老師オグチの家電カンフー
捨てる紙あれば拾う輩あり 〜シュレッダーを更新してゴミ減量〜
2018年11月7日 06:30
真の文明は下水道から生まれる。
古代ローマ時代の賢人か歴史家が発した格言のようですが、いま私が思いつきました。水道の水は誰もが飲みたがるけど、環境を考えてこそ社会。いくら生産効率を高めた工場を持っていても、汚染物質を垂れ流すような企業が糾弾されるように、ゴミの出し方に気をつかってこそ文明人と言えるんじゃないでしょうかね。
なんて考えたのは、ゴミ捨てに使うための家電、シュレッダーを買い替えたからです。生ゴミ処理機もゴミを減らせるエコな家電ですね。シュレッダーの目的はエコではありませんが、セキュリティやプライバシーを実現するための意識高い家電です。それに、新しいシュレッダーでは結果的にゴミの減量にもつながるんですよ。
これまで20年以上使っていたシュレッダーから買い替えたのは、アイリスオーヤマの細密シュレッダー「P3GM」。昔のと何が違うかというと細断されるサイズで、より機密保持性が高められます。
以前使っていたシュレッダーは細断幅が約4mm、長さ約10cm(ミリじゃなくてセンチ!)で、場合によっては1行の文章がまるまる読めたりします。文章は読めなくとも、元の文書がプリントされた文書なのか、写真なのかというレベルでは一目瞭然でした。
一方の「P3GM」は、約2mm×11mmのマイクロクロスカットを採用。元の文書の種別すら何かわからなくなるぐらい細かくなります。別にわが家で出すゴミに興味のある人はいないでしょうが、世間にはゴミを回収して個人情報を取得するストーカーやマニアがいるようなので、用心に越したことはありません。
そして、細かく細断されることで、ゴミ袋に移す作業も楽ですし、ゴミの容積も減らせます。そりゃ、紙をリサイクルするのに比べたらかないませんが、ゴミ袋の数も減らせますし、ちょっとはエコです。
あと、細断した紙くずの入ったごみ箱に、使い終わったお茶やコーヒーのかすを捨てると、水分を吸収してくます。ゴミ袋の底に水がたまるのはイヤな感じじゃないですか。(シュレッダーだけに)細かい話ですけど。