編集部がガチで選ぶ、今欲しいのはこの家電! ～20代OLの場合

　立春も過ぎ、いよいよ新年度が近づいてきた。新しい住まいや家電を品定めしている方も多いのではないだろうか。

　今日から3日間に渡って、“新生活で揃えたい家電”をテーマに、編集部員3名それぞれが予算と生活環境に合わせた家電をピックアップした。いずれもこれさえあればとりあえず新生活がスタートできるという品揃えだ。増税前のこの時期、家電の買い替えを検討している方にも参考にして欲しい。

・1日目「自炊と時短にこだわる20代OLの場合」―予算20万円
・2日目「男の1人暮らしは10万円でスタート」―予算10万円
・3日目「30代夫婦2人暮らしの場合」―予算50万円

自炊したい! 1人暮らしの20代OLが選ぶ生活家電　by.小林樹

　1人暮らしでもちゃんと自炊したい。健康にも気を遣いたい。そんな20代OLこと編集部小林が1人暮らしを始めるにあたって、選んだ生活家電は下記の表の通り。予算は20万円に設定し、合計金額は19万と9,610円となった。

　洗濯機や冷蔵庫といった必需品は、使い勝手を重視して選んだ。さらに、健康と節約のためになるべく自炊をしたいので、調理家電は電子レンジとトースターに加え、野菜や果物のフレッシュジュースを手軽に作れるブレンダーを導入したい。加えて、洗濯物の室内干しに便利な除湿機、髪を素早く乾かせるドライヤーも購入したいアイテムだ。

生活必需品は品質にこだわりたい

　まずこれだけは揃えておきたい家電として、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、照明器具を挙げたい。

・冷蔵庫～パナソニック「パーソナル冷蔵庫 NR-B146」―49,800円

パナソニック「パーソナル冷蔵庫 NR-B146」

　1人暮らしなら、200L以下の小容量タイプで十分。小容量タイプの冷蔵庫で、使い勝手を左右するのは「霜取り機能」があるかないかだ。

　今回選んだ容量138Lのパナソニックの冷凍冷蔵庫「NR-B146」は、もちろん霜取り機能を搭載する。ほぼ同容量、同スペックで、シャープや三菱電機などからも冷蔵庫が出ているが、NR-B146は小容量タイプとしては珍しいブラウンカラーが気に入った。右開き2ドアで、インテリアに馴染みそうだ。運転音は約23dBに抑えられており、狭い間取りでも安心して設置できる。

・洗濯機～シャープ「全自動洗濯機 ES-GE60N」―36,800円

シャープ「全自動洗濯機 ES-GE60N」

　ES-GE60Nは、洗濯脱水容量6kgの全自動洗濯機。容量6kgあれば、週末のまとめ洗いにも対応する。

　この製品を選んだポイントは、洗濯槽にはシャープ独自の穴なし槽を採用し、節水性が高いこと、カビが生えにくく衛生的なことだ。

・掃除機～マキタ「充電式クリーナー CL182FDRFW」―36,500円

マキタ「充電式クリーナー CL182FDRFW」

　マキタの「充電式クリーナー CL182FDRFW」は業務用だが、量販店の店頭や楽天などのオンラインストアでも販売されているため、意外と購入しやすい。

　この製品を選んだ理由は「コードレス×紙パック」であること。充電式のコードレスタイプのスティッククリーナーで、紙パック式という製品は珍しい。スティッククリーナーは収納場所をとらず、1人暮らしにはもってこいなのだが、アレルギー性鼻炎の自分にとっては、いちいちダストカップのゴミを捨てる際にホコリが舞い上がるのが辛い。紙パック式ならゴミ捨ての際にホコリが立ちにくく、安心して使えるというわけだ。

・照明機器～パナソニック「クリアLED電球　EVERLEDS LDA6LC」―2,380円

　部屋の雰囲気を左右する照明機器には、パナソニックの「クリアLED電球　EVERLEDS LDA6LC」を1灯だけ選んだ。毎晩寝に帰るような生活だから、リラックスした空間を演出するために、部屋のあかりは薄暗くて良い。

　裸電球の周りに、ワイヤー素材のランプシェードを巻き付ければ、手軽に部屋の雰囲気を演出できる。シェードは実際に1人暮らしをしていた頃に、北欧インテリアの店で購入した。価格は1万円ほどしたはずなのだが、最近、300円ショップで短いタイプが売られているのを見かけて、なんともいえない気持ちになった。

