趣味の節電道入門
第21回:マイクロファイバータオルでドライヤーいらず?
by 小口 覺(2014/9/10 07:00)
節電をしているオレを、家族は多少疎ましく思っているようだ。先日は、「パパひとりでやってるぶんにはいいけど」と話しているのを聞いてしまった。やはり巻き込まれたくないものなのか……。
あまり言葉に出しているつもりはないが、電気を無駄に使っているとこちらもイラッとしていて、それが伝わっていたのかもしれない。たとえばヘアドライヤーを使う音が聞こえてくると、内心「1,000Wオーバーだぞ。はやく終わらないかなー」と思ってしまっている。
わが家では妻と娘しかドライヤー使わないしね。それどころか、自分は数年前まで坊主頭で、ドライヤーどころか、シャンプー、整髪料も不要な生活を送っていた。散髪もセルフバリカンだったので、散髪代もタダだった。
「おまえらも坊主にしろ」と言う代わりに、吸水力の高いマイクロファイバータオルをさりげなく手渡すことにした。
購入したのは、山本光学「SWANS ドライタオル」と、キヌガワカンパニー「D.rapide ヘアドライターバン」の2製品。
「SWANS ドライタオル」は、もともとスポーツタオルというカテゴリーで、バスタオルのようにかさばらず吸水性が高いので、スイミングを趣味にしている人たちの間で人気の製品だ。
風呂上がりの妻に使わせてみたところ、普段はバスタオル+フェイスタオルで体と髪を拭いていたのがこれ1枚で済んだという。使い方としては間違っていないが、バスタオルで一通り水分を拭いた後、これで髪をさらに拭けばドライヤーをかける時間が大幅に短縮できるハズなんだが……。
それを説明した時点で、さりげなく渡して自然と節電につなげるというこちらの目論見は崩れている。こうなると、「ドライヤーをかける時間が短いと髪にもいいらしいよ」とか言ったところで、嘘くさいことこの上ない(笑)。化粧と同じで、男はあまり女性の領域に立ち入らない方がいいよね。