第7回 スマホ派ランナー必携のジッパー付きランニングショーツ

　NIKE+RUNNINGやランタスティックなど、スマートフォンアプリを活用しているランナーは少なくない。そんなランナーにとっての共通の悩みはスマートフォンの携帯方法。

　スマホ用のアームバンドもあるが、腕振りがしにくくなるし、昨今のディスプレイの大型化により従来のランニングショーツのポケットに収納するのは困難だ。そんな状況に朗報が! iPhone 6やXPERIA Z3 Compactがスッポリ入れられる、ジッパー付ポケットを装備したランニングショーツがナイキから登場したのだ。

腰部の両サイドにポケットが配置されるが、ジッパー付は右側。ここにスマートフォンを収納して走りたい

　安くなったとはいえ一般的なGPSデバイスは2万円以上するので、スマートフォンのフィットネスアプリをランニング時に活用しているランナーは少なくない。その際に問題となるのが、いかにして走りを妨げることなくスマートフォンを携帯するかということ。

　サイドポケットに入れるのは論外。脚を動かすたびにスマートフォンが大きく揺れて走りにくいことこの上ない。腰の後部のジップポケットに収納するのがベストだが、この位置に昨今の大き目のスマートフォンを収納できるサイズのジッパー付ポケットを配したランニングショーツを見つけるのは困難だった。

インナーにはNIKE PROのスパッツが縫い込まれている。タイツとのレイヤーには向かないが、下着無しで直接履くことができるのは本当に便利

　2015年の秋シーズンに、そんな悩みを解決してくれるランニングショーツがナイキからリリースされた。それがナイキ 18cm フェノム 2イン1である。このショーツは腰の部分に2つのポケットが装備されているが、右側のポケットはiPhone 6やXPERIA Z3 Compactがジャストサイズで入れられる。ジッパーも付いているので、「走行中にスマートフォンが飛び出して……」という心配もない。

iPhone 6が、ほぼピッタリ入る。ポケット上部をiPhone 6にかぶせてジッパーを閉めれば、走りに集中できる

　実際に走ってみると、従来のランニングショーツと比較してスマートフォンの揺れは最小限で、あまり気にならないレベル。これなら走ることに集中できる。反対側のポケットもほぼ同サイズだが、こちらはフラップやジッパーが付いていないので、貴重品を入れるのはオススメしないが、補給食などを入れるのによさそうだ。

　ちなみにこのシリーズは股下丈が18㎝のタイプのほかに23㎝と13cm丈もラインアップ。ポケットの仕様は共通だが、好みで丈をセレクトできるのは嬉しいところ。