やじうまミニレビュー
Flower MUJI「壁にかけられる観葉植物」
Flower MUJI「壁にかけられる観葉植物」 |
インテリアとして、はたまた日々の生活の楽しみとして、観葉植物を好む人は多い。かくいう私も家の中とベランダにそれぞれ3鉢づつ、植物を育てている。生活の中に緑があると、心が和むし、ちょっとしたインテリアとしても効果的だ。可能ならばもっと数を増やしたいところなのだが、賃貸マンション住まいの我が家ではスペースに限りがあって、なかなか数を増やすことができない。
そこで見つけたのが、今回紹介するFlower MUJIの「壁にかけられる観葉植物」だ。壁掛けして飾れるように工夫が施された、小さな観葉植物で、設置スペースを気にせずに気軽に植物を楽しむことができる。
メーカー | Flower MUJI | |
製品名 | 壁にかけられる観葉植物 B | 壁にかけられる観葉植物 C |
販売価格(送料別) | 各3,900円 |
今回製品を購入した「Flower MUJI」とは、無印良品を手掛ける良品計画が展開するブランドの1つで、花や植物を専用に扱っている。一部店舗では実際に販売も行っているようだが、メインはインターネットのサイトで、注文した花や植物を直接自宅まで届けてくれるサービスだ。良品計画が手掛けているだけあって、花器や容器にちょっとした工夫がこらされていたり、無印良品のブランドイメージに通ずるシンプルなデザインが特徴になっている。
今回購入した壁にかけられる観葉植物も、ほかにはない独自のアイディアとわかりやすいネーミングから無印良品っぽさを感じる。同製品は、小さな観葉植物が寄せ植えされており、A/B/Cの3タイプが用意されている。今回はその中から、比較的緑が濃い目の「B」タイプと、大振りの葉が美しい「C」タイプを購入した。
大振りの葉が美しい「C」タイプ | 比較的緑が濃い目の「B」タイプ |
製品は、小さな段ボールに入って届く。植物を購入した帰り道は、土がこぼれないか、葉っぱが折れ曲がっていないか……とかなり気を使うものだが、Flower MUJIでは自宅に直接製品が届くので、余計な気遣いをせずに済むのは嬉しい。
製品は専用の段ボールに入って届く | 段ボールの中には植物が入っている | 本体は160mm四方の正方形 |
本体は、外枠と植物が植えてあるホルダーがセットになっている。真っ白な外枠は、160mm四方の正方形で、片手に載せられる程小さなものだ。ホルダーの中には、「パフカル」という素材に植えられた観葉植物が入っている。パフカルとは、上から下まで均一に水と空気のバランスを保持するという新素材で、見た目や手触りはスポンジのようだ。色は茶色なので、見た目には違和感がない。パフカルがあるからこそ、観葉植物を壁掛けで楽しむことができるのだ。
本体にはそのほか、壁掛け用のフックピンが同梱されている。このピンを壁に差して、そこに本体をひっかける仕組みだ。フックピンの針はごく細いもので、一般的な画鋲と変わらない。これならば賃貸マンションでも、気にせず使えそうだ。
設置場所については、屋内で「直射日光の当たらない明るい場所」とある。具体的にはレースのカーテン越し程度の光が半日以上当たるようなところが適しているという。
ホルダーの裏側。ホルダーの中には茶色のパフカルが入っている | 付属のフックピン | 壁にフックピンを固定する |
この製品で、なにより嬉しいのは、設置の手間がほとんどないということ。製品を取り出して、設置したら、すぐに緑が楽しめる。立体的な観葉植物を壁掛けで楽しむというのは、これまでなかった発想なので、見た目にもインパクトがあって、インテリアのアクセントとしてもおすすめだ。
付属の説明書には固定方法や設置場所の注意などが書かれている | 壁に固定したところ。小さいながらも存在感がある |
もちろん生きた植物なので、手入れも忘れてはいけない。水やりの頻度は、週に2~3回で、パフカルの表面が乾燥してきたら給水する。
外枠の側面には、給水確認窓が設けられている |
観葉植物を長く楽しむには、水やりの量やタイミングがかなり重要だ。その点、壁にかけられる観葉植物では、外枠の底面付近に給水確認窓が設けられていて、そこの給水ラインまで水をあげればいいようになっているので、水をあげすぎることもない。初心者でも手軽に植物を楽しめるようになっている。
1人暮らしや家を空ける時間が長い人にとって「植物を育てる」のは、ハードルが高いかもしれない。水やりのタイミングや、どこで植物を購入していいのかもわからないだろう。Flower MUJIでは、自宅にいながらにして手軽に植物を選べるだけでなく、初心者でも簡単に手入れできるように、工夫されているのが良い。観葉植物に興味があるけど、今いち踏み出せない――という人は、一度サイトを覗いてみてはいかがだろうか。
2012年1月25日 00:00