家電レビュー
ホットプレートは洗って収納しやすい薄型がいい! アイリスは火力も大満足
2023年8月1日 08:05
自宅で焼肉やお好み焼きを作るときに便利なホットプレートですが、サイズが大きいと重たい、洗いづらい、収納場所に困るなどが悩みの種。テーブルの上に置くと圧迫感があり、食べるスペースが狭くなるのも難点です。
その点、アイリスオーヤマの「薄型ホットプレート IHU-A10-B」は省スペースで設置できるため、ゆとりある食卓で出来立て熱々の料理を楽しめます。
コンパクトながら3~4人前を1度に調理できる、ヒーター一体型で片づけやすいなどの利点もあり、2人の子供がいる筆者家族にうってつけの調理家電でした。直販価格は13,800円です。
1人暮らしから4人家族まで使えるサイズ感が良い!
焼き面の大きさは40.5×24cm(幅×奥行き)ほど。直径19cmのお好み焼きやホットケーキを1度に2枚焼けるサイズ感です。
直径19cmに収まる大きさのお好み焼きとホットケーキを作ったところ、スペースが狭くて調理しにくいといったストレスはなく、ひっくり返す作業にも苦労しませんでした。
また、どちらもきれいな焼き色がつき、食欲をそそる仕上がりに大満足です。
本機は1~2人分なら余裕を持って調理できます。それでは1人暮らしや2人暮らし向きなのかというと、決してそのようなことはありません。
直径19cmのお好み焼きはけっこうなボリュームなので、2枚をそれぞれ半分にカットしてシェアすれば、1度に4人で楽しむことも可能。食べている間に次を焼いておけば、すぐに熱々のお好み焼きを楽しめますよ。
また、子供2人を含む家族4人で焼き肉を試したところ、食べ足りない、食材が焼けるまでの待ち時間が長いなどと感じることもなく、会話をしながらおいしく食べられました。
牛肩ロース200g、赤パプリカ半分、黄パプリカ半分、ピーマン2個、エリンギ(小)2本分を1度に乗せられるキャパシティがある上、火回りが良く、食材へ火が通りやすいので、家族4人でもストレスなく焼き肉を楽しめます。
餃子は、一般的なサイズであれば30個ほど並べられます。一般的なサイズ20個+大判タイプ8個の組み合わせでも1度に調理できました。
通常、焼き餃子を作るときは、水を入れ蓋を閉めて蒸し焼きにしますが、本機には蓋がないため、試しにオープンの状態で水を注ぎ入れてみることに。
縁からあふれ出ないように注意しながら水を注いでみると、湯気が上がり、餃子が少しふっくらして、よりおいしそうに見えました。
蓋をして蒸し焼きにすれば、焼くのは片面だけであっても反対側にまでしっかり熱が通りますが、本機では難しいので、1度ひっくり返して両面を焼くのがおすすめです。
水分の蒸発を待ってひっくり返すと、香ばしい焼き色のついた餃子が所狭しと並びます。少し火を弱めて反対側にも熱を通してから食べたところ、熱々の焼き餃子を楽しめました。
両面を焼くことによって外側の皮がパリパリになり、フライパンで蒸し焼きにする餃子よりもおいしかったように思いました。
また、プレートから直接取り分けられるので、鉄板餃子のように最後まで熱々の状態で食べられるのもうれしいポイント。
なお、火力はLOWからHIまで無段階に設定できるので、好みの焼き色をつけたり、焼き加減を調節したりすることも可能。加えて、保温に便利なWARM機能も搭載されています。
スピード加熱&高火力で料理がおいしく仕上がる
従来のホットプレートの多くは、ヒーターとプレートが分離したセパレート式です。そのため、加熱に時間がかかる上、加熱ムラができやすい、全体のサイズが大きくなるといったデメリットがあります。
一方のアイリスオーヤマ「薄型ホットプレート」はプレートにヒーターが内蔵されており、スピーディーな加熱、高温の維持、均一な加熱を実現しています。
それまでヒーター・プレート分離式のホットプレートを使用していた筆者は、本機の加熱スピードの速さに驚きました。さらに、内蔵ヒーターによってプレートそのものが発熱し高温状態がキープされるので、食材に火が通りやすく、加熱ムラの少ない、おいしい料理に仕上がることも実感。
すばやく調理をスタートできる上、短時間で加熱できるため、忙しい朝でもパパッと朝食を作れました。
「減煙モード」で焼き肉のニオイも軽減された!
本機には「減煙モード」が搭載されています。減煙モードは、油分の多い食材の調理中に発生する煙を抑制する機能です。コントローラーのダイヤルを「減煙」の表示に合わせて使用します。
なお、あくまでも“減煙”のため、無煙ではないものの、普段使っているホットプレートに比べると、調理後に残りがちなニオイが少ない印象でした。
特に焼き肉の場合、室内の広範囲にわたって翌日までニオイが残っていることが多いのですが、本機はそのようなことがありませんでした。
焼き肉、お好み焼き、焼きそばなど、あらゆる焼き物料理を気兼ねなく楽しめるのも、減煙モードが搭載された本機ならではの魅力です。
シンクで洗いやすいコンパクトサイズが魅力
本機は、ヒーター内蔵の一体型プレート、開閉式脚、コントローラーで構成されています。使用の際は、開いた脚の上にプレートをセットし、プレートの差し込み口にコントローラーを確実に差し込んでから調理を始めます。
脚とコントローラーは丸洗いできませんが、プレートはキッチン用中性洗剤で水洗いが可能。プレート表面にはフッ素樹脂コーティングが施されており、もともと焦げつきにくいのに加え、スリムかつコンパクトな形状はシンクに収まりやすく、お手入れしやすいと感じました。
1点気になったのは、パーツ接合部のすき間や穴などに入り込んだ水がなかなか切れないこと。例えるなら、洗車後の車のようなイメージです。
見た目は乾燥しているようでも、ちょっとずつ水が出てくるので、洗浄後、すぐの収納はおすすめしません。棚の中にしまう場合は、まな板スタンドなどに立てて、十分乾燥させてから収納しましょう。
ちょっとしたスペースに収納できるスリムさが良い!
本機は、プレート、脚、コントローラーを分離できるため、省スペースで収納できます。
プレートは指2本分ほどの厚さ(下部の凸部を除く)なので、ちょっとしたすき間に立てて入れることが可能。鍋やフライパンなどを保管しているシンク下の引き出しのわずかなスペースにも収納できました。
脚は閉じると長さ50cmほどですが、片手でホールドできるほどスリムな形状です。そのため、コントローラーと一緒に食器棚の空いたスペースにもすっぽり収まります。あるいは、場所をとりにくいので、収納に困ったときはテーブルの端に置きっぱなしにするのもアリなのではないかと思いました。
実際に本機を使って感じたのは、とにかく取り回しが良いということ。お手入れや収納のしやすさは抜群です。さらに、コンパクトなサイズ設計ですが、3~4人分を調理するのに十分な大きさであるのもうれしいポイント。
プレートの縁が浅く、汁物料理や蒸し料理には向かないものの、スピード加熱・高火力により、焼き物料理がすばやくおいしく仕上がるのも魅力です。
数々の秀逸な機能を体験すると、「従来型が売れなくなっても知りませんよ~」と思わず言いたくなってしまうほど。「薄型ホットプレート」の利便性を知った今、もうヒーター・プレート分離式には戻れないなと思いました。