【新生活特集】

編集部がガチで選ぶ、今欲しいのはこの家電! ~30代共働き夫婦が買うならチョット良い家電

 立春も過ぎ、いよいよ新年度が近づいてきた。新しい住まいや家電を品定めしている方も多いのではないだろうか。

 今週月曜から今日まで“新生活で揃えたい家電”をテーマに、編集部員3名それぞれが予算と生活環境に合わせた家電をピックアップした。いずれもこれさえあればとりあえず新生活がスタートできるという品揃えだ。増税前のこの時期、家電の買い替えを検討している方にも参考にして欲しい。

1日目「自炊と時短にこだわる20代OLの場合」―予算20万円
2日目「男の1人暮らしは10万円でスタート」―予算10万円
・3日目「30代夫婦2人暮らしの場合」―予算50万円

30代共働き夫婦が選ぶ今欲しいのはこの家電 by.阿部夏子

 結婚して5年、2人暮らしを初めてから8年。お互いに仕事をしているので、家に居る時間はそれほど多くないが、自宅にいるときくらいはくつろぎたい。今後家族が増えることも考えて、少し大きめの製品を選びたい。そんな30代に向けて、今イチオシの家電製品をピックアップした。予算はぐーんと上がって、50万円。ここに挙げた製品はどれも一度は触ったことがある、あるいは実際に使っている製品なので、使い勝手も確認済みだ。

製品メーカー品番ヨドバシ.com価格
冷蔵庫三菱電機MR-JX61X-RW226,600円
洗濯機日立アプライアンスビートウォッシュ BW-9SV89,800円
照明器具シャープさくら色LEDシーリングライト~12畳 DL-C514K21,500円
オーブンレンジパナソニック3つ星ビストロ NE-BS1000108,000円
掃除機ダイソンdigital slim DC6252,800円

 夫婦共働きなので、家事は基本、分担が当たり前。洗濯も料理も掃除も時間がある方がする。ただし、家電でその負担を少しでも減らせるなら減らしたい。だから、使用頻度の高い冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジは思い切って良い物を選んだ。

2人暮らしでも置けるんだったら、大容量がオススメ!

・冷蔵庫~三菱電機「置けるスマート大容量 MR-JX61X」―226,600円

三菱電機「置けるスマート大容量 MR-JX61X」

 容量605Lは、2人暮らしには大きくないか? とも感じるが、私の実感からいうと、「入るなら大きいサイズを買った方が得!」。理由としては2つある。まず、多くのメーカーが大容量冷蔵庫の省エネに力を入れているからだ。大容量冷蔵庫は、いわゆるフラッグシップモデル、そのメーカーを代表する製品となるため、とにかく力が入っている。容量が少ない下の冷蔵庫よりも、消費電力量が少ないなんてこともしょっちゅうだ。

 もう1つは、中容量の冷蔵庫にギチギチに入れるよりも、大容量の冷蔵庫にゆったり入れた方が省エネだから。冷蔵庫の省エネ術としてもよく紹介されるテクニックだが、これは確かなこと。食材をたくさん入れて、フル稼働するよりも、スペースに余裕があって、半分の力で運転した方が省エネになるのだ。特に最近の冷蔵庫はたくさんのセンサーがついていて、運転を細かく制御するので、使い方が重要になる。

 もう1つ付け加えるとすると、共働きの我が家ではまとめ買いが基本、週末にまとめてたくさん買ってくるので、容量の大きな冷蔵庫の方が絶対便利なのだ。

 今回三菱を選んだのは、幅68.5cmというサイズから。この幅サイズで、605Lというのは業界最大容量だ。これなら、マンション住まいの我が家でも十分「置けちゃうサイズ」なのだ。

自動お掃除機能がマスト!!!

