家電製品ミニレビュー

測定データをスマホに自動転送! オムロンの体組成計なら毎日の健康管理がラクになる

 もう何年も体重計には乗っていない。お腹まわりやアゴの肉付きから太ったことは実感しているが、年相応だろうと特に気にしていなかった。しかし十数年まったく運動をしていないので、さすがに健康面が気になってきた……。ということで、まずは自分の健康状態を知ることから始めようと思い、オムロンの「体重体組成計 カラダスキャン HBF-228T」を使ってみた。

オムロン「体重体組成計 カラダスキャン HBF-228T」
メーカー名オムロン
製品名体重体組成計 カラダスキャン HBF-228T
価格(編集部調べ)10,770円

 決め手となったのは、Bluetoothによるスマホアプリとの連携機能。アプリと連動して計測データを管理できる体組成計はほかにもあるが、この「HBF-228T」は測定後、専用スマホアプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」にデータが自動転送されるのだ。従来モデルのようにアプリを起動しなくていいので、ズボラな性格な筆者にはもってこい。

 体組成計とスマホのBluetooth通信距離は10mで、同じ室内であればスマホを置いたまま測定可能。毎日続けることだからこそ、ユーザーの手間を省いてくれる機能はうれしい。

スマホのBluetoothをオン
専用アプリ「OMRON connect」をダウンロード

 体組成計は計測する前に、まず地域や日時、生年月日や身長などの個人データを登録する必要がある。本体のボタンをポチポチ押していくという意外とわずらわしい作業だが、「HBF-228T」はスマホアプリから登録できるので入力が簡単だった。

まずはアプリに使用する体組成計を登録する。ペアリング作業ではない
個人データの登録がスマホからできるのでラク!

 本体に電池(単四形アルカリ乾電池4本)を入れてスイッチオン。本体のBluetoothマークのボタンを長押しして、スマホとペアリングを行なう。ペアリングが完了すると、先ほどスマホから登録した個人データが本体に転送され準備OK。初期設定にまったく手間がかからない!

Bluetoothマークのボタンを2秒長押し
スマホにペアリングの要求が表示される
「HBF-228T」には4人までのデータを登録できる
ペアリングが完了すると本体にデータが転送される

測定データが自動転送されるのは便利だと実感!

 体重計(体組成計)に数年ぶりに乗ってみた。測定できる項目は、体重/BMI/体脂肪率/骨格筋率/基礎代謝/内臓脂肪レベル/体年齢の7項目。それらの測定データが瞬時にアプリ上にも表示されて驚いた。体重が70kgをオーバーしていることにも驚いた(十数年まったく運動していないもんなぁ……)。

体重計に乗るのは数年ぶり
体重やBMIなど7項目を測定できる
体年齢=実年齢だったのでセーフ!?
測定データはスマホに自動転送される

 もう一度測定してみたところ、測定データがスマホに表示されなかった。「あれ?」と思ったが、どうやら2回目以降のデータ転送は、アプリの画面を下にスワイプして行なうようだ。おそらくこれは、前回の測定値を確認するための仕様だと思われる。

 またアプリでは、各項目をタップすると、それぞれの日/週/月/年間の推移グラフも確認できる。体重の推移がわかるグラフは、ダイエットの必須項目。データ転送が面倒だとグラフの反映も滞りがちになるが、自動転送されるので手間なくグラフが更新されて便利だ。毎日体重計に乗っていれば、1年前の体重との比較もできるようになり面白いだろう。これならズボラな筆者でも「体組成計に毎日乗る生活」を続けられそうだ。

アプリ画面を下にスワイプしてデータを転送
すると測定データが更新され、ちゃんと表示された
このマークをタッチすると、アプリに登録している他のオムロンの機器ごとにデータを転送できる
オムロンコネクトに転送されたデータは、Appleのヘルスケアなど他社のアプリとも連携可能

津田 昌宏