家電レビュー

ケルヒャーの新ノズルがすごかった! 掃除の効率爆上がり

ケルヒャーの高圧洗浄機向け専用ノズル「eco! Booster(エコブースター) 145」

今回紹介するのは、ケルヒャーの高圧洗浄機向け専用ノズル「eco! Booster(エコブースター) 145」です。ノズル部分を付け替えるだけで簡単に使えて、お掃除の効率が飛躍的にアップします! 時短アイテムとしてもめちゃくちゃおすすめです。

先端部分
水が横に幅広く出る仕組み

ケルヒャーの高圧洗浄機といえば、パワフルな水圧でタイルや壁についた頑固な汚れをスルスル落としてくれます。一方で、水圧を集中させることでパワフルな洗浄を実現しているため、一度にお掃除できる範囲がやや狭いというのが不満でした。

たとえば、我が家のベランダのタイルもノズルを近づけてゆっくり掃除すると、何年も落ちなかった汚れが落ちて感動したのですが、15cm四方のタイルを1枚掃除するのに丁寧にやると30秒ほどかかります。

高圧洗浄機は強力な水圧で掃除するため、運転音もそれなりに大きく、水も飛び散ります。マンション住まいの我が家では長時間使い続けるのは避けたいため、「本当はもうちょっとやりたいけど……これ以上使い続けるのは迷惑かも」という理由で掃除を中断することもしばしば。

エコブースターは、そんな不満を一気に解消してくれる画期的なアイテムでした。なお、エコブースターは、同社の家庭用高圧洗浄機「K 4」「K 5」専用ノズルとなります。ケルヒャーではいくつか家庭用高圧洗浄機をラインナップしているので、購入の際は、必ず対応する機種かどうか確認するようにしてください。価格は8,228円です。

一度に洗浄できる幅が1.5倍に拡大!

使い方はとっても簡単。高圧洗浄機のノズルを付け替えるだけですぐに使えます。ノズルを付け替えるだけで、洗浄できる幅が1.5倍になるのだから驚きです。ケルヒャーの一般的な高圧洗浄機に付属するノズル、扇状に噴射する「バリオスプレーランス」、回転しながら噴射する「サイクロンジェットノズル」と比べてもその差は歴然です。

左から「eco! Booster 145」、「バリオスプレーランス」、「サイクロンジェットノズル」。水の噴出口の形状がそれぞれ異なっています
回転しながら噴射する「サイクロンジェットノズル」の水の出方
扇状に噴射する「バリオスプレーランス」の水の出方
エコブースターの水の出方。ほかの2つのノズルに比べて幅が広い

今まで「点」で洗浄していたものが、エコブースターでは「面」で洗浄できるという感覚です。

洗浄幅が従来比1.5 倍で、一度に掃除できる場所が一気に増えました

洗浄幅が広くなって、気になるのがパワーが落ちてしまうのではないかということ。私も最初それを心配していたのですが、実際使ってみると思っていたよりもずっとパワフル。頑固なタイルの汚れもすっきりと落ちました。ただ「サイクロンジェットノズル」のようなパワフルさはないので、たとえば高所の掃除や一点集中で掃除したいときなどは、適宜ノズルを付け替えて掃除するのが良さそうです。

パワー不足を心配していましたが、マンションの庭掃除では全く感じませんでした。排水溝に溜まった汚れも一度で綺麗に
タイルに溜まった頑固な汚れもしっかり落ちました。掃除した場所としていない場所ではその差は歴然

マンションの狭い庭を掃除するという今回の用途でいうと、エコブースターだけで十分! 従来1時間かかっていた掃除時間が約40分まで短縮できました。

水が出る幅が従来より広くなったことで、扱いにくさなどがあるかなと思っていたのですが、それも全く感じませんでした。ケルヒャーによると、水の反動を抑えることで体感洗浄音は従来比約25%低減しているそう。まるで「ほうき」を使って掃除しているみたいに、タイルの汚れをさっさっと落とせることに感動してしまいました。

まるで「ほうき」を使って掃除しているみたいに、タイルの汚れをさっさっと落とせます
アラフォーの女性でも扱いやすく、効率よく掃除できました

洗浄用途にもよるものの、効率や時間短縮を図りたいなら「eco! Booster 145」はかなりおすすめです。私のようなせっかちな人間の場合、今後はこれ一択くらいの勢い。ケルヒャーの高圧洗浄機をすでに使っている方はもちろん、これから購入を検討している方にも、プラスワンであると便利なノズルです。

阿部 夏子