暮らし

[始めよう薬膳レシピ38]「消化促進の気分スッキリスープ」夏の冷えにも

湿気が強く過ごしにくい時季に、気分がスッキリするスープはいかがでしょうか。今回は、滋養を補う「エビ」、血流を良くする「玉ネギ」と、だるさを軽減する「パクチー」を使った、スープのレシピをご紹介します。「パクチー」は、落ちた消化力を回復して代謝を上げるほか、爽やかな香りが気持ちをスッキリさせてくれるため、梅雨や高湿度の過ごしにくさを軽減してくれますよ。パクチーが苦手な方は、パクチーを抜いて作っても、「レモン」の香りでリラックスできます。

 

「消化促進の気分スッキリスープ」の食材効果

今回ご紹介するのは、「パクチー」で香り付けした「消化促進の気分スッキリスープ」です。

メニューには、血行を促進し、体を温める「エビ」「玉ネギ」のほか、「」の巡りを良くして消化を助ける「パクチー」を使っています。「パクチー」は、ストレスによる胃のゴロゴロにも効くとされますよ。

また「パクチー」や「レモン」は、抗ストレス作用があるとされるため、梅雨や湿気でどんよりした気分に、ぴったりの食材です。

「エビ」を使ったレシピは、[始めよう薬膳レシピ23]でも紹介していますので、気になった方は下のURLを参照してみてくださいね。

 

[始めよう薬膳レシピ23]肩こり緩和に「香味炒め」で血行促進!

 

「消化促進の気分スッキリスープ」の材料

<材料:2人分>

エビ:10尾

水:500ml

玉ネギ:1個

コンソメまたは牛ダシ:小さじ3(お好みのダシで代用可)

塩:適量

コショウ:適量

レモン:1個

パクチー:2束

 

「消化促進の気分スッキリスープ」の作り方

1.玉ネギは半分に切って、スライスしておきます

2.エビは殻を剥き、背・腹側に包丁で浅く切り込みを入れ、それぞれワタを取り除いたら、ボウルへ入れ、塩、片栗粉を順に揉み込み、洗い流して、汚れを取り除きましょう。鍋で湯を沸かして茹で始めます

3.鍋へ1.、コンソメを加えて煮立て、塩、コショウで味を整えたら、火を消して、レモン果汁を半分加え、火を止めましょう

4.お皿に盛り付け、刻んだパクチーをたっぷり散らし、香りを楽しんで召し上がれ!

 

薬効1「パクチー」

薬膳で「パクチー」は、「」の巡りを改善して、食欲不振を解消します。爽やかな芳香がストレスに効くとされるほか、血液(「」)をきれいにするので、アンチエイジング効果も期待できますよ。体を温める「温性」の葉物野菜です。

 

薬効2「玉ネギ」

「玉ネギ」は、「」「」を巡らせる力が強いため、体を温めてくれる野菜です。消化を良くする作用もあるので、食欲不振も改善しますよ。血流を促進するため、動脈硬化の予防ができ、生活習慣病の予防にもなります。

 

発汗で梅雨の重い体を軽く

今回使った「エビ」「玉ネギ」「パクチー」は、どれも体を温める食材です。なかでも「パクチー」は、「ショウガ」や「シソ」と近い作用をもち、発汗を促すので、ジメジメした時季に、だるくなりがちな体を楽にしてくれます。

 

また「パクチー」や「ジャスミン」などは、独特の香りがストレス解消に役立ちます。普段は馴染みが薄いように感じる方も、この機会にお試しくださいね!

 

 

A's Pumpkin(薬膳マイスター)

日々健やかに過ごしたいと考える、おばちゃまライターです。
薬膳マイスター資格を取得、自然由来食材のエネルギーをよりよく活かすことで、ひとりでも多くの方が健やかに過ごせるお手伝いが出来ればと思っております。国際薬膳食育師3級。