Mega「ステンレスストローボトル」

　幼稚園児の娘は、夏場になると水筒を毎日持参している。幼稚園児が水筒を使う場合、直飲み水筒やコップタイプの水筒は、うまく飲めなかったり、倒してこぼしてしまうことが多いため、幼稚園側から「ストロータイプ」の水筒を指定されることが多いようだ。娘の幼稚園でもストロータイプを指定されている。

　しかし、いざストロータイプの水筒を探してみると非常に種類が少ないので困っていた。子供用品売り場に行けば、ストローボトルはたくさん並んでいるが、どれも保冷性能がないプラスチック製のキャラクターものばかり。

　小さい子供はおなかを冷やしてはいけないので、キンキンに冷えた飲み物にする必要はないのだが、娘は放課後のサッカー教室などもあって遅くまで幼稚園にいることもあるので、これからの季節は心配だ。また、娘はいわゆる女の子っぽいキャラクターや、デザインが嫌いなようで、なかなか気に入ったものが見つからなかった。

　そこで、ネットで見つけて購入したのがステンレス製で保冷性能が高いMegaの「ステンレスストローボトル」だ。容量500mlで、5歳の娘が1日で飲みきれるサイズと、サッカーボールをイメージしたデザインが気に入った。

　Megaは、家庭用の保冷・保温商品を多く扱うアメリカのメーカーで、素朴で丸みを帯びたデザインや、カラフルな本体カラーで人気がある。ステンレスストローボトルもデザインや色が異なる6種類が用意されていて、今回紹介するサッカーブラックなど男の子が喜びそうなデザインから、水玉など女の子が好きそうなデザインまで様々なバリエーションがある。

　本体サイズは90×200mm(直径×高さ)、重量は400g。コンパクトで軽いので5歳の娘にもちょうどいいサイズだ。持ち運び方は2通りで、本体横のハンドルを握って持つことができるほか、ショルダーベルトで肩に掛けることが可能だ。

　ショルダーベルトはハンドル部分から伸ばすことができるようになっていて、ボトル裏面にある取っ手をグルグル回して調節する。ハンドルで持ち運びする際には、片側をはずしてショルダーベルトを収納できるので邪魔にならない。

　ショルダーベルトの長さは最大約100cmもあるので、子供だけでなく大人でも斜めがけができる。体の大きさにあわせて、簡単に調整できる。

水筒本体に直接ハドルがついている	ショルダーベルトは伸縮自在。片側をはずせるので収納も可能	ショルダーベルトは太めでしっかりしている

ボトル裏には取っ手がついている	ワンプッシュでフタが開くので、小さな子供でも簡単に開閉できる	ストローは簡単にはずすことができる

ストローも細かく分解して洗うことができる	注ぎ口は広く、氷は入れやすく、洗うのも簡単

　実際に以前使っていたプラスチック製のストローボトルと、ステンレスストローボトルの保冷効果を比較してみることにした。

　どちらの水筒にも7.2℃の冷水300mlを入れ、フタをして6時間経過した後に再度温度を測ってみる。結果はMegaのステンレスストローボトルは12.1℃、以前使っていたプラスチック製のストローボトルは22.6℃。ステンレスストローボトルのほうがはるかに保冷効果が高い。これなら飲み物がいたむことはなさそうだ。

　残念なのは、ハンドル部分がとれないこと。洗いづらいうえに、ハンドルもショルダーベルトもぬれてしまうので、乾くまでに時間がかかる。また、底の取っ手も、うっかり開けっ放しで洗ってしまうと、水が入ってしまって乾かすのに時間がかかるので注意が必要だ。

　替えのストローユニットは専用のものが売っているが、自宅にあったプラスチック製のストローボトルのものをそのまま使うことができた。ストロー部分が破損しても長く使うことができそうだ。

　キャラクターものの水筒が多い中、この水筒はとても目立つようだ。ワールドカップの盛り上がりと共に、お友達もみんなサッカーに興味を持っており、我が家が選んだサッカーボールデザインの水筒は、みんなからうらやましがられているという。

水筒はつるんとしてるので、子供はよく落としてしまうのだが、持ち手がついているので安心だ	ポピュラーなストロータイプのプラスチック製水筒と比較。Megaのステンレスストローボトルのほうが一回り大きい	幼稚園年長5才の娘が肩にかけてみたところ。重すぎず、小さすぎず、ちょうどいいサイズ

　また、ストロータイプは直飲みタイプの水筒より口紅がとれにくいので、子供だけでなく女性にもおすすめ。サッカー好きな男の子や、親子はもちろん、保冷性のあるストロータイプの水筒をお探しならぜひチェックしてほしいアイテムだ。