パナソニック「クリアLED電球　EVERLEDS LDA6LC」

裸電球にワイヤーオーナメントを取り付けたところ。手軽に部屋の雰囲気を演出できる

自炊を助ける調理家電

　さて、自炊を頑張りたい! と意気込む新生活では、調理家電を充実させたい。そこで選んだのが以下の製品だ。

・炊飯器～タイガー魔法瓶「炊きたて tacook JAJ-A551」―12,390円

タイガー魔法瓶「炊きたて tacook JAJ-A551」

　1人暮らしなら、時間がある日に大きな炊飯器で一度にまとめてごはんを炊いて、ラップで小分けして冷凍しておいてもいいかな～と思ったのだが、やっぱり炊きたてのごはんが恋しい。

　そこで選んだのがタイガー魔法瓶の「炊きたて tacook JAJ-A551」。3合炊きの小容量炊飯器で、炊飯時の蒸気でおかずも調理できちゃうというもの。これならあつあつのごはんを手軽に炊ける。スープとおかずを同時に調理することも可能で、忙しい平日の夜ご飯づくりに活躍させたい。

・エレクトロラックスの単機能レンジ「EMS21200JS5」とイデアインターナショナルのトースター「BOE008」―各9,980円、4,180円

　おかずの温め直しなどに使う電子レンジや、朝にパンを焼くためのトースターは、価格と実用性で選んだ。エレクトロラックスの単機能レンジ「EMS21200JS5」はターンテーブル式で、大きく見やすいデジタル表示の液晶を搭載している点がポイント。出力は90～700Wまで6段階から細かく調節可能で、食材の解凍や煮込み料理の調理などにも活用できる。イデアインターナショナルのトースター「ブルーノ コンパクトオーブントースター BOE008」はレンジの上に置けるコンパクトさで、インテリアにも合うかわいいデザインが気に入った。

エレクトロラックスの単機能レンジ「EMS21200JS5」

イデアインターナショナルのトースター「BOE008」

・ブレンダー～ビタントニオ「マイボトルブレンダー VBL-30」―3,980円

ビタントニオ「マイボトルブレンダー VBL-30」

　調理家電でこだわったのが、ビタントニオの「マイボトルブレンダー VBL-30」だ。1人暮らし中はとにかく野菜不足になりがち。スーパーで野菜を買っていても、おかずにするだけでは野菜を使いきれない。そこで、余り野菜や果物をまとめてジュースにできるブレンダーが活躍する。マイボトルブレンダーは1人分のフレッシュジュースを作るのにぴったりなコンパクトサイズで、ボトルを外してタンブラー容器として持ち歩ける。朝の時間がない時も、数十秒で用意できるし、健康な自炊生活を目指すには、買っておいて損はないアイテムだ。

あると便利! こだわり家電たち

・除湿機～三菱電機「MJ-10HGX」―28,800円

三菱電機「MJ-10HGX」

　女性の1人暮らしは、なかなか洗濯物を外に干しにくく、どうしても室内干しが多くなる。そこであると便利なのが除湿機だ。

　私は三菱電機のムーブアイシリーズの除湿機を愛用しているが、その理由は3つある。室内干しのニオイがしないこと、シャツなどがシワにならないこと、洗濯物が乾いたのを検知して、自動で運転を停止することだ。

　乾燥機能付きの洗濯機で一度に乾かすという方法もあるが、シャツの仕上げにはアイロンがけが必要だ。一方で除湿機を使えば、濡れて重たい洗濯物を室内に干す手間はかかるが、シャツもシワなく乾かせるのでアイロンがけの必要がない。また、洗濯機で乾燥させるよりも、布地へのダメージが少ないと感じている。衣服を長持ちさせたい、ファッションにこだわりのある方にはオススメしたい。

・ドライヤー～シャープ「プラズマクラスタードライヤー IB-HD93」―14,800円

シャープ「プラズマクラスタードライヤー IB-HD93」

　掃除に洗濯、調理……とにかく忙しい1人暮らしの生活では、“時短”というのも1つのキーワードになる。シャープの「プラズマクラスタードライヤー IB-HD93」は、実売価格が1万円以上する高級ドライヤーに属する製品だ。実際に現在、我が家で使っているが、この製品は風の勢いが強く、今までのドライヤーよりも早く乾かせる点がメリットだ。髪の長い女性には助かるアイテムと言えるだろう。

ただ安いだけじゃない、1人暮らしの生活家電選びを

　働く女性の1人暮らしは忙しいが、体調管理や節約のためにも自炊はしっかりとしておきたい。家事の時間短縮に繋がる生活家電や、手っ取り早く調理して十分な栄養をとれる調理家電をうまくとり入れて、新生活を楽しみたいものだ。