家電レビュー

チャーハンあっという間! ティファールかき混ぜ圧力鍋で料理がもっと楽に

ティファールの「ラクラ・クッカー プロ 自動調理鍋 ホワイト(圧力機能付き) CY3811J0」

今回紹介するのはティファールの「ラクラ・クッカー プロ 自動調理鍋 ホワイト(圧力機能付き) CY3811J0」です。ティファールは電気圧力鍋を多数展開していますが、圧力機能に加えて調理機能を強化しているのが特徴。食材を自動でかき混ぜる「かきませパドル」を搭載しており、焼きそばやチャーハンといった炒め物もおいしく仕上げてくれます。

本体は、310×326×274mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.3kg、3合炊きの炊飯器よりも一回り大きいくらいのサイズ感。直販価格は38,000円です。

食材を自動でかき混ぜる「かきませパドル」
かき混ぜパドルを付属の鍋に装着して使います

ラクラ・クッカープロでは、とにかくさまざまな調理が可能で、調理モードは13種類も搭載されています。

【圧力調理】
圧力調理、蒸す、無水調理、マッシュ(つぶす)、ごはん、カレー、肉じゃが
【通常調理】
炒め、煮る、ベイク、おみそ汁、めん類、煮つめ仕上げ

「電気圧力鍋」と聞くと「お料理上手な人やお料理好きな人が使うもの」というイメージがあるかもしれませんが、ラクラ・クッカープロは、焼きそばやチャーハンなどのかんたんレシピが充実しているのが魅力! さっそくご紹介していきます。

付属のレシピブックはカラーで65種類のレシピが掲載されています

潰すところまで自動で! ポテトサラダがあっという間にできた

ポテトサラダを作るのって本当に面倒ですよね。じゃがいもを茹でて、潰して、ほかの食材と和えて……。子供が好きなので、たまに、本当にやる気のあるときだけ、作っていました。ラクラ・クッカープロのレシピに「ポテトサラダ」があるのを見つけて、これは! と思い、さっそく試してみました。

皮を剥いたじゃがいもを切って、コンソメと水を入れたらあとはスイッチを押すだけ。約30分後には、加熱と潰す工程が完了します。

皮を剥いたじゃがいもを切って、コンソメと水を入れたらあとはスイッチを押すだけ
加熱後のじゃがいも。少し水分量が多かったようでシャバシャバの状態でした
水を切れば問題なし!

今回、少し水分量が多かったようで、シャバシャバの状態になっていましたが、水を切れば全く問題なし。ハムやきゅうりなどお好みの材料とお好みの味付けをすればポテトサラダが完成します。

ハムやきゅうりなどを入れればポテトサラダが完成!

ポテトサラダの一番面倒なところを自動でやってくれるのはやはり便利! なお、レシピブックには、調理時間6分とありますが、これはあくまで圧力調理の時間。事前の加熱時間などは含まれていないので、注意が必要です。具材や量にもよりますが、レシピに書かれている時間プラス15分くらいかかるイメージでいるといいかもしれません。

本体には残り調理時間が表示されます

また圧力調理の場合は、調理後に圧力を抜くという工程が発生します。排気ボタンを押すだけで簡単にできますが、「プシュー」という音とともに高温の蒸気が外に出されるので、少し注意が必要です。

本体上部の「排気ボタン」
圧力調理の後は、「排気ボタン」を押して圧力を抜きます

パラパラのチャーハンがおまかせでできちゃう!

子供も大人も大好きなメニュー、チャーハン。休みの日のお昼ご飯やお弁当のメインとしてもよく作る一品です。工程自体は簡単ですが、具材やごはんが固まらないように混ぜたりするのがそれなりに大変。ラクラクッカーなら、チャーハンも自動で作ってくれます。

事前の準備は2つ。まずベーコンや長ネギなどの材料を細かく切ります。次に、ご飯をあらかじめ、溶き卵とよく混ぜておきます。塩胡椒や鶏がらスープなどの調味料もこのご飯の中に一緒に入れます。

ベーコンや長ネギなどの材料を細かく切ります。ご飯はあらかじめ、溶き卵とよく混ぜておきます

「炒めモード」で、「10分・150℃」に設定して、予熱が完了したらベーコンや長ネギを投入。ネギがしんなりするまで約2分ほど経ったら、ご飯を投入し、あとは完了を知らせる音が鳴るまでおまかせします。これだけでパラパラのチャーハンが完成しました!

