やじうまミニレビュー
食卓が楽しくなる! しょうゆを入れると「おにぎり」になる小皿
2017年3月21日 07:00
しょうゆを注げば浮かび上がるのは、海苔のついたおにぎり!
「おにぎり」。
これはもう、日本人のソウルフードのひとつと言えるかもしれません。手早く簡単に作れて、持ち運び可能、味も大きさも変幻自在。ちょっとお腹が空いた時や、外出先での気軽な食事として、「あぁ、おいしい!」と感じたこと、数知れず。
でも今回紹介するのは、おにぎりはおにぎりでも、食べられない「おにぎり」、つまり“おにぎりになる小皿”なのです。
メーカー名 | 224porcelain |
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製品名 | おにぎり 白・黄 |
実売価格 | 各918円 |
種明かしはこれ。おにぎりの形をしたお皿にしょうゆを注ぐと、あら! そこに現れるのは、海苔を巻いたあの「おにぎり」ではありませんか! これは、やきものの産地である佐賀県の肥前吉田で生まれた磁器ブランド「224porcelain」のプロダクツです。
色は白と黄色の2種類。白米をイメージした白、炊き込みご飯をイメージした黄色と、これまた徹底して「おにぎり道」を歩んでいます。
正三角形をしたお皿の一部がくぼんでいるため、適量のしょうゆを注ぐとそのくぼみにしょうゆがたまり、ちょうどおにぎりの海苔のようになるという仕掛け。
わぁ、楽しい! ユーモアあふれる発想に思わず笑顔になってしまう、そんなお皿がその名もズバリ、「おにぎり」なのでした。
そのデザインを生かして楽しみ方いろいろ
見た目の楽しさに加えて、使う際のメリットもありますよ。
まず、くぼんだ部分にのみしょうゆを入れれば、他のスペースに置いたものはしょうゆに浸らないため、つけすぎ防止になります。
例えばお寿司を食べる場合、付け合わせのしょうがを「おにぎり」皿の端に置いたり、あるいは一口で食べきれなかったものをちょっとよけておいたり、意外に便利に使えます。また、わさびやしょうがなどの薬味を空きスペースに配せば、必要な時に必要な量だけをしょうゆにとくことができ、これまた非常に使い勝手がよいのです。
注ぐのはしょうゆだけとは限りません。タルタルソースを加減しながらつけたい時や、パンを食べる際のオリーブ油など、「おにぎり感」は減りますが、使い方は自由です。
何かを注がずに、単に小皿として使うことも、もちろんOK。漬物やおつまみなど、ちょっとしたものならなんでもござれ、です。
お皿そのものは正三角形なので、何枚か組み合わせるといろいろな並べ方ができて結構面白い。また、正三角形だからこそ、向きを気にせず重ねることができ、収納もすっきり。なかなかの優れものです。
「おにぎり」って、何となくほっとするものですが、この「おにぎり」皿は、磁器特有の硬く冷たい感触が清潔できりりとした印象。それが全体をモダンにしています。
運動会やピクニック、初デートでの手作り弁当、コンビニで出合う新しい味、パソコン画面を見ながら急いで済ませるランチ……。おにぎりにはいろいろな思い出があると思います。身近でやさしいおにぎりを、しょうゆを注すことで浮かび上がらせる新しい「おにぎり」。どちらのおにぎりも、ひとつずつ丁寧に作られているのは同じこと。
今度は、テーブルの上にモダンで愉快な「おにぎり」の魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。