ドライヤー時間をさらに短縮! ミクロ繊維がしっかり吸水するヘアターバン

テイジン「吸水ヘアターバン」

　9月に入って、だいぶ涼しくなってきた。しかし、お風呂あがりはまだ暑い。髪の量が多い筆者は、速乾をうたうドライヤーを使って素早く髪を乾かしても、夏場はいつも汗をかいてしまう。

　もっと早く髪を乾かしたい……と悩んでいたところで出合ったのが、テイジンの「吸水ヘアターバン」というアイテムだ。

　この吸水ヘアターバンは、超極細繊維「ミクロスター」を使用した髪用のタオル。毛細管現象による優れた吸水力で、水分を素早く吸収する。ミクロスターは、綿の約3倍の吸水力を持つ素材だという。

　たしかにどんなに速乾ドライヤーを使っても、髪に水分が残ったままだと乾くのが遅くなる。タオルを髪に巻きつけてしばらく放置すればいいのだが、髪は濡れた状態だとキューティクルが剥がれやすくなり、傷んでしまうのでできればすぐに乾かしたい。

　吸水ヘアターバンですばやく髪の水分を吸ってもらえれば、髪を傷めずにもっと早く乾かせるのでは……? と思い、その効果に期待した。

すばやく水分を吸収する超極細繊維「ミクロスター」の仕組み

従来の繊維

　本体は、頭部にすっぽりかぶせられる形で、先端は細長くなっているため長い髪も巻き込めるようになっている。両端のボタンと輪っかで留めて固定する仕組み。

　素材は、ポリエステル65%、ナイロン35%を使用。触ってみると、一般的なタオルよりも肌触りがやさしく感じた。

左側の細長い部分で、長い髪の毛も巻き込めるようになっている

両サイドのボタンと輪っかで留める

一般的なタオルよりも肌触りがやわらかい

ドライヤー時間短縮! みるみる乾いていって気持ちいい

　さっそく使ってみよう。まず、面積の広い丸い部分を後頭部に被せる。細長い部分が前にくるようにして、そこに毛先まで髪を入れる。このとき、上半身を前に倒した状態でないとやりづらいのだが、本体の造りがシンプルなので迷わずにできた。

　毛先まで入れたらくるくるとねじって、先端の輪っかを後頭部まで持っていきボタンに引っ掛けて留める。後ろに持っていくときにズレたりすることもなく、しっかりと頭全体をターバンで包むことができた。鎖骨くらいまでのセミロングでも余裕をもって包めたので、ロングヘアの人でも使いやすいだろう。

　この状態で10分放置してから髪を乾かしたら、3分で髪を乾かすことに成功! 髪に水分があまり残っていなく、ドライヤーを当てるとみるみる乾いていった。試しに普通のバスタオルを髪に巻きつけて10分放置し、同じように髪を乾かしたら5分掛かった。たったの2分の差だが、夏場のドライヤー掛けは2分でも短縮されるとかなり快適。

丸い部分を後頭部にすっぽり被せる

細長い部分に髪の毛を入れる

ねじる。方向は左右どちらでもOK

先端の輪っかを、後頭部のボタンに引っ掛けて留める

毛先までしっかりねじって固定できた

値段は張るけど満足! 買い足しも考えたいアイテム

　普段バスタオルを髪に巻きつけているときは、より多くの水分を吸ってもらうために30分放置したりする。しかし、吸水ヘアターバンは、10分放置しただけで髪を素早く乾かせ、髪が濡れている状態のままにしなくて良いので、傷みも低減できそうだ。

　また、抗菌加工が施されているので、たっぷり水分を吸ってもイヤなニオイがしない。何度も洗濯して使用しているが、へたれたり雑菌のニオイを感じることはなかった。

　こうした吸水ターバンは、以前に雑貨屋で安価なものを買ったことがあるが、ズレて頭部がしっかり包めないことがあり満足いかなかった。しかし今回使用したターバンは、一度も失敗することなく使うことができた。最初は2,000円弱という値段は少し高く感じたが、不満なく使えているので妥当な価格なのだろう。

　現在は1枚だけ使用しているが、洗濯していると使えない日も出てくるので、予備にもう1枚買い足したいと思っている。