先にベーコンや長ネギなどの具材を投入
ご飯を入れたら、さらにかき混ぜてくれます
仕上げに香り付けのごま油を投入
パラパラのチャーハンが完成!

具材もしっかり混ざっているし、卵も火が通っていてふっくらとしています。かき混ぜる手間がなくおまかせで調理してくれるので、その間にほかの作業ができるのがありがたい!

でも、かき混ぜパドルがぐるぐると回っている様子が面白くて、ずっと見てしまうんですよね……! なお、チャーハンは圧力調理ではないので、表示時間にプラスして約5分ほどの予熱時間がかかります。

使用後の鍋は卵などがこびりついているので、すぐに洗うことをおすすめします。食洗機対応ですが、かき混ぜパドルの周囲は食材が入り込みやすいので、手洗いすることをおすすめします。

チャーハンを作ったあとの鍋。パドルの周りは念入りなお手入れが必要でした

定番メニューの焼きそばは材料を入れたらスイッチを押すだけ!

次に作ったのは、みんな大好きなソース焼きそばです。もともと簡単なメニューではありますが、ラクラクッカープロを使えばさらに簡単にできちゃいます。

市販のカット野菜を使えば事前の準備も楽できます

「炒めモード」で、「10分・150℃」に設定して、予熱が完了したら調理スタート。油を引いて、豚肉、市販のカット野菜(キャベツ・にんじん・玉ねぎ)、麺の順番で入れたらあとは「かき混ぜ・オン」スイッチを押すだけ。

油を引いて、豚肉、市販のカット野菜(キャベツ・にんじん・玉ねぎ)、麺の順番でいれます
麺が固まっていたので、少しだけ箸でほぐしました
徐々に混ざってきました
10分後には焼きそばが完成!!
簡単な焼きそばがもっと楽に!

10分後には焼きそばのできあがり! 簡単すぎて、びっくりしてしまいました。忙しすぎて本当になにも作りたくない時に助かる一品になりそう!

具材を入れるだけであっという間にできるのは本当に助かる!

朝セットして夕方完成! 予約調理までできるんです!

帰宅時間が遅くなるとわかっている時にぜひ活用したいのが「予約調理」です。朝、材料を入れてスイッチを押したら、あらかじめセットした時間に合わせて調理が完了しているという夢のような機能。今回は「無水チキンカレー」を作ってみました。

そもそも作り方が簡単。みじん切りした玉ねぎ2つ、トマト缶、鶏もも肉、おろしニンニク、バター、ハチミツ、塩こしょう、コンソメ、カレー粉などの材料を入れたらあとはスイッチを押すだけ! 予約調理の場合、調理完了時間を設定します。

みじん切りした玉ねぎ2つ、トマト缶、鶏もも肉、おろしニンニク、バター、ハチミツ、塩こしょう、コンソメ、カレー粉などの材料を全て投入。後はスイッチを入れるだけ!
今回は4時間半後に調理完了するように予約しました

素朴な疑問として、生の鶏肉や野菜を長時間、鍋に入れたままにして腐ってしまわないのかと思いますが、そこは大丈夫。最初に加熱して、腐食しない温度帯をキープしてくれるので、朝セットして夜おいしく食べることが可能です。

完成した無水チキンカレーは、いつものカレーよりもコクがあって濃厚なのに、油っぽくなくてとってもおいしい! 玉ねぎのみじん切りだけが手間がかかりますが、チョッパーなどがあれば、それもあっという間に終わります。

4時間半後に完成した無水チキンカレー。水を入れていないとは思えないほど、野菜からの水分がたっぷり出ていました
息子の好みにあわせてカレー粉ではなくて、後から市販のカレールーを投入しました

我が家の場合、小学生の息子がカレー粉の味付けになれていないので、加熱後に市販のカレールーを使って味付けしましたが、それでも全く問題ありません。レシピがシンプルな分、好みに合わせて色々調整できるのも嬉しいポイントです。

家族大絶賛のカレーが完成。今後我が家のカレーはこれになりそうです……!

キッチンのスタメン入り決定!

ラクラクッカープロはチャーハンや焼きそばなどの簡単レシピから圧力を使った手間がかかる料理まで対応してくれる頼れる1台です。今回紹介したレシピ以外にもお味噌汁や牛丼など、日常でよく食べるレシピに対応してくれているので、毎日でも使いたくなります。

ごはんの炊飯にも対応しているので、自炊の最初のお供としてもおすすめです。

阿部 夏子