やじうまミニレビュー

食感が新しい! ジュースでつぶつぶアイスが作れるクッキングトイ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
セガトイズ「ジュースでかんたん♪つぶつぶアイス」

 今回は好きなジュースを使って、カラフルなつぶつぶアイスを自宅で作れるというクッキングトイ「ジュースでかんたん♪つぶつぶアイス」をレビューする。子供達もアイスは大好きだが、このようなカタチのアイスは初めて。さっそく子供と作ってみることにした。

メーカー名セガトイズ
製品名ジュースでかんたん♪つぶつぶアイス
希望小売価格3,500円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,877円

 「ジュースでかんたん♪つぶつぶアイス」は、かわいいつぶつぶアイスができるクッキングトイで、お菓子作りや料理に興味を持ち始めた女子小学生向けの商品だ。我が家にも小学4年生の女の子がいるので、一緒に作ってみることにした。

 セット内容は本体、ボトル、ロート、アイスパレット4枚、カップ4個、スプーン4本、取扱説明書、レシピ。対象年齢は8才以上となっている。

 レシピを見ながら材料を準備した。我が家が用意したのは濃縮果汁還元100%のジュースと、ココア飲料、かき氷シロップ、牛乳だ。

カラフルで見た目がとてもかわいらしいクッキングトイだ。女の子なら大喜び
アイスパレット4枚は色分けされている
アイスパレットはやわらかい
アイスパレットにロートを装着
本体にアイスパレット、ボトル、ロートを装着したところ
ボトルからジュースが落ちてロートに溜まり、そこからアイスパレットに流れていく

 作り方は、市販のジュースを付属のボトルに入れて、ボトルをフリフリする。ボトルとロートを差し込んだアイスパレットを本体にセットし、アイス液をアイスパレットに入れる。アイス液はロートのラインまで入れ、レバーを動かせばアイス液がロートに流れ込む。このとき、ロートのつぶつぶがパッパッパッと順次埋まっていくので、見ていて楽しい。子供達からも歓声が上がった。

色々買ってみた
ボトルにお好みのジュースを入れてフタをする
ロートからアイスパレットへジュースが流れる

 あとは冷凍庫の平らな場所で、約2時間冷やして氷らせるだけだ。パレットごとに色を分ける場合は、色が混ざってしまうので、ボトルとロートはその都度洗って使用する。

子供でもきれいに食べられる形状

 凍ったつぶつぶアイスは、開けて見ると見事に球形だ。用意した大きめのお皿の上で、アイスパレットをねじりながらつぶつぶアイスを取り出す。もっとパラパラと出てくるのかと思っていたが、つながってしまっていた。くっついているときはスプーンでほぐす。

 牛乳が入っていないジュースのみのアイスは取りやすかったが、かき氷+牛乳で作ったアイスは粘度が高く、きれいにはずれなかった。

おおっ! つぶつぶしている
パラパラ落ちる場合もあるが、このように固まって落ちることも。あとはスプーンでほぐせばよい
4枚のアイスプレートでちょうど4人分できた。おいしい!
グレープジュースと氷シロップ(いちご)+牛乳。組み合わせを考えるのも楽しい

 アイスパレット4枚分で、付属のカップ4個がちょうどいっぱいになる分量だ。これで4人が楽しめる。一人分は少なめであるが、子供が食べるならちょうどいい量だ。

 カップのアイスは小さな子供にとって食べるのが大変で、特に固いアイスはスプーンがなかなか入らず苦労している。溶けるのを待つと、ボタボタとこぼしてしまい、親にとっては“スプーンで食べるアイス”はあまり食べさせたくないものだ。しかし、つぶつぶアイスは少量ずつスプーンで口に運べるので、最後まできれいに食べることができた。

 味についても大変好評だった。100%ジュースで作ったアイスは市販のアイスに比べて糖分が少なく、酸っぱく感じたが、シャリシャリした食感とさっぱりした味がよく合う。かき氷シロップ+牛乳やココア飲料のアイスはコクがあって、これもまたやみつきになりそうだ。

冷たいつぶつぶアイスタルトも絶品

我が家で大好評だったミニタルト

 タルトにホイップクリームを乗せて、その上につぶつぶアイスをトッピングした「つぶつぶアイスタルト」もおすすめだ。

 市販のミニタルトにホイップクリームとつぶつぶアイスを乗せるだけなので、簡単だった。こちらはアイスパレット1~2枚分で作ることができる。見た目のかわいさも抜群で、子供達に好評だった。

ソーダに入れてもおいしい! 色々楽しめるつぶつぶアイス

ソーダに入れると溶けやすいので、すぐに飲もう

 ソーダにも入れてみたが、おいしかった。つぶつぶアイスは溶けやすいので、入れるならあらかじめ氷を入れて冷やしておき、一気につぶつぶアイスをたくさん入れておくと、つぶつぶ感を長く楽しめる。

 レシピ集には、つぶつぶアイスのレシピが色々紹介されている。グリーン系は抹茶牛乳、イエロー系はパイナップルジュース、ピンク系はイチゴ牛乳など、色別に材料が掲載されていて参考になる。かき氷シロップは水で薄めればクリアなアイスになり、牛乳で作るとやさしい色になる。味も見た目も変わるので、色々工夫して試してはいかがだろうか。

レシピは見るだけでも楽しい

 トマトジュースや野菜ジュースを使った「サラダ風つぶつぶアイス」など、大人向けレシピもあり、子供だけでなく大人も楽しめる。作る手順はとても簡単なので、小学校の高学年であれば、一人でも作れそうだ。

 なお、後片付けはそれほど大変ではない。サッと水洗いすれば落ちる。ただ、収納時にアイスパレットやロートなど、細かいパーツがバラバラしてしまうのは気になるところ。本体にまとめてしまっておけるような工夫が欲しかった。

 アイスともかき氷とも違う、不思議な食感のつぶつぶアイス。我が家ではボウルなどにたくさん作って置いて冷凍し、食べたいときに好きな分だけよそって食べている。このシャリシャリ感を、ぜひお試しいただきたい。

石井 和美