家電製品レビュー
おしりにご褒美。パナソニック「骨盤おしりリフレ」が痛気持ちよくて在宅疲れもリフレッシュ
2020年9月25日 08:00
仕事がデスクワークのため、1日7時間は座りっぱなしの毎日だ。それに加えて在宅勤務が始まり、ワークチェアではなくダイニングチェアに座って仕事をしているからか、最近おしりへと腰への負担を感じるようになってきた。
マッサージに行きたいけど人との接触はできるだけ避けたい……仕方なく自分のこぶしでポコポコと叩いたり揉んだりしてみたが、腕が疲れるだけだった。何かいい方法はないかとたどり着いたのが、2019年11月に発売されたパナソニックの「コードレス 骨盤おしりリフレ」。エアーバッグ内蔵のマッサージャーで、骨盤とおしり周りの筋肉を360度から刺激する、まさに今の悩みを解決してくれそうな製品だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | エアーマッサージャー コードレス 骨盤おしりリフレ EW-RA79 |
実売価格 | 25,554円(税込) |
本体はベルト状になっていて、骨盤周りに巻き付けて使用する。内側にはおしりの中心と下に合わせたガイドがあり、ベルトを当てる位置には迷わない。
使用するときの体勢は、立ちながら/寝ころびながら/座りながらの3通り。ACアダプタのほか単三形電池4本(充電式ニッケル水素電池推奨)でも駆動するため、ソファやベッドなど場所を選ばずに使用できる。家で基本的にダラダラしている筆者は、ソファに寝ころんでテレビを見ながら使うことが多かった。エネループなど単三形ニッケル水素電池で使用できる目安は、1回10分で約12回。
運転コースは、骨盤とおしり用の「しめつけ/もみほぐし/ひきあげ」、太もも用の「つぶしもみ」の4種類。それぞれ強度を「弱/中/強」に設定できる。まずは「しめつけ・弱」を試してみた。
電源を入れるとエアーバッグが膨らみ、おしりを締め付けてくる。だんだん圧迫が強くなり、最終的には「これで弱?」と思うくらい強めに感じた。痛気持ちいいとはまさにこのこと。
ぐぐっと締め付けたあとはエアーバッグの空気が抜け、位置を変えてまた圧迫する。この圧迫と開放の繰り返しがなんとも気持ちよく、10分の運転が終わるころにはじんわりと骨盤周りが温まっていた。
弱でもかなりしっかりとマッサージしてくれるので、強めのマッサージが好きな人もきっと満足できるだろう。反対に、はじめての人は弱から試すことをおすすめする。またベルトの巻き付け具合で強さを調整することもできるため、マッサージ強度はかなり自由に決められる。
数回使用すると慣れてきて、中、強と強度を上げても気持ちよく使えた。下のベルトをクロスさせることでおしりの引き上げ感をさらに得られるので、使うときはいつも「おしりよ上がれ」と思いながらクロスにしていた。
「しめつけ」コースはおしりを全体的に圧迫するようなマッサージだったが、「もみほぐし」コースはエアーバッグの膨らみが部分的になり、動作の回数も増える。唯一うつぶせで使用する「ひきあげ」コースはぐぐっと両側から寄せたり押し上げたりする動きで、骨盤周りがすっきりするように感じる。気持ちのリフレッシュにもなり、個人的に一番お気に入りのコースだ。
本機には「ほぐしパッド」というアイテムが付属する。ベルトとおしりや太もものあいだに差し込んで使うのだが、これがかなり効く。というかめちゃくちゃ痛かった……(笑)。肘で押す感覚をイメージしているらしく、その通りにピンポイントでコリを刺激する。エアーバッグだけでは物足りず、ゴリゴリ押されたいという人にはもってこいだ。
実はこのおしりリフレ、筆者以上に夫が気に入って毎日使っていた。普段私が使っている家電にあまり興味を持たない夫だが、彼も同様に在宅勤務をしており疲れがたまっているのだろう。夫はいつも「もみほぐし・強」で使っているらしく、感想を聞いたところ、「締め付け感が強くて最高」だそうです。
こうして夫婦で取り合うようにして使うくらい、マッサージしたあとは血の巡りがよくなっておしりが軽くなる感覚がたまらない。本体カラーは今回使用したピンクのほかに、ブラックも用意されている。在宅で座りっぱなしが多い人も、体重を支えてつぶされているおしりを労わってあげてほしい。