やじうまミニレビュー

ソースの香ばしさがアップ! 「焼きペヤングメーカー」でより美味しくペヤングを食べるコツを発見

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 焼きそばは好きですか? 僕大好きなんです。お祭りでもほぼ確実に焼きそばを食べますし、お好み焼きを食べに行ったときは、ずっと焼きそばをリクエストしていました。

 もちろんカップ焼きそばも大好きです。西日本生まれなので、リファレンスは日清食品の「UFO」でした。少なくとも子供の頃は「ペヤング」を食べたことがありませんでした。テレビで東京の芸人さんが話している謎のカップ焼きそば。それがペヤングでした。

 高校を卒業した後、上京して初めて食べたペヤング。美味しかったです。今でもカップ焼きそばは、定期的に食べたくなります。先日も知人が、最寄駅駅前のコンビニでカップ焼きそばを作り、家までの道すがら歩きながら食べたとSNSに書き込んでいて、深夜にカップ焼きそばスイッチを激しく押されてもんどりを打つ、なんて出来事があったばかりです。

 そんなとき、「ペヤングのカップ焼きそば専用ホットプレートって知ってる? レビューしない?」という連絡が。もちろん二つ返事で引き受け、速攻でスーパーやコンビニにカップ焼きそばを買いだめに行きました。

ペヤングのカップ焼きそば専用ホットプレート「焼きペヤングメーカー」。クラウドファンディングで登場だ
メーカー名ライソン
製品名焼きペヤングメーカー
価格(編集部調べ)3,218円

ホットプレートで蒸し焼きに!

 「焼きペヤングメーカー」は現在絶賛クラウドファンディング中のアイテム。とはいえ、すでに目標額はクリアしており、808%(第1目標額50万円に対して404万円、12月27日現在)もの支援金額を得ています。支援の募集は1月15日まで続く予定となっており、支援すると3月中に「焼きペヤングメーカー」が届くことになっています。

 一見した姿は小さなホットプレートです。ただし、このサイズは、「ペヤング超大盛」に対応した大きさなのだそうです。

本体右側面に電源スイッチ。非常にシンプルな設計
付属の計量器。縁にかけて利用する

 本体サイズは305×210×75mm(幅×奥行き×高さ)。本体の右側面に電源スイッチが付いています。付属品は水を測るための計量器のみ。フタなどはなく、シンプルな仕様となっています。

 では、マニュアルに従って作ってみましょう。ステップは以下の通り。

 1.計量器で水を計り電源オン
 2.ペヤングのフタを完全にオープン
 3.沸騰したら麺とかやくを入れる
 4.下半分がしんなりしてきたら麺を裏返す
 5.水が減ってきたらよく炒める
 6.電源を切り、ソースを絡めて完成

 「焼きペヤングメーカー」は高火力を維持するために、プレートが固定されています。さらに熱源が広いため沸騰までの時間はほんのわずか。電源を入れた後にペヤングを開けているとすぐに沸騰します。沸騰したら麺を入れて、裏返し、ほぐすのですが、火力が高いため、このタイミングがなかなかにシビアでした。

たくさんのペヤングを買ってきました。なお、焼きペヤングメーカーは「超超超大盛 GIGAMAX」には非対応

ひっくり返すタイミングが大事!

 初回の挑戦ではひっくり返すのが遅かったようで、麺の一部がやや固いままになってしまいました。これはこれで美味しいのですが、焼いた美味しさとはまた違ったものなので、この後も何度か挑戦を繰り返します。

 「焼きペヤングメーカー」に付属する計量器は、超大盛と通常パッケージそれぞれに適した水位線があるので、それぞれに合わせて作っていきます。ちなみにこの記事を執筆するため、朝食は一週間毎日ペヤングのカップ焼きそばでした。

計量器をホットプレートの縁にかけて水位線まで水を注ぐ
電源をオン。気泡が立ち始めるまで待機
沸騰を待つ間にペヤングのパッケージを開ける。ここからは急いで作業

 何回か作るうちにコツがわかってきました。まず麺の投入タイミング。最初はしっかり沸いてから入れていましたが、気泡が出始めたらすぐに入れていいようです。ホットプレートが広いため蒸発が早いようで、最初の麺入れが遅れるのは致命的です。

 そして大事なのがひっくり返すタイミング。マニュアルでは「下半分がしんなりしてきたら麺を裏返す」となっていますが、これが遅いと上半分の麺をしんなりさせるだけの水がなくなってしまうのです。気持ち早めに。麺を左右に動かして、お湯に浸かっている部分が揺れたらもうOKです。ひっくり返す時に麺が崩れるようなら、それはすでに遅いということです。

沸騰が始まったら麺とかやくを投入する
柔らかくなってきたら裏返す。この写真のタイミングは遅すぎる

 我流ですがいい方法を見つけました。投入したらすぐに一度ひっくり返すのです。つまり、上になる部分を軽くですがお湯に浸すということ。こうすることで上面の乾燥を防ぐことができ、上下のムラを少なくできるようです。

麺がほぐれたら焼きを入れて電源オフ
ソースとスパイスをかけて混ぜ合わせる
焼きペヤングの完成!

 ひっくり返した後は麺を左右に揺らしながら少しずつほぐしていきます。この頃にはホットプレートの上からほとんど水分がなくなっていますので、同時に“炊き”も入れていきましょう。水分がなくなった後にしっかり炒めることができます。あとは電源をオフにして、ソースを大胆にかけちゃいましょう。すると、

「じゅーーーー」

 という音とともにソースが焼けるニオイが広がります。「焼きペヤング」ならではの瞬間です。できあがった焼きそばは、焦げまではいきませんが、焼きによる香ばしさが味わえました。

 なお、ペヤング以外のカップ焼きそばも試してみましたが、基本的には同じ焼き方で対応可能。焼くことによって、各メーカーのソースの濃さや麺の太さの違いがさらに強調された印象です。

ペヤング&ペヤング以外のカップ焼きそばもいろいろ挑戦
目玉焼きも作れました

 さらに食べ方としてはソースをかけた後、もう一度加熱をスタートして熱々にしたり、焼いた焼きそばをカップに戻してホットプレートで目玉焼きを焼いて乗せて食べるのも手。お湯で戻して作るカップ焼きそばの、新しい作り方と食べ方が楽しめます。

 カップ焼きそば好きなら見逃せない製品であることは間違いありません。クラウドファンディングの終了は1月15日。焼きペヤングが気になるなら是非支援しましょう。

コヤマタカヒロ

フリーランスライター。1973年生まれ。学生時代より雑誌ライターとして活動を開始。PC、IT関連から家電製品全般までに造詣が深く、製品やビジネスを専門的ではなく一般の方がわかるように解説するスタンスで執筆活動を展開している。近年は、デジタルとアナログ、IT機器と家電が交差、融合するエリアを中心に取材活動を行なっている。雑誌やWebに連載多数。企業のアドバイザー活動なども行なっている。 Twitter:@takh0120