やじうまミニレビュー

お風呂で屋外で重低音! 迫力のステレオサウンドが楽しめるJBLの防水スピーカー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 今回紹介するのは、お風呂で音楽を楽しみたいという方にオススメのBluetooth接続のステレオスピーカー、JBLの「CHARGE3」だ。先日、紹介したANKERの防水スピーカーは、ラジオなどのトークに向いたモノラルのお風呂スピーカーだったが、今回紹介するJBLは、音楽向きだ。

JBLの「CHARGE3」。USB ACアダプタと充電用ケーブルも添付
メーカーJBL
製品名CHARGE3
購入価格17,379円(税込)

 サイズは外資系のコーヒーショップで売ってるタンブラーぐらい。もうちょっとダサく言うと、焼酎を割る炭酸水の1Lペットボトルぐらいだ。

 我が家のお風呂の共用スピーカー2号ということで、基本的に「脱衣所に置いておくこと!」という掟があるのだが、あまりの音質の良さに大学生と中学生の娘たちが勝手に部屋に持って行くは、奥さんは車に持って行って聞くわで、非常に競争率の高いスピーカーとなっている。そういう僕も、寝るときに枕元に置いてあったりするんだけど……。

子どもたちが勉強部屋に持っていったり、奥さんが車に持って行っちゃったりで、競争率の高いスピーカー

プロユースで知られるJBLなので、音質は間違いない!

 一見なんの変哲もないBluetoothスピーカーに見えるJBL CHARGE3だが、実はコレ防水仕様の高音質スピーカー。防水・防塵規格のIPX7対応なので、全方向からシャワーを浴びせても大丈夫な上に、30分程度ならお風呂に水没してもOK。しかも大容量バッテリー内蔵なので、20時間の連続再生が可能だ。

シャワー程度なら全方位からブッかけても問題なし!
とはいえ完全に水没せず浮いてます!
誤って水没させてしまっても大丈夫

 音質はJBLなので最高のサウンド! と言っても、最近はJBLを知らない人も多いようなので説明しておこう。オシャレな喫茶店やショップで天井から吊り下げられてて、超有名なのはBOSEのスピーカー。有名だし音もよく店舗用~中規模ステージ用のスピーカーとしては超メジャーだ。でもJBLは街中であまり見かけない。実はJBLのスピーカーがよく見られるのは、プロフェッショナルの現場。たとえば録音スタジオやコンサート会場、音楽ホールなどだ。また客席からは見えないが、映画館などにも多く導入されている。

コンサートホールや映画館、イベントのライブステージやレコーディングスタジオなどでは、知らない人はいないほど有名なJBL

 もちろん本機のような民生機も作っているのだが、プロユースの超有名メーカーなのだ。また高級カーステレオのスピーカーとしてもよく知られていて、トヨタの中でも高級車の最高級グレードのオプションとして用意されているほか、フェラーリなどにも採用されているほど。

何十年も変わらないオレンジ色のJBLロゴ。どこかで見たことがある人も多いのでは?

お腹に響く低音を再生! もっと低音を感じたいなら半分水没させちゃえ

 そんな同社のBluetoothスピーカーなので、音質がずば抜けて良いのは言うまでもない。メインのスピーカーは5cm×2で最大出力20Wの迫力。低音をブーストするパッシブラジエータも搭載しているので、お腹に響く低音を再生できる。

左右に搭載されているパッシブラジエータは、5mm以上バスバス振動する。スゲーパワフルな低音
安定していない場所だとスピーカの威力に負けてしまうので、お風呂のフチやシャンプーを置く台などに置くとイイ音になる

 そのパワーは驚くほどで、お風呂のフタなど安定していないところに置いてボリュームを上げると、フタがビリビリ音を立てるほど。なのでお風呂のフチや、シャンプーなどを置く台に設置することをオススメする。

パッシブラジエータを水没させると、直に体中に低音を感じられて、もうボディソニックみたい!

 もっと低音を感じたいという人は、このスピーカーを半分水没させるといい。お風呂の中に落ちても、水没せず浮かぶようになっているが、横のパッシブラジエータを水没させ、スピーカー部のみを水面に出しておく。こうするとバスドラムやベースの低音が、空気より密の高い水を介して体中に響くので、ボディソニック(映画館などで低音がイスから響くシステム)のようにドコドコ体で音を感じられる。

 ただし完全に水没(水深5cm程度)させるまで押し込むと、Bluetoothの電波が届かなくなるので注意。なおIPX7対応だが、自ら水没させて使うことはメーカー推奨外となるため、あくまでも自己責任で。

 また電源ONやBluetooth接続開始などのお知らせ類は、LEDでも表示されるが、ギターの音の違いなどでも表現される。最初はちょっと戸惑うが、慣れるとサウンドインジケータがしっくり来るようになる。こうしたちょっとのこだわりが、いちいちJBLでカッコイイのだ!

サウンドインジケーターの音、細かいこだわりがいちいちカッコ良い

お風呂だけじゃもったいない! アウトドアでもEnjoy!

 音質がいいだけじゃないところが、JBLのいいところ。実は本機を2台同時にBluetoothでペアリングすることも可能。加えてスマホ用のJBL Connectという無料アプリを使うと、1本のスピーカー左チャンネル、もう1本を右チャンネルにしてステレオ再生が可能になる。つまり1本20Wで左右あわせて40Wという、ちょっとしたホームオーディオクラスのステレオサウンドシステムになるのだ。しかも左右のスピーカーを離して設置できるので、ステレオ感も倍増!

 誰もいない草原でアウトドアを楽しみながら、大迫力サウンドをBGMにしたりといった、未体験の音楽の楽しみ方を教えてくれる。

スピーカのフタを空けると、アナログ外部入力端子(LINE)と本体充電用microUSBコネクタと、スマホ充電用のUSBコネクタがある
USBコネクタにスマホを接続すれば、イザというときの6,000mAhのモバイルバッテリーとしても使える

 またスマホのバッテリーが切れそうになったら、スピーカー本体のUSBコネクタとスマホを接続すれば、スマホの充電も可能。とにかくどこにいても、どんなときも音楽を楽しめるのが、JBL CHARGE3だ。

 さらにハンズフリーホンとしても使えるほか、本体のキーを長押しするとSiri/Google Nowの音声コマンド入力モードに切り替わる。そこで「1985年のヒット曲を再生して」と話しかければ、そこにDJがいるかのごとくゴキゲンな曲を流してくれる。

普段はお風呂スピーカーとして、休日は屋外へ持ち出して音楽を楽しむ!

 重低音に加えクリアーなサウンドが楽しめるJBLのCHARGE3。ヘッドフォンやイヤフォンとは違う、体で感じるサウンドを楽しめる。イザという時はモバイルバッテリー代わりに使い、スマホや携帯音楽プレイヤーの電源としても使えるだけでなく、屋外に持ち出したら2本を1セットにして、大迫力ステレオサウンドを楽しめる。

 本体の充電時間は、4.5時間の充電で20時間の連続再生が可能。内蔵のバッテリー容量は6,000mAhなので、一般的なスマホなら2~3回程度の充電が可能だ。

スイッチは上部にまとめられている
バッテリー残量はスピーカー下部に5段階で表示される

 カラーは、全部で6色。紹介したグリーンに加え、ブラック、レッド、グレー、ブルー、そして迷彩色もある。1人で2本持ってもよし、彼氏・彼女と1本ずつ持って、休日は2本合わせるもよし。お風呂からアウトドアまで楽しめるスピーカーだ。

カラーバリエーションも豊富で見た目にも楽しい

藤山 哲人