え用を用意すれば良い

 ここまで用意したら、本体を洗面所などの設置場所に持っていて、初めて電源を入れる。スイッチはオン/オフ/チャイムの3つで、オンはセンサーが起動してソープが出ている間はLEDが着くモード、チャイムはLEDに加えて液体石鹸が出た後にチャイム音が鳴るモード、オフは電源が切れている状態だ。今回は、チャイムモードに設定した。

 なお、電源を入れてから本体を移動させると、センサーが起動して、液体石鹸が出てきてしまうので、移動が終わってから電源を入れるようにしよう(これで、失敗しました)。

 洗面所に設置してみると、思ったよりずっと馴染んでいる。ホワイト、ブルー、ブラックとある本体カラーのうち、今回はブラックを購入したが、洗面所のアクセントになって、なんだか高級感すら感じる。

スイッチは本体背面の電池パック横にある洗面所に配置したところ。マンション備えつけの省スペースタイプの洗面台でもすっきりと馴染んだスッキリとしたフォルムで、圧迫感がないので、置いてあっても邪魔に感じることがなかった

 使い心地もなかなか。注入口の下に手をかざすと、LEDランプがパッと着き、それに続いて石鹸が出てくる。液体石鹸が出終わると、「チャラン」という控えめなチャイムが鳴る。使い始めて一週間ほど経つが、センサーの誤作動も一度もなく、使いたい時だけ、一定量の液体石鹸が出てくる。


使っている様子
ディスペンサーを触ることなく、使えるので清潔性が高い

 ディスペンサー本体に手が触れることがないので、清潔性が高いのはもちろん、灯りと音で手洗いタイムを演出してくれるので、いつもの手洗いがちょっと楽しみになった。大人はもちろん、手洗い習慣をつけたいお子さんにも喜ばれそうだ。

 自動で石けんや水が出てくるというのは、業務用のトイレなどでは良く見かける仕様だが、こんなに簡単に導入できるとは驚いた。今回はハンドソープ用として導入したが、台所用洗剤を入れて使っても便利そう。見た目もシンプルで、サイズも小さいので、どこにおいても馴染みやすいだろう。





2011年 3月 2日   00:00