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リーフ柄「消しゴムはんこ」を作って、オリジナル「ミニハンカチ」作ろう

手作りらしい温かさのある、オリジナルハンカチを作ってみませんか。今回は、「木の実」と「リーフ」をモチーフにした3種類の消しゴムはんこと、それを押した「ミニハンカチ」の作り方をご紹介します。手作りハンカチは愛着が湧くし、プレゼントするときは特別なワクワク感が味わえます。ぜひ挑戦してみてください!

 

準備するもの1<はんこを作る道具・材料>

・デザインカッターと普通のカッターナイフ
・カッターマット(ない場合は厚紙など)
・消しゴムはんこ用のゴム版(100円ショップで購入可、厚さ1cmの物が彫りやすいです)
・トレーシングペーパー
・白い紙
・ペン、鉛筆またはシャープペン
・定規
・マスキングテープ
・練り消し(セロテープや消しゴムでも代用可)

 

準備するもの2<ミニハンカチを作る道具・材料>

・アイロン
・ミニサイズのハンカチ(31cm四方)
・チャコまたはチャコペンシル
・布用のスタンプ台2色(今回はバーサクラフトシリーズ「スカイミスト」、こまけいこシリーズ「モス」を使用)
・定規
・白い紙2枚(3.5cm四方1枚、縦3.5cm×横7cmの長方形1枚)
・マスキングテープ

 

デザインカッターとスタンプ台はネットでの購入が便利です。使用するスタンプ台は布用なので、取り扱っている手芸店もあります。そのほかの材料は100円ショップでだいたい購入できます。見本のミニハンカチはブロード綿を縫った手作りですが、無印良品などで市販されている無地の普通サイズのハンカチでも大丈夫です。

 

作り方1:はんこの下絵を描く

以前ご紹介した方法と同じように、白い紙に定規と目立つ色のペンで1cm四方の方眼を描きます。その上へトレーシングペーパーを重ねて、この写真を参考に、「実」「リーフ」「実の付いたリーフ」の3種類の下絵を描きましょう。

 

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作り方2:はんこを彫る

以前ご紹介した方法と同じように、以下の手順ではんこを彫ります。(参考写真は「実のついたリーフ」です)

 

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1.下絵を描いたトレーシングペーパーを裏返してゴム版の上へ置き、マスキングテープで留め、トレーシングペーパーの上から爪でこすって下絵をゴム版へ写します
2.下絵の輪郭とその外側に沿って、デザインカッターで切込み2本入れ、V字状の溝を作ります。下絵の周りを0.2〜0.3cm残して、外側を普通のカッターナイフで切り落とします。下絵のラインが浮き出るように、デザインカッターで、リーフの外側と内側を掘ります。
3.下絵の線を練り消しで消して出来上がりです。ほかの2種類のはんこも同様に彫りましょう

 

丸い実の輪郭線は、彫るのが少し難しいかもしれません。デザインカッターを固定して、ゴム版を回転させて彫ると丸い形がきれいに彫れますよ。一回転させるのが難しい場合は、半回転ずつ回してみましょう。

 

作り方3:ハンカチ生地に印を付ける

ハンカチ生地に、はんこを押す位置の目印を付けましょう。四角いミニハンカチの周りに規則正しくはんこを押して柄を付けるので、定規とチャコを使って印を付けていきます。今回は、分かりやすいように、写真のように角の部分を「コーナー」と呼び、1つ分の柄を「1パターン」と呼びます。「コーナー」のサイズは3.5cm四方。「1パターン」は縦3.5×横7.0cmです。

 

作り方4:はんこ押しの見本を作る

まず紙にはんこを押して、「見本」を作ります。「コーナー」と「1パターン」と同じ大きさの紙を用意し、本番と同じインクを使ってはんこを押しましょう。これをお手本にしながら、生地にはんこを押して行くと、すんなり作業が進みます。

 

作り方5:ミニハンカチへはんこを押す

では実際に、ミニハンカチへはんこを押していきますが、まずミニハンカチを、マスキングテープでテーブルへ固定しましょう。最初に、左下の「コーナー」から始めます。チャコで印を付けた「コーナー」の上に、「コーナー」の紙を置き、見本を見ながら「リーフ」のはんこをゆっくり押します。次にその隣の「1パターン」の上にも紙の見本を置き、「1パターン」の中に、「実のついたリーフ」「リーフ」「実」の順にはんこを押しましょう。この「1パターン」を右端のコーナー手前まで、3回繰り返します。枠からはみ出たり、見た目の印象が変わったりしても、手作りの味わいになるのでOKです。

 

今回は布にはんこを押すので、紙に押す場合よりも少しインクを多めに付け、押すときはじんわりとインクを染み込ませる気持ちで、2〜3秒押し当てましょう。押し当てているときは、柄がズレないように、はんこを動かさないように注意してくださいね。

 

作り方6:ミニハンカチを時計周りに90度回転させる

次のはんこを押す前に、ミニハンカチを右回りに90度回転させましょう。そして、先ほどと同じように「コーナー」を1回、「1パターン」を3回押します。この流れをあと2回繰り返すと、ミニハンカチの全てのフチへ柄が付きますね。

 

作り方7:アイロンでインクを定着させる

はんこのインクをミニハンカチに定着させるため、アイロンで熱を加えます。今回のハンカチは綿なので、綿の適温のアイロンで15秒間熱を加えます。全部の柄え熱を加えたら、完成です!

 

まとめ

今回はオフホワイトのミニハンカチに、2色のインクで柄を付けました。生地の色を濃くしたり、インクの色数を増やしたり、また柄をランダムに散らしたりすると、同じ消しゴムはんこでも、バリエーションが無数に広がります。ぜひ楽しんでみてくださいね。

 

 

杉澤由紀子(消しゴム版画作家)

季節のお花など、草花を中心に好きなモチーフを消しゴム版画にしています。その版でレターセットやポチ袋などの紙物類、そしてハンコを作っています。1つの版から色替えなどをして様々な物が出来上がる事が楽しくて、試行錯誤しながら日々消しゴム版画と向き合っています。作品はminne「消しゴム版画作家・杉澤由紀子」で販売しています。ぜひ、ご覧ください!