すずまりの快眠スリープテック最前線
質の良い眠りに足りないものは? 自分の睡眠の質をチェックしてみよう
2018年9月26日 06:30
秋の睡眠の日といわれる9月3日、寝具メーカーのライズTOKYOが都内で発表会を開催。良質な睡眠を啓蒙するサイト「スイミン・スイッチ」がオープンしたことを発表しました。
寝具メーカーが質の良い睡眠を啓蒙、「スイミン・スイッチ」でスムースな入眠を
スイミン・スイッチは、簡単にいえば質の良い睡眠を啓蒙するサイト。ライズTOKYOではマットレスや枕などの寝具を開発・販売するだけでなく、法人向けに睡眠に関するセミナーを開催するなど、睡眠文化を育てていく活動も行なっています。
今回オープンしたサイトでは、そのような活動を紹介しつつ、いい寝具と「スイミン・スイッチ」をキーワードに、眠ることが楽しみになるよう、眠り方のノウハウやヒントを紹介しています。
そのキーワードとされている「スイミン・スイッチ」とはなんぞやといえば、「入眠儀式」ともいわれる、寝る前にリラックスするためのルーチン(習慣)といっていいでしょう。
アロマ、読書、瞑想、音楽だけでなく、お気に入りのパジャマに着換えてストレッチするといった行動も該当します。これをすれば安心できる、落ち着けるという習慣を持つことで、スムースな入眠と快適な目覚めを得ようというものです。
「睡眠の質 セルフチェック」は生活習慣の見直しにも
中でもぜひチェックしていただきたいのは、「睡眠の質 セルフチェック」いう診断ツール。「睡眠負債」で2017年新語・流行語大賞を受賞された早稲田大学の枝川義邦教授が監修しています。
該当する項目にチェックをしていくと、自分の睡眠習慣がどの程度なのかが分かるというもの。設問は「朝~昼間の習慣など」「夕~夜の習慣など」と2項目に分かれており、すべて答えると合計点が表示されます。点数によってA~Dランクに分類され、ランクごとに簡単なアドバイスがもらえます。
アドバイスそのものはとてもシンプルなので、内容によっては物足りなさを感じるかもしれません。しかし実は設問1つ1つが生活習慣の改善のヒントになっているのがポイント。
設問内容は「毎日決まった時間帯に起きている」、「朝起きたらすぐに太陽の光を浴びている」、「夕方以降はカフェインを摂らないようにし、飲酒も控えている」などで、当てはまるほど質の良い眠りに繋げられるはずです。
当てはまらなかったマイナスの生活習慣があったら、いきなり全部は難しいので、リストの中からできそうなものを2つくらい選び、「当てはまる」に変える努力をしてみましょう。
発表会ではタレントのヒロミさんや菊地亜美さんが、スイミン・スイッチ大使に就任。睡眠に関するトークを繰り広げました。ヒロミさんは、毎晩寝る前に奥さまである伊代さんに「ありがとう」とお礼を言っていると語りました。なぜなら「自分が眠ったあと死んでしまうかもしれないから」とのこと。
「そんな大げさな」と思ったでしょうか。実は筆者の友人は、就寝中に最愛の旦那様を亡くすというとても悲しい経験をしています。まだ若く働き盛りのころでした。そのため、とても人ごととは思えず、ヒロミさんの想いに思わず涙しそうになってしまいました。
睡眠は心身の健康を維持するうえで、もっとも大切なものです。明日の健康は、今日これからの眠りが握っているといっても言い過ぎではありません。まずは自分の睡眠の質をチェックするところから始めてみませんか。