ぷーこの家電日記

第430回

真空パック器でジップつき袋から卒業

全国的に梅雨入りして、さすがに雨の日も多く浴室乾燥が大活躍している。つい天気予報を見るのを忘れてしまう私は、先日カラッと晴れて気持ちがよかったもので、朝仕事に出る前に洗濯して外に干した。

朝が弱くて普段ダラダラとぎりぎりまで寝てしまう私なので、「今朝の私はよくやった! 偉い!」なんて思っていたのに、夕方前に真っ黒な雨雲が急に来て酷い夕立に! 帰ってびしょ濡れになった洗濯物を前に、もう早起きなんてしないぞ! と思ったのであります(笑)。

さて、内食需要の高まりと、買い物回数を減らすための買い溜めで、セカンド冷凍庫がコロナ禍以降人気だと聞いたけれど、我が家ももちろんストック用にセカンド冷凍庫が大活躍している。我が家の場合はもともと買い溜めのストックというよりも、趣味の家庭菜園で夏野菜がたくさん採れて食べるのが追いつかなくなることを見越した「捕らぬ狸の皮算用冷凍庫」だったわけだけど(笑)。

トマトがたくさん採れすぎちゃったらトマトソースにしてストックしておくと、スープや煮込みなんかにいつでも使えるし、採れすぎたバジルはジェノベーゼソースにしておくといつでも簡単にパスタにできちゃう。ピーマンは大好きなチンジャオロースー用に刻んでから冷凍しておいてもいいし、肉詰めなんかして焼けばいいだけにしておけば楽だなぁ。なんて思っていた。

まぁ、捕らぬ狸の皮算用だったわけで、今では家庭菜園の野菜用という目的はほぼ忘れ去られ、普通にストック用のセカンド冷凍庫として活躍している。肉や魚のストックが半分、あとは下処理や調理した食材が半分という感じで使っている。

そして料理をストックする際に私がたくさん使うのがジップつき袋だ。フリーザー用のジップつき袋は我が家ではラップ以上にたくさん使われている消耗品かもしれない。冷凍ストックにも使うし、料理を作りまくって友人に送る不定期の趣味的イベントのときなんかは数十枚を一気に使ったりする。もうジップつき袋が大好きすぎる人間のようになっているのだけれど、そういうわけでもなく、フードシーラーがあればなぁとずっと思ってはいた。

真空パックにできたら、便利なだけじゃなくて冷凍した時の鮮度が落ちにくいというところにも非常に惹かれる。低温調理用に簡易タイプのシーラーは持っていたのだけれど、壊れてしまってからそのまま放置していた。

次に買うときは食材だけじゃなくて、水気のある料理も脱気できるようなものが欲しいなぁと思っていたのだ。先日一度に100枚近くのジップつき袋を使った時に、「もう絶対に買う!」と心に決めたんだ。なくても大きく困ることはないものなのでつい後回しにしていたけれど、鮮度保持とランニングコスト考えると、私にはこれは絶対に必要な家電だ! と思ったわけです。

ということで、数あるフードシーラーの中から選んだ真空パック器は「フードシールド JP290」である。業務用と書いてあるけれど、本格的な業務用というよりも家庭用シーラーの上位版みたいな気がする。

それでも、汁物も脱気できるように集水カップがついていたり、専用袋を使う必要がなかったりと、私がフードシーラーに求めていたものが結構集約されているなかなか凄いヤツ!

「集水カップは絶対に大きい方が良い!」というレビューを参考に、大容量カップ付きの、さらにフルオート機能が付いた「JP290-plus」という機種を購入した。かなり売れているフードシーラーのようだけれど、買おうと検討し始めるまで知らなかった。

そして専用袋が不要なので、好きなナイロンポリ袋を使えるのだけれど、推奨品のクリロン化成の「彊美人」という袋を買ってみた。いろいろ種類やサイズがあり、圧着すると何だかどこかで売っている商品のようで、お店屋さんごっこ気分も盛り上がる!

早く大活躍させたいので、まずは冷凍庫に保存しているストックを先にせっせせっせと片付けているところだ。セカンド冷凍庫のはずなのに、なぜ人は冷凍庫があるといっぱいになるまでストックしたくなるのだろうか(笑)。

常に8割ほどものが詰まっているので、5割くらいに減らした時点で、またいろいろ一気に作って真空パックにして冷凍庫を満たすぞー! と計画している。というのも、水気のあるものを吸い取ったあと、ノズル内の汚れを掻き出したり、洗浄液を吸わせて洗浄したり、フィルターボックス内のスポンジを洗浄したりと、結構お手入れが面倒くさいのだ。

今日の余り物をちょっと真空パックにしようと気軽に使うには、ズボラな私にはちょっと面倒すぎる。なので、普段は液を気にしなくて良い新鮮なお肉やお魚を小分けして冷凍保存することに使い、調理品はある程度まとめて作る。それが使い勝手的に良さそうだなぁと思っているのです。

よく食べかけのナッツを真空パックして保存すると鮮度が保てるみたいな例を見るけれど、私はナッツをまとめ買いしたりしない……と思った。でも、ナッツじゃなくて数キロまとめて買うキャットフードを小分けにして真空にすれば、いつも新鮮なカリカリを食べさせてあげることができるのか! と気づいて、やっぱり買ってよかった。と心から思ったのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。