やじうまミニレビュー

マークス「スクラップブッキングキット/コラージュ/フクロウ」

~大事な思い出をかわいくスクラップできるキット
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


マークス「スクラップブッキングキット/コラージュ/フクロウ」

 娘が今年で7才になったので、早めの七五三を先日済ませた。誰よりも喜んでくれたのは義母だ。かわいい孫のために着物を誂え、写真館も手配し、神社を調べるなど、何ヶ月も前から準備を行なって、当日も本当に楽しそうだった。

 そこで、当日撮影したスナップ写真を母にプレゼントすることにした。近所のホームセンターのアルバムコーナーへ寄ってみると、写真をコラージュしたりして楽しむための「スクラップブッキング」のグッズで埋め尽くされていた。シール、クラフトペーパー、ペン、マスキングテープなど、カラフルなグッズが所狭しと並べられていて、見た目にも楽しい。

 これまでスクラップブッキングを作ったことはないが、楽しそうなグッズに触発されて、挑戦してみることにした。選んだのは、初心者用のスクラップブッキングのキットマークス「スクラップブッキングキット/コラージュ/フクロウ」だ。


メーカーマークス
製品名スクラップブックキット/コラージュ/フクロウ
希望小売価格1,890円
購入場所ホームセンター
購入価格1,890円

 

写真をかわいく飾り付け。センスが試されるスクラップブッキング

 スクラップブッキングとは、単に写真をアルバムに貼りつけるだけでなく、台紙にイラストやタイトル、コメント等を添えて思い出を残すクラフトのことだ。カラフルなペーパーやシールなどをあしらい、感想なども手書き文字で書き残しておけば温かみがあり、そのときのシチュエーションがより鮮明によみがえる。

 最近では自分史や家族の歩みを記す新しい方法として人気があるそうで、子供たちが通っている幼稚園でも保護者がサークルを作るほどだ。スクラップブッキングに関する書籍も多数発刊されるなど、ここ数年流行しているのだ。

 作り方は、初めに写真を選び、内容に合った台紙を用意する。たとえば、クリスマスなら赤、緑、白、ハロウィンならオレンジや黒といった感じだ。次に写真を切り抜いて不要な部分をカットし、タイトルやコメントを付けていく。スクラップブッキングには特に決まりはなく、仕上がりは個人のセンスに左右されると言っていい。自由度が高い分、初心者にとってはどのような組み合わせで作ったらいいのかわかりづらい。

 今回購入したスクラップブッキングキットは、スクラップブック(10P+ポケットページ付、Wリング綴じ、セミハードカバー)、模様入りペーパー4枚、マスキングテープ(幅15mm・全長15m)、ステッカー2種、リボン、レース、ハウツーカードが入っている初心者向けのセットとなっている。

スクラップブック。写真を貼り付ける本となる台紙はクラフト紙花柄と水玉の模様入りペーパーが数種類入っている
シールも大小さまざまリボン、マスキングテープレース模様の入ったかわいいマスキングテープ

 アンティークテイストのファブリックプリントや、小花柄や水玉のペーパー、動物やフルーツモチーフのステッカーなども、子供の写真に合わせやすい可愛らしいデザインのものが多かったため、このセットを選んだ。キットの中にはひと通り揃っているので、あとは写真を選んで、貼っていくだけだ。

キットなのでスクラップブッキング初心者でもかわいくできた!

 とりあえずハウツーカード(説明書)を参考にしながら作ってみることにした。

 紙だけでなく、レースやリボンの素材もあるので、どのように使うのか非常に迷ってしまったが、初めから素材が色々入っているので初心者でも扱いやすい。

 基本的にはレイアウトを考えて紙やリボンなどを切って貼っていくだけだ。シールや吹き出しなどは最後に貼っていく。

 どれもかわいらしいので、色々貼っていくと台紙がパッと華やかになる。最初は不安だったが、統一感のある素材だったので、仕上がってみると全体的にまとまっている。

写真を選ぶところから始まる。人物だけでなく、小物や食事内容なども撮影しておくとレイアウトしやすい模様入りペーパーは一番はじめにレイアウトしたほうが良さそうレースなども貼り付けておく
写真を貼り付けるとそれらしくなった気がするコメントを入れるとより楽しい雰囲気に模様入りペーパーを全面に貼り付けて、その上に写真を貼ってみた
角にレースをあしらってみる写真の角にはリボンちょっとゴチャゴチャしすぎたかも。スクラップブッキングは奥が深い
華やかになるレースのリボン人物だけでなく食べ物の写真なども貼っておくと記念になるマスキングテープはシールの代わりにもなる

プレゼントにも大変喜ばれるスクラップブック

ありがとうの気持ちを添えておばあちゃんにプレゼント。とっても喜ばれました!

 単に写真を貼り付けるだけのアルバムよりも、シールやリボンなどを組み合わせ、写真にコメントを付けておくと、写真を撮ったときの楽しい思い出が鮮明に蘇える。単に写真を眺めるよりも、あたたかい気持ちになる。

 今回作った七五三のスクラップブックは義母にプレゼントした。神社、写真館、食事場所などの情報も添え、子供たちには吹き出しをつけておいた。娘は裏表紙に「どうもありがとう」と手書きでコメントを書いたようだ。義母はとても喜び、毎日スクラップブックを眺めているそうだ。身近な家族へ、記念の写真と感謝の気持ちを添えて伝えても喜ばれるだろう。

 子供がいる家庭では、11月は七五三、12月はクリスマス、1月はお正月を控えて写真を撮影する機会が増える。せっかく撮影した写真はアルバムに綴じるだけでなく、楽しくスクラップブッキングをしてみてはいかがだろうか。




2011年 11月 2日   00:00