e-bike試乗レビュー
FUJIのe-bike×富士山初日の出を求めて2020年元旦ライドへ!!
2020年1月17日 00:00
2020年元旦、我々e-bike部は初日の出を見に来たんです! どこへ? やはり富士山でしょ! ナゼ? だって年末にFUJI(フジ)のe-bike借りたんだも~ん♪ FUJIのe-bikeの背景に元旦の富士山見えてたらサイコーじゃないですか!
こんな場所で初日の出を拝み、そこから2020年元旦ライドへ。この初日の出&元旦ライドに使うFUJI製e-bikeを軽くご紹介すると……。
まず旅自転車を思わせる「FARPOINT(ファーポイント)」。軽量で堅牢なアルミフレームはFUJIのアドベンチャーバイクJariシリーズのフレームをベースに、Hot Drawn Formingにより製造したもの。ダボ穴が豊富で各種キャリアを自在に装備可能。旅バイクとしての十二分な積載性を確保できます。ドライブユニットとしてシマノSTEPSシリーズ中で最小・最軽量の「E5080シリーズ」を採用し、航続距離は約75km(HIGHモード)~110km(ECOモード)。FARPOINTはクロスバイクタイプに見えますが、ホイールは650Bで47mmで、マウンテンバイクのような太さがあり、悪路も考慮したオールマイティな足回りになっています。
そしてスッキリとしたシルエットが特徴的な「MOTIVATOR(モチベーター)」。バーファン製のコンパクトなドライブユニット「H-600シリーズ」をリアハブ部に内蔵し、バッテリーはダウンチューブに格納していて、e-bikeを感じさせないスマートな車体に仕上がっています。アシストモードは5段階で、航続距離はアシストの弱い「MODE01」で50km、アシストが最も強い「MODE05」で25km。
この2台で初日の出ライドを。筆者スタパ齋藤とe-bike部きってのe-bikeバカこと清水の2名で挑戦です。2台のe-bikeを商用バンでトランポして、初日の出見物ポイントへ向けて出発しましたが……果たして初日の出を見ることができるのか?
まさかの曇り! と、思ったら!?
初日の出ポイント近くまでトランポ。途中、有名な観光スポットや富士山眺望ポイントには、た~くさんのクルマがありました。みんな初日の出を見に来てるんですね~。
さておき、空が白み始める頃に早朝サイクリングして目的地に到着。思いっきり氷点下で寒いっ! ともあれ、初日の出はどうなったのか、写真と説明文でご覧ください。
元日の富士宮市をFUJIで走る
初日の出の後は、富士宮市にある「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」へ初詣。そこへ行く途中に「富士宮 白糸の滝(ふじのみやしらいとのたき)」があるということで、軽く寄っていくことに。白糸の滝の近くには「白糸自然公園(しらいとしぜんこうえん)」があり、そこからは富士山と駿河湾を一望できるらしいので、そこにも寄ってみます。
富士宮白糸の滝は有名観光スポットなので、駐車場も多々。そこを拠点に周囲を散策サイクリングしてみることにしました。まずは富士山と駿河湾を眺望できるらしい白糸自然公園へ。富士宮白糸の滝からすぐ。1kmほど軽くヒルクライムすれば到着します。
しかし、公園に到着してみると……まさかの閉門! 富士宮市のウェブサイトを見てみると“年末年始12月29日から1月3日は休園日”でした。あちゃ~下調べ不足。やらかしました。
じゃあいいです~! 富士山本宮浅間大社で初詣します~! 神社までトランポです~!
初日の出は見たし、朝から初詣もしたし、なんか2020年はいい幕開けとなりました! このまま富士宮市内をサイクリングしちゃいます♪
というわけで、元日e-bikeライドは無事終了したのでした。めでたし。めでたし。
「ってオイ、おまえら、初日の出見てトランポして初詣して焼きそば食って帰っただけじゃねーか。いつもと違って淡白だなオイ! e-bike乗り足りてないんじゃねーのか?」って思いますよね~。
……ふっふっふ、実は大晦日もたっぷり富士宮を走ったのだよ読者の諸君! どういうこと?
