やじうまミニレビュー
タイガー魔法瓶「ステンレスボトル サハラ MMP-M050」
~ビジネスバッグにスッと入る、サラリーマン向けボトル
タイガー魔法瓶「ステンレスボトル サハラ MMP-M050」 |
水筒男子という言葉を念のため説明しておくと、自前で飲み物を用意し、水筒に入れて持ってくる男性のこと。要は、“弁当男子”の水筒バージョンだ。不況の影響を受けて増加中という。
この言葉を知ったのが、タイガー魔法瓶から2月に発売されたステンレスボトル「MMP-M050」のニュースリリースの中。同社では、「水筒男子の増加を予測」したことから、MMP-M050などの男性向けステンレスボトルの新製品を発売したとしている。
しかし、このMMP-M050、どこがいったい“水筒男子”向けなのだろう。今回はこのステンレスボトルについてレビューしてみたい。
メーカー | タイガー魔法瓶 |
製品名 | ステンレスミニボトル サハラ MMP-M050 |
希望小売価格 | 5,250円 |
購入店舗 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,682円 |
MMP-M050は保冷・保温の両方に使えるステンレスボトル。最大の特徴は、ペットボトルと同じ500mlという内容量ながら、直径は63mmと、とてもスリムなサイズにある。例えば同社では、内容量がまったく同じ500mlの「MSH-B050」という製品を発売しているが、こちらの直径は68mm。また、「MMK-B045」という内容量450mlの製品でも、直径は72mm(最大部)と太めだ。他社でも、象印が2009年に発売した「SM-DA35」が、内容量350mlに対し直径75mm(最大部)となっている。
直径63mmとスリムな点が特徴。ペットボトルと比べても、細さがわかる | 象印の容量350mlのボトル「SM-DA35」(右)と比べてもスリムだ |
スリムなので、ノートパソコンを入れたビジネスバッグにスッと入る。写真のノートパソコンはパナソニックのレッツノート |
サラリーマンが一般的に持ち歩くビジネスバッグは薄めのものが多く、ノートパソコンと2~3冊ほどの雑誌を入れれば、それだけで一杯になる。そのため、水筒を持ち歩く際には投入スペースが問題になる。しかし、このMMP-M050なら、ノートパソコンの脇にあるスペースにスッと入るのだ。
ほかのボトルの場合、意外とノートパソコン脇のスペースにすんなりと入らず、バッグがパンパンになってしまうものも多い。象印の「SM-DA35」も、ノートパソコン脇のスペースには入ったが若干キツめだった。この開きスペースにはペットボトルも入れられそうだが、冷たい飲み物だと結露で水滴が発生するため、ノートパソコンや書類等が濡れてしまう恐れがある。しかし、ステンレスボトルなら結露も発生しないので安全だ。
背は233mmと、ペットボトルよりも高い |
このほかの機能はいたってシンプル。ボトルのステンレス部にダイレクトに口をつけて飲むため、アツアツの飲み物の際には注意が必要。開栓もワンタッチでなく、フタをグルグル回すというスタンダードなものとなっている。ただし、ブラック一色という素っ気無いデザインは、スーツ姿と合っており、街中で取り出してもまったく問題はないだろう。
直接口を付けて飲むスタイル。プラスチックの飲み口などは用意されていない | 派手さを欠いたデザインだが、それが逆にスーツに合う |
最後に、実使用での温度変化を調べてみた。4.8℃の冷たいペットボトルのお茶を入れた場合では、たまに開栓して飲みながら測定したにも関わらず、5時間経っても8.5℃と冷たいまま。約84℃のお湯についても、71.3℃と熱いままだった。このところ、暑かったり寒かったりとややこしい天気が続いているが、保冷・保温能力はいずれも十分にあるので、どちらでも問題なく使えそうだ。なお、使用開始時にはフタのゴムのニオイがキツく感じられたが、使っていくうちにだんだんと薄まっていった。
時間 | スタート時 | 1時間後 | 2時間後 | 3時間後 | 4時間後 | 5時間後 |
冷たいお茶 | 4.8℃ | 5.6℃ | 6.1℃ | 6.8℃ | 7.7℃ | 8.5℃ |
熱いお湯 | 83.9℃ | 81.5℃ | 78.6℃ | 76.4℃ | 73.8℃ | 71.9℃ |
ペットボトルをこうやって持っているサラリーマンは要チェック! |
2010年 4月 23日 00:00
-ページの先頭へ-
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです