家電レビュー

煙が少ないと噂のグリル「やきまる」は焼肉好きの家族も大満足!

煙が少なく、ヘルシーに焼けると噂のイワタニ「カセットガススモークレス焼肉グリル やきまるII」。焼肉大好きな我が家で使ってみました

皆さん、おうち焼肉してますか?

我が家は6歳の息子と小学校3年の娘がいる4人家族なのですが、誕生日や記念日には焼肉屋さんに行くのが定番で、月に2~3回はおうち焼肉をするくらいに焼肉が大好き。

そんな我が家に「イワタニの焼肉グリル『やきまるII』のレビューをしませんか?」と家電 Watch編集部より依頼が舞い込みまして、このたび試用させていただけることになったので「マジで買おうと思っていたところなので渡りに船! やります!」と即答した次第です。

我が家にはイワタニのたこ焼き専用機「スーパー炎たこ」があり、その実力を多いときには月に3度ほど感じているので、イワタニには絶大な信頼を寄せております。ホットプレートがないのでカセットコンロ&普通のフライパンでおうち焼肉をしている我が家。煙が少なく、余分な脂が落ちることでヘルシーと話題のやきまるIIの実力やいかに!?

脂がバーナーに落ちない構造。火力もちょうどいい

今回試用したのはイワタニの「カセットガススモークレス焼肉グリル やきまるII(CB-SLG-2)」。実売価格は6,360円前後です。

内容物は、説明書、本体、プレート、専用の取っ手となっています
本体にピッタリと隙間なくプレートが設置されるので、取っ手が重要です
カセットガスはこのように装着します

炎が出ているバーナー部分ではなく、水皿に脂が落ちることで煙や匂いを抑えるという構造なので、しっかり水を入れていきます。目安としては3~4人分くらいの焼肉をしたら水を追加するくらいです。

バーナーは中央で適切な火力を保ってくれます。プレートの表面温度は210〜250℃と高すぎない温度で、肉が焦げるのを防いでくれます。

プレートを装着した状態でも隙間から火力を確認することができます。やや見にくいですが火力のツマミでもわかるため困ることはありません。

油を受ける水皿にしっかり水を入れておきます
中央にあるバーナーは強すぎず、肉が焦げない適切な火力をキープしてくれます
プレートを装着しても側面から火を確認できます

プレートのウラ面を見ると、放射状に展開されているスリット、そのスリットから脂が伝ってバーナーに落ちないよう設置された2つの壁。この工夫の積み重ねを垣間見られるのってたまりませんね。

プレートのウラ面。バーナーに油が落ちないように工夫されています

今回は我が家のカセットコンロ&フライパンにも登場してもらい、少し比較もしていきたいと思います。

食材は肉のハナマサに行って子供たちがよく食べるものを購入してきました。ハナマサは安くて助かります。写真には写ってないですが豚のロースもスタンバイしています。

我が家では鳥の手羽中を塩水につけておいてから焼く、通称「トリのやつ」が定番。すぐ焼けて美味しいので大人気。そしてハナマサのオリジナル「ポークフランク」も一緒に焼いてみました。

食材はこちら! 肉のハナマサは安くて助かります
我が家の定番「トリのやつ」とポークフランクを焼いてみます

実際に火力MAX状態で肉を焼いてみると火力は控えめな印象ですが、焦がさないためにはこのくらいの火力で十分。肉を焦がして無駄にするのが大嫌いな焼肉奉行としては、少し火力が強いくらいだと感じたので、MAXから少し絞ったくらいの火力を基本にしました。

中央部分が最も火力が高いですが、端側では弱火くらいの火力になるので、じっくり焼きたい食材や野菜なんかは端側に寄せるといいかもしれません。

次は野菜を焼きつつ、豚ロースを焼いてみます。ロース肉は脂が少ないというのもあり、煙はほとんど出ず。

脂がある部位では、焼いている時に出た脂がスリットから落ちていきます。脂や肉の焦げた匂いはせず、肉の焼けるいい香りだけが漂います。

豚ロースを焼いてみます。野菜は端側に寄せて、弱火でじっくり
煙のようなものが写ってますが、これは肉に含まれる水分が蒸発している水蒸気です
脂はスリットから落ちていきます

