家電製品ミニレビュー

ぷるぷるの新食感アイスも作れる「電動アイスデザートメーカー」

ドウシシャ「電動アイスデザートメーカー DID-1420」

 いよいよ日射しが強くなってきた。暑い季節に食べたくなるのが、ひんやり冷たいアイスクリームだ。今回ご紹介するドウシシャの「電動アイスデザートメーカー DID-1420」は、自宅で手軽に自家製アイスを作れるアイテムだ。

 好みのフルーツや食材を加えて、オリジナルのアイスクリームを作れるほか、具材にゼラチンを混ぜることで、ぷるぷるの新食感アイスも作れる点が特徴だ。

メーカードウシシャ
製品名電動アイスデザートメーカー DID-1420
参考価格4,093円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,003円

 電動アイスデザートメーカーでは、一度に約3人分のアイスクリームを作れる。本体サイズは155×160×230mm(幅×奥行き×高さ)で、2Lペットボトルより背が低く、やや横幅がある。本体重量は約1.5kgでずっしりとしている。消費電力は10W/7W(50Hz/60Hz)、定格時間は25分となっている。

可愛らしいパッケージ
パッケージ側面に代表的なレシピが紹介されているので、使い方がイメージしやすい
2Lペットボトルより、やや横幅が広い
17種類のレシピが載ったレシピブックと取扱い説明書が付属する

 本体構成はシンプルで、大きく分けてカップ型の冷却容器とモーター部から成る。カップにはアイスを撹拌するための羽根が入っている。モーター部には長さ1.6mの電源ケーブルが生えており、天面に電源のON/OFFボタンを搭載する。操作はこのボタン1つで簡単だ。

モーター部、透明のフタ、冷却容器は台座から取り外せる
カップにはアイスを撹拌するための羽根が入っている
天面に電源ボタンを搭載。操作ボタンは電源ON/OFFボタンだけなので簡単だ
本体背面には電源コードが生えている

冷却容器をしっかり冷やしておくことがポイント

冷却容器はあらかじめ冷凍室で冷やしておく

 まずは、ベーシックな「パインミルクアイスクリーム」を作ってみよう。使う前に、あらかじめ容器を冷凍室で8時間以上冷やしておく。この容器の保冷効果を利用して、アイスクリームの食材を冷却し、固めるというわけだ。

 アイスクリームの基本材料は、牛乳と生クリームに砂糖と卵黄を混ぜたもの。ここではさらに、細かくカットしたパインを加えておく。パインの代わりにバナナや抹茶、黒ゴマなどにもアレンジできる。

 冷却容器と材料の準備ができたら、冷却容器に羽根を入れて本体にセットし、電源ボタンをONにして、運転を開始。容器の羽根が回転を始める。回転スピードは一定で、「グォングォン」と大きなモーター音がする。

 そこへ、フタの口から材料を一気に流し込む。羽根の回転によって材料は撹拌される。

 材料をそのまま冷凍庫で凍らせると、スプーンが入らない程カチンコチンに固まってしまうが、本製品では冷却容器で食材を冷やしながら撹拌するので、ほど良く空気を含む。これにより、舌触りは柔らかく、口どけなめらかなアイスクリームに仕上がるというわけだ。

材料をフタの口から一気に流し込む。こぼれやすいので注意
フタは透明なので、撹拌の様子をチェックできる
できたてのパインアイスクリームは、フレッシュで美味しい。レシピブックでは缶詰のパインを使っているが、今回は自宅でカットしたものを用いた

 約15分後、透明のフタから容器の中を覗くと、液状だった材料がもったりと固まり、アイスクリーム状になっていた。これで完成だ。拍子抜けするほど簡単だった。あとは、モーター部とフタを外して、容器のアイスをスプーンですくい、器に盛り付けるだけ。

 市販のアイスクリームよりも柔らかく溶けやすいので、すぐに食べるのがオススメだ。新鮮な食材で作った、できたてのアイスクリームは格別に美味しい。ミルクの甘みに、パインの酸味が加わり、さっぱりとした自然な味だ。冷凍庫で保存することも可能だが、固くなりやすいので注意しよう。

 同じ手順で、黒ごまアイスクリームや小豆アイスクリームも作った。黒ごまアイスは市販のパックのすりごまを、小豆アイスは市販の缶詰から作れるので、どちらも手間がかからない。黒ごまアイスはごまの香りが香ばしく、濃厚だ。小豆アイスは、塩をひとつまみ加えると、小豆の自然な甘みが引き立つのでオススメだ。我が家では特に祖母に好評だった。

運転終了後。冷却容器には柔らかく固まったアイスができあがっている
羽根を取り出して、スプーンでアイスをすくい、器に盛り付ける
アイス3種盛り。黒ゴマアイスクリームは、ごまの味が香ばしい
抹茶寒天にあずきミルクアイスクリームを盛り付けたところ

ぷるぷるの新食感、「アイスぷりーむ」も作れる

 さて、本製品では普通のアイスクリームのほかに、「アイスぷりーむ」というぷるぷるの食感のアイスデザートを作れる。

 ぷるぷるの秘密は、ゼラチンにある。材料は牛乳230ccと砂糖適量に、5gのゼラチンを溶かすことで、アイスがもっちりと弾力をもって固まるのだ。

 あとの作り方は、アイスクリームと同じ。今回は抹茶の粉末を使って、抹茶アイスぷりーむを作った。口に入れると、これは今まで食べたことのない食感がする。スプーンにすくうと表面がぷるぷると震え、口に入れるとひんやり冷たく、しゃりっとした歯ごたえだ。ゼリーよりももちもちとしていて、わらびもちに比べたら弾力はゆるい。この独特の味と舌触りは、気に入った。団子や寒天などのもちもちとしたスイーツが好きな方にはオススメだ。

もっちりとした食感の抹茶アイスぷりーむができあがり
ゆであずきを添えて。白玉を添えても美味しそう

 このほか、レシピブックには「オレンジアイスぷりーむ」や「キャラメルカフェオレアイスぷりーむ」など様々なレシピが掲載されており、これを応用してオリジナルのぷりーむも作れる。アレンジの幅は広い。

これからの季節、自家製アイス作りに

 アイスクリームを手作りする際は、ミルクの代わりに豆乳を使ったり、低脂肪生クリームを使って、気になるカロリーをカットできる。着色料や食品添加物が入っていないため、安心して食べられる。

フタの投入口が狭いので、食材をこぼしやすかったのが難点

 電動アイスデザートメーカーの操作は簡単で、15分でアイスができあがるのは嬉しかった。一方で気になった点は、食材の投入口が狭いので、食材をこぼしやすかったことだ。もう少しフタの投入口が広ければ、扱いやすかったはずだ。また、一度アイスクリームを作ると、次に作るまでに最低8時間は冷却容器を冷やしておく必要がある。次々に作ることはできない。また、使用後はフタや冷却容器を洗う手間がかかる。

 とはいえ、やはりできたてのアイスクリームは新鮮で美味しく、自宅で作る価値があると思った。これからの季節、自宅で好きな時に好きなアイスクリームを作りたい方、もちもちとしたアイスぷりーむの食感を試してみたい方に、オススメしたい。

小林 樹