・洗濯機~日立アプライアンス「ビートウォッシュ BW-9SV」―89,800円

日立アプライアンス「ビートウォッシュ BW-9SV」

 洗濯機は、日立アプライアンスの「ビートウォッシュ BW-9SV」を選んだ。全自動洗濯機で、乾燥機能は簡易な送風乾燥しかついていないタイプだ。ここらへんは生活習慣の違いも出てくるが、我が家では天日干しが基本。天気が悪い時はマンションの浴室乾燥機能を使って乾かしている。そのため、乾燥機能はいらないと判断した。

 この製品を選んだ一番のポイントは、洗濯槽の裏側についた黒カビなどの汚れを水で洗い流す「自動おそうじ機能」を搭載している点。洗濯槽の裏って、実はかなり汚れているものなので、これを自動で洗ってくれるというのはありがたい。ビートウォッシュは、独自の「シャワービート洗浄」で少ない水で、効果的に洗うことができるのも特徴だ。

優しいさくら色で、おうち時間をゆっくりと

・照明機器~シャープ「さくら色LEDシーリングライト~12畳 DL-C514K」―21,500円

シャープ「さくら色LEDシーリングライト~12畳 DL-C514K」

 部屋の灯りを落として、ゆっくりとワインを飲みながら映画を楽しむのが大好き。そんな私にとっては、調色・調光機能は絶対外せない。そこで選んだのが、シャープの「さくら色LEDシーリングライト~12畳 DL-C514K」だ。暖色から寒色まで10段階で光色を変えられるほか、それぞれの光色を10段階の明るさで調節できる機能を備える。

 そして、もちろん「さくら色」だ。最初この製品を知った時、「えー??? ピンクの照明って! なんか変な雰囲気になりそう……」と思っていた。しかし、実際にあかりを体験してみると、これがかなり良い!

 ピンクといっても様々な色味があるが、この製品の色は文字通り「さくら色」。いつもせかせか、イライラしている私だが、この灯りの下にいると、心まで優しくなるような……そんなふんわりとした色なのだ。

オーブンレンジは、火力・時短重視

・オーブンレンジ~パナソニック「3つ星ビストロ NE-BS1000」―108,000円

パナソニック「3つ星ビストロ NE-BS1000」

 仕事柄、色々な種類のオーブンレンジを使っているが、火力の強さ・調理時間の短さでいうと、パナソニックの3つ星ビストロがおすすめだ。パンのトーストが5分以内でしっかり焦げ目が付くとか、ハンバーグの焼き目がしっかり付くとか、そういった基本機能はもちろん、地味ではあるが、肉の解凍なんかもかなり優秀。スチームを使ってしっとり仕上げてくれるのは、高級オーブンレンジならではの機能といえる。

 またこの製品はスマートフォンでレシピを外出先から確認できるという機能も備える。最近のオーブンレンジは、何百という自動メニューを搭載しているが、多機能過ぎて使いこなせないというのもまた事実。空いた時間で、レシピをチェックできるというのは嬉しい。

マンションならスティック型一台でいけます!

・掃除機~ダイソンの「digital slim DC62」―52,800円

ダイソンの「digital slim DC62」

 掃除機は、初代モデルから愛用しているダイソンの「digital slim DC62」以外は考えられない。コードレス、スティック型と聞くと、“2台目の掃除機”のイメージが強いかもしれないが、マンション住まいの我が家はこれ一台で十分間に合ってしまう。

 この製品の一番の魅力は、なによりも手軽さだと思う。専用のブラケットで壁に収納してあるので、ちょっと汚れているなと思ったらさっと使える、掃除機を使おうかな、使う、しまうという一連の作業が立ったまま、3分以内で終えられるというのはスティック型掃除機ならではの魅力だ。

 あとは、ダイソンならではの吸引力。特に感心するのが、床に付着した細かい繊維までしっかり取り除けるということ。このスッキリ感は、ほかのスティック型掃除機にはない魅力だと思う。

50万円って結構買える!

 今回予算を50万円に設定して、色々モノ選びしてみたが、率直な感想として「50万あればこれだけ買えるんだ!」と感じた。今回選んだのは、どれも比較的新しく、高機能なものばかりなので、1つ買い替えるだけでも、生活の変化を感じられるだろう。

阿部 夏子