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初心者さんOK!「葉っぱのはんこ」の作り方、グラデーションも楽しもう
2017年 6月 28日 07:30
今回は葉っぱのはんこの作り方と、インクをグラデーションで付ける方法をご紹介します。くっきりとした葉脈がポイントになったシンプルな形の葉っぱです。1色使いの葉っぱもステキですが、インクをグラデーション使いするとより表情豊かな葉っぱができ、こちらも発見があって楽しいです。ぜひやってみて下さいね。
準備するもの
<はんこを作る道具・材料(写真左側)>
・カッターマット(ない場合は厚紙など)
・トレーシングペーパー、普通紙
・筆記用具(鉛筆またはシャープペン)
・消しゴムはんこ用のゴム版:厚さ1cm
・マスキングテープ
・デザインカッター・普通のカッターナイフ
・練り消し(セロテープや消しゴムでも代用可)
・定規
<はんこを押す材料(右側)>
・お好みの用紙(コピー用紙や画用紙など、今回はハガキの半分くらいの大きさの用紙を使用)
・スタンプインク(今回使用した色は全てグリーン系で、セージ(アートニック)、オリーブ(アートニック)、モスグーン(アートニック))
デザインカッターとスタンプ台は、ネットでの購入が便利です。その他の材料は100円ショップや無印良品、文房具店などで購入できます。
下絵の作成:葉っぱ用のガイド線を引く
縦60×横50mmのトレーシングペーパーを用意し、赤などのマジックで10mm間隔の方眼になるよう縦横にラインを引きます。写真のバランスを参考にして、鉛筆で葉を書きましょう。最初は細いラインで全体を書き、少しずつ肉付けをして、線を太くしていくと上手に書けます。線は、太さが2mmくらいになるよう塗りつぶします。縦34×横23mmくらいの大きさの葉が出来上がりました。
はんこを彫る1:葉っぱの葉脈を彫る
前回の花と同様に葉っぱの下絵を写し、葉脈の中から切り取りましょう。
ライン切るときは、外側へ傾くようにデザインカッターで1mmほどの深さで、斜めに切り込みを入れます。次に、ラインから2~3mm外側からラインに向かって斜めに切り込みを入れて、V字状にゴム版を切り取ります。葉脈と葉脈の間が広く、写真のように真ん中が残っている場合は、残ったゴム版の左右両方から切り込みを入れ、ゴム版を取り除きます。
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はんこを彫る2:葉っぱの外周を彫る
葉脈の中が切り取れたら、つぎは輪郭を彫ります。周囲も葉脈のなかと同じように、V字に切り取ります。また曲線のラインを彫るときは、円をくり抜くときのようにデザインカッターの刃を差し込んで固定したまま、ゴム版を回すときれいに曲線が出せます。もし、一気に回すことが難しい場合は半分くらいに分けてやってみて下さい。
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はんこを彫る3:周りを切り落として鉛筆の線を消す
輪郭を彫ったら、周囲を切り落とします。その際、葉の茎の部分は細いので、周りの余分なゴム版は他の部分よりも2~3mm多めに残し、強度を出しましょう。最後に、鉛筆の下絵を練り消しなどで取り除いたら、葉っぱのはんこの完成です。
はんこを押す1:インクをグラデーションで付ける
インクを付けるときは、はんこをテーブルに置き、インクパッドを手に持って上からポンポンと叩きながら付けます。まずは葉の先から半分より少し下の部分まで薄いグリーン(使用した色:オリーブ)を付けます。次に、濃いグリーンを茎の方から薄いグリーン(使用した色セージ)に重なるところまでポンポンと付けていきます。濃淡の境目が自然になじむように濃いグリーンは少し浮かせて軽く付けましょう。
はんこを押す2:単色とグラデーションを自由に配置
グラデーションを付けた葉っぱ(写真左下、右上)と、濃いグリーン1色の葉っぱ(写真中央)、薄いグリーン1色の葉っぱ(写真左上、右下)の3種類の色の葉っぱを配置してはんこを押しました。グラデーションを付けた葉っぱの向きを、隣合う葉っぱの色が繋がるように押すと、全体にまとまりが出て、それぞれの葉っぱの表情が楽しめます。
はんこを押す3:重なり合う葉っぱが楽しいアレンジ
落ち着いた色の黄緑(使用した色:モスグリーン)の葉っぱに、濃いグリーン(使用した色:オリーブ)のグラデーションを付けた葉っぱを織り交ぜ、ストライプ状に配置しました。
まとめ
本文でご紹介した以外にも色々なアレンジができます。グラデーションを付けずに1色で用紙全体に葉っぱのはんこを押すだけでもおもしろいです。また、色のついた用紙に白と濃いめのグリーンでグラデーションをつけると、また違った表情の葉っぱになります。いろいろとアレンジを試しているうちに、オリジナリティあふれる葉っぱが出来上がると思いますので、ぜひ、試してみて下さいね。