上の写真のとおり、突発的にe-bikeを4台も借りちゃったe-bike部 清水。でも新年サイクリング行けるのは清水とスタパの2人。4台のe-bikeをどうしよう?
4台あるから、やっぱり1日で2台走らせる感じですよね。となると2日サイクリングとなります。じゃあどうせなら大晦日と元日に連続してサイクリングしましょう~! というハコビになったのでした。というわけで、順序は逆になりますが、続いて大晦日サイクリングの様子をご覧ください♪
2019年最終日のe-bike富士山サイクリングが最高だった件
大晦日のe-bikeサイクリングの目的は、借りたけど持て余したe-bikeに一応乗って遊ぶ……ことではなくて、2020年にはぜひやってみたい“e-bikeキャンプ”の下見がまずひとつ。e-bike、キャンプ、絶景、そんなイメージで富士山周辺のキャンプ場をチェックしつつ走ります。 もうひとつの目的は、2020年元旦の初日の出ポイント探しです。
なお、この日のサイクリングに使った車体は、ターンの「HSD P9」と「Vektron S10」。どちらもドライブユニットとしてボッシュ(BOSCH)「Active Line Plus」を搭載したミニベロe-bikeです。
さて、大晦日のe-bikeサイクリング。以下にその様子を写真にてダダダダーッとご紹介します。
e-bikeで走れば絶景に巡り会える、やっぱり朝霧高原は最高!!
大晦日に走ったエリアは朝霧高原。富士山の西側にある標高700~1,000mの高原で、その名のとおり霧が出やすい牧草地帯です。観光スポットが点在する夏の避暑地としてよく知られていますが、このエリア、意外なほどe-bikeサイクリングにマッチします。
というのは半径5~6km内にさまざまなスポットがあるから。ふもとっぱらキャンプ場も田貫湖も、それから陣場の滝も、さらにこれから巡る名もなき牧草地帯も、みーんな朝霧高原内。グルメスポットも案外多い。「ここも見よう」「ここにも寄ろう」という気にさせるスポット多発エリアですが、アップダウンもけっこうあります。なので、坂道もストップ・アンド・ゴーも得意なe-bikeで回っていると、疲れることなく自由に楽しめてサイコーなんです。
ともあれ、ふもとっぱらキャンプ場をひと回りした後、我々はそんなスポット多々の朝霧高原を広く巡りました。その様子を写真でご覧ください。
こんな感じで富士山だらけ絶景だらけの朝霧高原e-bikeサイクリングとなりましたが、VektronやHSDでゆったり走れたのも良かったですね~。前出の写真のとおり、これらミニベロe-bikeにはキャリアをガッツリ装着し、荷物もあれこれ積んで走りました。
朝霧高原は富士山の麓なので、延々と続く急坂も多いんですが、そこはe-bike。荷物をたっぷり積んでいる状態で坂を上り続けても苦にならない。「ここから見える富士山すげぇ!!」「あそこにもキャンプ場があるねー」などと会話を楽しみながら上っていけちゃいます。
また、ミニベロe-bikeは乗り降りが手軽というか気軽というか、「ちょっと止まって自転車から降りる」ということをスムースにできていいですね。小回りの利く走行感も好印象。まさに観光向けという感じです。
大晦日と元日を通してのe-bikeサイクリングで感じたのは、やはり足かせが非常に少ない乗り物ということです。年末年始の富士山周辺は、やはりお参りとか初日の出とか初詣とかのお客さんでけっこうにぎやか。クルマを使う観光客も多々。なので渋滞や駐車場の空き待ちなんかもよく見たんですが、e-bikeだとそういう混雑とはまったく関係なし。同時に10kmや20kmくらいの距離なら体力の消耗もほとんど感じずに移動できます。走り慣れた人なら50kmでも疲労なしという感覚だと思います。
つまり、クルマやモーターサイクルのように交通渋滞・駐車場に制限されず、徒歩よりずっと広いエリアを自由に巡ることができるのがe-bike。これまでの観光とはまったく違う体験になりますので、ぜひ一度、e-bikeを使っての観光を楽しんでみてください♪