やじうまミニレビュー

猫砂の飛び散りを抑える「トイレスクリーン」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
OPPO「トイレスクリーン」

 室内でペットを飼っているとさまざまな問題が生じる。最近悩まされているのは、愛猫りきおがトイレの砂を飛び散らせることだ。

 猫は用を足した後、砂をかけて排泄物を隠す習性がある。このときに、砂がトイレを超えて周囲に激しく飛び散ってしまう。定期的に掃除をするようにしているが、どうしてもトイレの周りが汚くなる。

 猫用のトイレには砂が飛び散らないドーム型もあるが、りきおはトイレのふちに足をかけて用を足すスタイルなので適さない。トイレの周りに砂が飛び散っているのは、人間にとっても猫にとっても不快だ。そこで購入したのが、猫砂の飛び散りを抑えるというOPPOの「トイレスクリーン」だ。

メーカー名OPPO
製品名トイレスクリーン(1枚)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,268円
ケージに置いた猫用トイレ。柵のすき間に砂が入って掃除が面倒

 「トイレスクリーン」は、猫用のトイレの周りに置いて、砂の飛び散りを防ぐという簡易的なついたて。形はL字になっていて、1枚だとトイレのふちの2辺をガードすることができる。

 サイズは、340×535mm(幅×奥行き)。室内飼いならば、猫以外にも犬のトイレでも使用できる。

 セット内容は、仕切りになるパネルと、床に置いたときに安定させるベースの2つ。パネルとベースを組み立てて使用する。

 我が家では猫用のトイレをケージの中に置いているのだが、ケージの柵のすき間に砂が入ってしまい、掃除をするのがかなり面倒なのだ。そこで、柵のすき間に砂が入らないよう、ふちの3辺をガードするために2枚購入した。

 組み立て方は、パネルの下部に白い部分があり、そこにベースを差し込むだけだ。ベースを差し込むのに意外と苦戦したが、パネルを少し曲げてみたらきれいに差し込めた。床に置いてみると自然とL字になる。

パッケージ。仕切りとなるパネルと、支えになるベースが梱包されている
ベース。これをパネルに差し込むことで、安定して置くことができる
パネルの白い部分にベースを差し込む。意外と難しく、パネルを少し曲げるのがコツ
きちんとはまった。床に置くと自然とL字になる
2枚めも同じように組み立てて、トイレの両脇にセット

砂の飛び散りを最小限に抑えて、もうトイレまわりを汚さない!!

さっそく用を足すりきお

 トイレの両脇に置くと、さっそくりきおが用を足していた。得体の知れないトイレスクリーンが気になってトイレに近付かない、なんてこともなく安心した。

 砂をかけたあとは、トイレを超えて砂は飛んでしまうが、それでもスクリーンを置いた範囲内に収まっていたので飛び散らなかった。

 また、パネルは半透明なため、用を足している姿を隠すこともできる。リビングに置いたトイレをむき出しにしたくない人にもおすすめだ。

砂をかけている
セットしてから、2回用を足して砂かけしたあと。砂はトイレを飛び越えているが、スクリーンの外側には飛び散っていない
パネルは半透明なため、用を足している姿を隠すこともできる

 しかし、安心しきって2日ほどスクリーンを置きっぱなしにしたところ、位置がずれてしまっていた。猫が用を足す際に、スクリーンにぶつかって少しずつ動いていたのだ。

 スクリーンは、トイレの脇に置いているだけなので、位置がずれてしまうと砂の飛び散りは抑えられない。遠くまで砂が飛ぶことはないが、こまめにセットし直す必要がある。トイレの掃除をする度に、位置を直すようにしたら飛び散りは最小限に抑えられた。

 なお、トイレスクリーン自体の掃除は、素材がプラスチックなので水拭きで簡単に汚れを拭き取れる。

2日ほどスクリーンを置きっぱなしにしていたらずれていた。トイレを掃除する度にセットし直した方がいい
パネルはプラスチック製で、さっと水拭きするだけで汚れがとれる

 少し手間はかかるが、トイレスクリーンを置いてから、トイレ周りが汚れるのを抑えられた。完璧に砂が飛び散らなくなるわけではないので、トイレ周りの掃除が楽になるものだと思った方がいい。

 しかし、何も置いていなかった以前と比べると、ケージのすき間に砂が入ることもなくなったし、こまめに掃除をするようにもなった。砂が広範囲に飛び散らなくなると、部屋もスッキリする。狭い場所にペットのトイレを置いている人にも、おすすめできるアイテムだ。

西村 夢音