やじうまミニレビュー

殺菌力の強いミューズの泡を使うオートディスペンサー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
レキットベンキーザー・ジャパン「ノータッチ泡ハンドソープ 本体セット グリーンティーの香り」

 今回紹介するのは、レキットベンキーザー・ジャパンの電動泡ディスペンサー「ノータッチ泡ハンドソープ 本体セット」。ノズルの下に手をかざすだけで、手洗い約1回分の泡が出る製品だ。

 レキットベンキーザー・ジャパンと言われても、ピンとこない人がいるかもしれないので簡単に説明しておく。この会社は、イギリスに本社を置くレキットベンキーザーの日本法人。日本で展開している製品としては、肌をバイ菌から守る薬用石鹸「ミューズ」やニキビケアブランド「クレアラシル」などが有名だ。

メーカーレキットベンキーザー・ジャパン
製品名ノータッチ泡ハンドソープ 本体セット グリーンティーの香り
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,326円

 ノータッチ泡ハンドソープ 本体セット(以下、ノータッチ泡ハンドソープ)は、ミューズシリーズのラインナップの1つだ。キッチンタイプと通常タイプの2種類を用意しており、香りは「オリジナル」「グレープフルーツの香り」「グリーンティーの香り」の3つから選べる。今回は、通常タイプのグリーンティーの香りを購入した。

パッケージの表面

裏面。製品の使い方が簡単に記載されている
本体とハンドソープ入りのボトル、単三形乾電池4本が同梱されている
本体底部の電池ボックスに単三形乾電池を4本装着する
ボトルを本体に差し込んだら準備完了

センサーの反応や1回で出る泡の量、泡切れは最適

センサーは、泡が出てくるノズルの横にある

 早速使ってみよう。本体を使うための準備が終わったら、洗面所など使用する場所にノータッチ泡ハンドソープを設置して、本体背面にある電源をONにする。電源をONにすると、「ミューズ」の文字の上にあるランプ部が赤く点滅する。ランプ部は、電池の残量が少なくなったり、障害物や汚れでセンサーが遮られている場合にも点滅する。

 今回は、個人的に気になる点として、センサーの反応や1回で出る泡の量、泡切れを重視して使ってみた。

 まず、センサーの反応は良い。ノズルの下に手をかざすと、すぐにピピッと反応して泡が出てくる。センサーの反応する範囲は、ノズルの真下からランプ部の少し上までの間だった。

 センサーの反応する範囲が分かったので、本体周囲の洗面台をタオルで拭いてみたが泡は出なかった。ただし、手首や腕にセンサーが反応することもあるので、周囲を拭く時は本体を別の場所に移動させるか、電源をOFFにしておくと安心だ。

本体正面のランプ部分の少し上からセンサーが反応する
ほんの数cm、手を下げるとセンサーは反応しない
1回で出る泡の量はこのくらい。両手をしっかり洗える

 次は泡の出る量と泡切れについて。1回で出る泡の量は1ml。両手の汚れをしっかり落とせる。大人の男性で丁度良いと感じる量なので、手の小さな女性や子供には少し多いかもしれない。

 泡切れも抜群で、家族2人で1日10回ほど使っても泡がノズルに詰まることはなかった。ちなみに、ボトルの容量は250mlなので、ボトル1本で約250回手を洗えることになる。

衛生面や指先の乾燥が気になる人にオススメ

 ノータッチ泡ハンドソープを洗面台の洗面ボウル際に設置してから、2、3週間ほど使い続けている。手の汚れはしっかり落ちるし、泡が出るのと同時に、緑茶の香りが洗面所内にふわっと広がるのも、気分が和んで良い。

 洗面ボウル際に設置したことで、濡れた手の水滴が洗面台へ落ちることが少なくなり、洗面台を拭く回数が減った。普段は、手動でプッシュするハンドソープを使っていて、泡を出すたびに手の水滴がポンプ部についたり、洗面台に落ちてしまい水垢で汚れる原因となっていたが、それも改善できる。

 出てくる泡には、「ヒアルロン酸」「ビタミンC誘導体」「植物抽出成分」の3種類の保湿成分が含まれていて、肌の乾燥を防ぐという。実際、普段使っているハンドソープでは、手を洗い続けていると指先がカサつくことがあるが、このハンドソープを使い始めてからは乾燥しにくくなった。

 なお、ノータッチ泡ハンドソープには詰め替え用のボトルが用意されている。Amazonでの価格は約600円。家族2人で1日10回(1日10ml)手洗いしたと仮定すると、250mlのボトルを25日で使い切ることになる。家族4人となると約12日でボトルを買うことになるため、プッシュ式のハンドソープに比べると割高で、コストパフォーマンスは良くない。

 詰め替え用のボトルの割高感はあるが、手洗いは簡単にできる病気の予防法の1つであり、それが気軽にできる。特に子供は、こういうギミックに興味を持つと思うので、手洗いの教育用として試してみてはいかがだろうか。

中野 信二