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小型ロボットで100kgの荷物を運べるカチャカEvo 台車ごと乗る

小型搬送ロボット(AMR)「カチャカEvo」

Preferred Robotics(プリファードロボティクス)は、100kgまでの重量物を搬送できる小型搬送ロボット(AMR)「カチャカEvo」を発表。12月3日〜6日に東京ビッグサイトで開催中の国際ロボット展「iREX 2025」にて、実機を展示する。

小型で小回りが利き、既存の棚や台車を持ち上げて運べる柔軟性、PCやスマートフォンだけで設定できる操作性により、専門業者を必要とせず、さまざまな現場でスムーズに導入できるとする。製造/物流/医療/オフィス/サービス業など、多様な業界における搬送ニーズに対応。

500×200mm(幅×高さ)の空間があれば潜り込み、リフトアップして搬送できる。そのため、既存の台車や棚を活用でき、導入コストを大幅に削減するのもメリット。

既存の台車をそのままリフトアップして運搬できる

本体サイズは377×717×190mm(幅×奥行き×高さ)。小型ボディのため、最小500mmの狭い通路も通り抜けられる。また、LiDARやカメラなどを搭載し、SLAMで自律走行が可能なため、磁気テープの敷設などの導入工事が不要。導入初日から運用を開始できるとする。

なお同機は、設計から開発、製造まで国内で行なわれ、エンジニアもすべて日本在籍。サポート面でも、迅速な対応と確実な運用支援を提供するという。

本体の重さは70kg。最大速度は毎秒1.2mで、最大負荷時は同0.8m。最大負荷時の許容段差は10mmで、傾斜は5度。電源はリン酸鉄リチウムイオン電池を使用する。