次は脂が多い牛バラカルビを焼いていきます。我が家のフライパンでいつものように焼いてみると、火力は控えめにしているものの脂身から出た脂の逃げ場がないので焦げていき、「焼肉をしているな!」という特有の煙が立ち上ります。

やきまるIIはというと、肉から出た脂がスリットから落ちていき、脂が焼ける強い匂いは感じません。

フライパンで牛カルビを焼くと、焼肉特有の煙が立ち上ります
やきまるIIは脂が落ちていくので、匂いも控えめ

カルビの隣でハナマサのオリジナル商品「お肉屋さんのハンバーグ」を焼いてみましょう。子供の顔くらいのサイズのハンバーグが2枚入って298円(税別)と大変お買い得な商品なのでオススメです。味もとってもいいですよ。

もともと火が通っているので、全体的に温まれば調理完了。鳥と豚で出来ていてそれなりに脂が出ますが、こちらもスリットから脂が落ちていくので、肉よりも先に脂が焦げてしまってなぜか全体が焦げてしまうということがないので満足度が高いです。

ハナマサの「お肉屋さんのハンバーグ」。オススメです
余分な脂を落としながら焼けるので焦げにくいです

牛バラカルビをじゃんじゃん焼いていきます。子供たちはパクパク食べまくり、大人は「余分な脂が落ちているので普段は胃もたれするカルビなのにヘルシーな気がしてくる」という状態に。スリットよりも外側に肉を配置した場合も、プレート外側から脂が落ちていくので、ここまでで煙はほとんど感じていません。

火力を強くしすぎると必然的に肉と脂が焦げるので、火力が抑えられているのは賢いなぁという印象です。そもそも家庭で焼くようなペラペラのお肉にそんな大層な火力は必要としませんからね。

水皿には肉片や脂がたくさん落ちていて、1時間くらいで最初に入れた水が蒸発してなくなります。

脂の多いカルビをたくさん焼いてもほとんど煙を感じません
水皿にはしっかりと脂が落ちています

煙が出ないし焦げにくいしヘルシーだし最高! なんですが、唯一気になるのは「脂が結構ハネる」ということ。プレートがフッ素加工されていて脂を弾きやすいのだと思いますが、本体にもテーブルにも脂が付着しがちなので、すぐに掃除をしたほうがよさそうです。

脂はハネやすいので、焼肉の後はすぐに拭き取りたいところ

といったところで、イワタニの「カセットガススモークレス焼肉グリル やきまるII」の使用感をお届けしました。焦げにくく、煙の発生もごくわずか、脂がうまく落ちる仕組みに感心して、焼き上がったお肉や野菜に大満足な製品でした。おうち焼肉を毎月のようにするご家庭にはとってもオススメです。

プレートが少し狭いかな? という気はしますが、大量にお肉を焼き続けるということはあまりないので、我が家でいうと子供が信じられないくらい食べるようになる中高生くらいまでは余裕で問題ないかなという気がします。早速我が家でも導入しようと思います!

櫛井 優介

1979年1月デビュー。シャイな奥さんと2013年の春に生まれた娘&2016年の秋に生まれた息子を溺愛し、お寿司が大好きなおじさんです。インターネットでは 941 と名乗っていることが多く、色んな会社に行ったりするブログ書いてます。櫛井だから941。
普段はLINE株式会社でエヴァンジェリスト / 技術広報。会社では技術系イベントの企画や運営などを担当してます。コラムは週末に書き溜めてるので微妙に時期がズレたりします。

Twitter:@941
ブログ:http://blog.kushii.net