やじうまミニレビュー
Chef'n「パームピーラー」
chef'n(シェフィン)「パームピーラー」 |
キッチンの便利アイテムのひとつに、ピーラーがある。一般的なデザインは取っ手を握って使うタイプだが、今回紹介するChef'n(シェフィン)の「パームピーラー」は、これまでのピーラーとは全く違い、手のひらに装着して使うピーラーだ。
メーカー | Chef'n |
製品名 | パームピーラー |
希望小売価格 | 1,575円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,260円 |
パームピーラーの特徴は、何よりその使い方にある。本体表面にあるリングに指を通して、手のひら全体を動かして、皮を剥くのだ。本体サイズは、手のひらにすっぽりと収まる65×62×23mm(縦×横×厚み)。重量も約30gと軽くてコンパクトな造りになっている。
カラーリングもデザインもポップな印象の造りだが、今回購入した緑系の「アボガド」以外にも、サンフラワー(黄色系)、タンジェリン(オレンジ系)などカラフルなカラーを揃えている。
まず、確認しておきたいのが刃だ。皮を剥くとき、手のひらで刃が隠れてしまうため、事前に必ず刃の場所を把握しておく必要がある。刃は、本体の内側、中央部分に設置されていて、うっかり指を近づけてもそうそうケガをしない造り。装着しているほうの手ではなく、野菜を固定しているほうの手を気をつけた方が良さそうだ。
本体は中指に通して使うと使いやすい。それ以外の指で、野菜を固定できるというのもそうだが、親指で本体角を押さえるようにして使うとさらに安定性が増す。
裏面の中央には刃がある。専用のカバーもあるが、ヒモで本体につけておくことができないため、失くしやすい | 刃は中央内側にある |
装着してみたところ。成人男性でちょうどいいくらいのサイズ。女性の場合だと、手の平からはみ出てしまうが、その分、指での固定がしやすそうだ | 手の甲側から見てみたところで、リング部分しか見えない。刃の位置は指の関節を目安に覚えるといい |
製品写真や販売サイトを見てみると、野菜を縦に持って使用していたが、手前に引くのか、それとも手奥へ押すのか不明だった。そこで両方を試してみたところ、手前に引いた場合は皮がまとまり、手奥へ押した場合は、スルっと1本になった。どちらに使用しても問題なさそうだ。
連続して剥く場合は、奥へ押したほうが皮をまとまって集めやすく、流しやボウルに皮が散らばるのがイヤなら、手前に引いて皮をまとめて使う、といった使い分けをすると良さそうだ。また本体には芽取りも付いていて、これも手のひらに装着したまま使うことができる。
まずは手奥へ押してみたところ。こちらだと角度調整で刃と野菜の接点を見やすい | スッと手を動かすだけで皮が剥ける。ご覧の通り、キレイな一枚の皮が完成した | 手奥へ引いてみた場合も、刃と野菜の接点は見やすかったが、皮が折りたたまれる。これはこれで便利 |
さて、気になる切れ味だが、刃の部分が可動式で曲面が多い部分でも自動的に刃の通りやすい角度に変化するため、スイスイと皮を剥くことができた。扱い方が一般的なピーラーとは異なるので、やや慣れは必要だが、慣れてしまうと普通のピーラーよりもすばやく皮むきができる。
使用後もリングを利用して、近くに引っかけておくだけで済むし、本体も小型なので場所も取らない。新しいピーラーを探しているのなら、パームピーラーをリストに入れてもいいだろう。
2009年 12月 22日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです