ぷーこの家電日記

第630回

私は年中そうめんざんまい。ズボラランチにぴったり!

暑くて何もやる気が出ない。いや、暑さは言い訳でしかないかもしれない。いつもそんなにやる気はない(笑)。私はマメだねと言われることも結構あるけれど、マメどころか非常に自堕落で面倒臭がりな性格だ。

面倒だなと感じる事柄なんて人によって異なる。私は数kgの魚を一気に開いて干物にしたりするのは遊びとして楽しめるけれど、米を研いで炊飯器にセットするだけでも面倒で嫌になることもある。型紙から起こして服を作るのは楽しいけれど、洗濯物1枚畳むのも面倒で嫌いだ。

要は日常の「当たり前」みたいな部分が極端に面倒で苦手に感じるけれど、通常「面倒でそんなことはしない」と言われるようなクラフト系は嬉々として楽しんでしまうところがある。そして、人が喜ぶことなら多少面倒でもやれたりするけれど、自分だけのためだったら、テコでも動かないほどに面倒臭さが勝ってしまう。自己放任の気質があるのだ。

配偶者がいなくなると、男性は食事管理や健康管理がおろそかになるが、女性は元気に暮らせることが多いなんていわれるけれど、普段炊事を担当している私でも、夫がいるから多少面倒でも動いているだけで、1人になると面倒臭い気持ちが勝って、生活が乱れる自信がある。「情けは人の為ならず」ということわざがあるけれど、「炊事は人の為ならず」というのが私の実態だ。夫のために作っているようで、回り回って自分の健康のためにもなっている。それが私が炊事を担当する意義である(笑)。

現に、週に数回のテレワーク時の食事なんて本当に適当だ。人よりもかなり食い意地が張っていると自負しているけれど、そんな常に食べ物のことを考えている食いしん坊の私でも面倒臭さには勝てない。コロナ禍の際には夫もテレワークだったので、お昼ごはんも何かしら作っていたけれど、そんなの今は昔。ごく稀にやる気がある日はわざわざ作って食べることもあるけれど、9割方そんな日はない(笑)。

炊いたごはんの余りがあれば納豆ごはん。なければごはん炊くのも面倒で「そうめんでいっかー」という感じ。家にたくさん食材があろうが、畑で採れた野菜が山盛り残っていようが、手もつけずそうめんになるのである。なので、私は夏に限らず年中かなりの頻度でそうめんを食べるし、そうめんに対して夏の風物詩的なイメージは持っていない。

そうめんの何がいいかって、美味しいのは大前提で、何よりも「茹で時間が短い」という点である。お湯を沸かして1分程度で茹で上がるところが、「準備するのは面倒だけどお腹が空いた」という私と大変相性がいいのだ。

そうめんの食べ方は、よくある麺つゆに浸して食べる感じではなく、煮麺で食べることが多い。和風出汁に限らず、気分でスープの味は変える。夫でもいれば、そうめんはスープとは別に茹でて一度水で締めて……なぁんてちゃんと作ったりもするだろうけど、1人のランチでそんな面倒なことはしない。水を入れた鍋を火にかけながら、何か余ってる肉や豆腐なんかを入れて顆粒出汁と調味料を入れて適当に味を整え、沸騰したらそうめんを入れて1分で出来上がり。薬味も切らない、蕎麦猪口も使わない。本当にズボラなそうめんランチだけど満足だし、飽きもせずに食べている。

忙しくて毎日帰りが遅かった独身時代も、帰ったらとりあえずそうめんを茹でて、レンチンしたレトルトカレーをかけて帰宅後5分でカレーそうめんなんてよくやっていたので、今も昔も変わらずそうめんにはお世話になっている。よく「余ったそうめんの活用法」なぁんてレシピサイトでやってたりするけれど、そうめんが余るとか、そうめんに飽きるという感覚がいまだによく分からない。私にとってそうめんは「ごはん」「パン」「そうめん」みたいな感じで主食の1つ。具材やスープで無限に味が変わる、飽きない主食の1つという位置付けなのである。

そんな私も最近は非常に暑くて、「久々に冷たいそうめん食べたいなー」と、1年ぶりくらいに王道の麺つゆそうめんを食べようと思い、スーパーに麺つゆを買いに行ってみた。すると、「かけるだけ」「あえるだけ」みたいなそうめん用の商品がいっぱい並んでいてびっくりした。「昔からあった? 今そうめんブームなの?」と、そうめん好きとしては嬉しい流れ。普通の麺つゆだけじゃなくて、明太パスタならぬ明太そうめんに、坦々そうめん、韓国冷麺風そうめんにトムヤムクン風そうめんなどなど。「今日は何にしよう」って考えるだけですごく楽しい。

作ろうと思えばできないわけではないけど、何せやる気はない。そんな中、かけるだけで食べられるバラエティ豊かなそうめんつゆはズボラランチの強い味方だ! そうめんを茹でてかけるだけ。熱いそうめんを作る時と違って火を通す具を作るのは面倒だけど、麺だけじゃ少しばかり寂しい。ということで、まとめて鶏ハムと焼きなすを作って冷蔵庫に入れておくと、どんなつゆにもめっちゃ合うので非常におすすめ。

全然夏バテなんてしていないけれど、それでも暑い夏に冷たい麺は最高! うどんでも蕎麦でもパスタでもない、そうめんというのが、かすかに残ったやる気と食欲を支える最適な麺だと思うのであります。

ちなみに私にとって非常に面倒臭くてハードルが高いのは冷やし中華。1人のランチで絶対選ばない手間のかかった麺だと思うのだけど、世の中では簡単お手軽認識されているので、やっぱり人によって面倒だなと思うポイントは全然違うのだなぁと思うのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。