家電製品ミニレビュー
むくみ解消の必須アイテム! 化粧ノリも良くなるフィリップスの美顔器2機種を試してみた
2017年4月19日 07:30
今回紹介するのは、フィリップスの洗顔ブラシ「ビザピュア アドバンス センシティブキット」と、超音波美顔器「ビザブースト」。2つの製品を組み合わせて使うことで、スキンケア効果が高まると聞き、合わせて試してみた。
メーカー名 | フィリップス エレクトロニクス ジャパン | |
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製品名 | ビザピュア アドバンス センシティブキット | ビザブースト |
型番 | SC5363/10 | SC2800/20 |
実売価格 | 26,740円 | 13,714円 |
「ビザピュア アドバンス センシティブキット」は、2013年から販売している洗顔ブラシ「ビザピュア」シリーズの新モデル。敏感肌用のブラシを採用し、繊細で肌あたりの良い毛足が特徴で、肌への負担を軽減するという。
ブラシのほか、肌の引き締めができる「タッピングヘッド」、目もとケアができる「フレッシュアイヘッド」も付属。洗顔だけでなく、さまざまなスキンケアを可能とする。本体はIPX7基準をクリアした防水仕様で、シャワーや浴室でも使用できる。
ビザピュアのもうひとつの特徴は、近距離無線通信技術「NFC」を搭載している点。装着したヘッドを自動で認識するため、運転モードを切り替えることなく、1つのボタンでヘッドに応じた最適プログラムを実施する。
一方「ビザブースト」は、500万回/秒の超音波振動と温感で、スキンケア成分の浸透を高める美顔器。ビザピュアで洗顔後、化粧水や美容液を塗った肌に使うことで、スキンケア成分の浸透をより高めて、ハリや透明感をもたらすという。
いずれも充電式で、コードレスで使用可能。ビザピュアの充電時間は約6時間で、連続使用可能時間は約1時間。ビザブーストの充電時間は約2.5時間で、使用可能時間は約20分。
ふわっふわの感触が気持ち良い洗顔ブラシ「ビザピュア」
まずは、ビザピュアで洗顔をしてみた。敏感肌用ブラシはふわっふわの感触で、ずっと触っていたくなるような気持ち良さ。別売りの「ノーマルブラシ」と、ニキビができやすい肌に適した「アクネブラシ」を購入して比べてみたが、敏感肌用ブラシの触り心地はダントツだった。
ブラシを水やぬるま湯で濡らしたら、洗顔料を塗布して顔にすべらせて洗顔する。泡立て機能などはついていないので、洗顔料は自分で泡立ててる必要がある。洗顔料は、スクラブ入りやピーリング作用のあるもの以外であれば使用可能。
電源を入れるとブラシが回転するので、肌にやさしく当てながらすべらせていく。この敏感肌用ブラシにもNFC技術が搭載されており、ノーマル肌用ブラシよりも振動は25%、回転数は10%緩和されている。
本体は16秒経過するごとにブラシの回転がわずかに止まり、次の部位に移るように促してくれる。洗いすぎを防ぐためだ。説明書を読むとまずは右頬16秒、次に左頬16秒を洗うようにと書かれている。最後はおでこの洗顔に移り、ここは約18秒運転したら電源がオフになる。計50秒の洗顔は、手洗いのときよりもしっかりスキンケアができている感覚があった。
最後に泡をすすぐと、明らかにいつもよりも仕上がりが違う。肌がすっきりしていて、化粧水をつけるとグングン吸い込んでいく。毛穴の汚れがしっかり取れているようだ。
ノーマルブラシとアクネブラシでも洗顔してみたが、肌へのあたりは敏感肌用ブラシが一番やさしく好みだった。高級筆で撫でているような心地よさがあり、敏感肌用ブラシで洗顔することが多かった。
なお、洗いすぎないように、使用頻度は1回約1分、1日2回が推奨されている。一時期、使い心地が気に入りすぎて1回約2分で洗顔していたのだが、洗いすぎていたのか逆に吹き出物ができることもあった。肌に必要な油分まで落としてしまい、ポツポツと吹き出物ができたので、推奨されている使用頻度は守った方が良い。
タッピングヘッドはむくみ解消の必須アイテム
また、筆者が一番気に入ったアタッチメントは「タッピングヘッド」。エステティシャンのフィンガータッピングのような心地良い刺激を再現しており、肌にハリをもたらし、フェイスラインを引き締めるという。
タッピングヘッドを装着すると、今度は時計回りに1分半、反時計回りに1分半、ヘッドが回転する。面倒な操作は必要なく、モードが自動で切り替わるのは使いやすい。時計回りに回転しているときは右頬に、反時計回りのときは左頬にすべらせる。こうすることでリンパの流れにそってマッサージでき、肌を引き上げられるからだ。
このタッピングマッサージが気持ちよく、頬が高速で動かされているのがわかる。ググっと引き上げられ、使用後はフェイスラインがほっそりしているのが視覚的にもすぐわかる。特にむくみが気になるときは、自分でマッサージしようとすると面倒になりがちだが、ビザピュアなら肌にすべらせるだけなので気軽にケアができて良かった。今ではむくみ解消の必須アイテムになっている。
目元ケアに適したフレッシュアイヘッドは、音波振動と回転運動に加えてクーリング効果を備える。目もとに当てるとひんやりとし、朝しゃっきり目覚めたいときにピッタリだった。
温感ヘッドのビザブーストで肌がやわらかくなった
超音波美顔器「ビザブースト」を使うタイミングは、ビザピュアで洗顔して化粧水や美容液を肌に塗ったとき。超音波振動と温感で、スキンケア成分をより浸透させる。
電源を入れるとブブブ……と振動し、1~2分でヘッドが温かくなってきた。温感ヘッドを肌にすべらせるのは心地よく、顔がポカポカしてくる。使用後は、普通に美容液を塗ったときよりも、肌がやわらかくなっていてもちもち感もある。しっかり保湿されているようだ。
なお、運転モードは用意されておらず、10分が経過すると電源がオフになる仕様。説明書には、3分間のお手入れ「クイックトリートメント」と、7分間のお手入れ「集中トリートメント」のやり方が載っているので、使い始めは見ながらケアするのがオススメだ。
化粧ノリ抜群! ビザピュアとビザブーストを組み合わせたオススメケア
一番良かった使い方は、朝「ビザピュア」で洗顔をした後、化粧水と美容液を塗った状態で、タッピングヘッドに付け替えてマッサージ。その後乳液を塗ってから「ビザブースト」でスキンケア成分を浸透させる。タッピングヘッドで肌を引き上げてから、温感ヘッドのビザブーストを使うことで、肌がよりやわらかくなり化粧ノリが抜群になるのだ。
筆者は、休日に出かけるときや友人の結婚式など、大事な日には必ずこの方法でケアをしている。これまで化粧ノリを良くしたいときは、蒸気を使ったスチーマーで手入れをしていたが、ビザピュアとビザブーストの方がかなり手軽なので重宝している。コードレスで使えるため、旅行先に持っていきやすいのもポイントだ。
ビザブーストは、ヘッドが温まった状態で使った方が効果を実感できる。ビザピュアでケアをしているときに、ビザブーストの電源を入れて温めておくと、タイムラグがなくスムーズに使えた。
2つセットでの購入となると少々値は張るが、効果は確実に感じられる。どちらか1つを薦めるのであれば、まずは幅広いケアができるビザピュアから使ってみてほしい。