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時短で“自然”解凍できる「解凍プレート」は電気もガスも使わずエコ!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
マクロス「解凍プレート」

電子レンジで冷凍食材を解凍するのは、手軽でスピーディーだけれど、解凍ムラができやすいものです。

一方で自然解凍は時間がかかるもの……という常識を覆して、スピーディーで失敗の少ない自然解凍を実現してくれるのが、マクロスの「解凍プレート」(価格1,800円~)です。

使い方はいたってシンプルです。冷凍庫から出した食材をプレートの上に置いて、解凍完了まで待つのみ。たったこれだけの作業ですが、そのまま自然解凍した時と比べると、およそ半分の時間で解凍できます。

冷凍食材をプレートの上に置くだけで、すばやく自然解凍できる

メーカーによると、室温約24℃で湿度約55%の環境下における冷凍ステーキ肉(約110g)の解凍時間の目安は、自然解凍時では約25分なのに対して、「解凍プレート」使用時は約10~12分とされます。

これが本当かを実験したことはありませんが、日常的に「解凍プレート」を使用して、そのままの状態で自然解凍するよりも、スピーディーかつきれいに解凍できることを実感しています。

また、冷凍したお肉を「解凍プレート」を使って自然解凍すると、解凍ムラが少なく、ドリップが出ることもほとんどありません。たんぱく質・ビタミン類などの栄養素や、うまみ成分の流出を防げるので、料理もおいしく仕上がります。

ドリップもなく、きれいに解凍できた冷凍豚肉

なお、メーカー説明では冷凍食材をプレートの上に、じかに置くことが推奨されていますが、ラップに包んだ状態でもきれいに解凍できます。

より短時間で解凍したい場合は、食材をプレートの上にじかに置いて、約5分ごとに表裏をひっくり返すと良いですよ。

アルミニウムの熱伝導性を利用

マクロスの「解凍プレート」本体の材質にはアルミニウム(ホーローコーティング加工)が採用されています。その素材の特性により、スピーディーな自然解凍を実現しています。

アルミニウム(ホーローコーティング加工)製のプレート表面

アルミニウムは鉄の約3倍、熱伝導率が高く、鍋やフライパンといった調理器具やお弁当箱などにも使われる金属です。熱を伝えやすいアルミ製のプレートが、冷凍食材の冷気をぐんぐん吸収・放熱するため、解凍が進むのです。

また、四隅に付いているPP(ポリプロピレン樹脂)製のパーツは脚になっていて、プレートを置いたときに作業台との間に1cm以上すき間ができます。このすき間によって、より放熱されやすくなり、アルミニウムの性質との相乗効果で、スピーディーに解凍できる仕組みです。

プレートの四隅に付いているPP製のパーツ
マクロス「解凍プレート」の裏面
PP製の脚が付いているので、プレートを置くと作業台との間にすき間ができる

粗熱取りにも使える

マクロスの「解凍プレート」は、冷凍食材の解凍のほか、粗熱取りにも重宝します。

熱を伝えやすいアルミニウムは熱を逃がしやすい特性があるため、食材をすばやく冷却するときにも便利なのです。

例えば時間に余裕がない忙しい朝に、うちわで仰いでお弁当を冷ますのは大変ですが、「解凍プレート」を使えば、ほったらかしかつ時短で粗熱取りができます。

解凍作業も含め、電気やガスを使わないので、地球にもお財布にもやさしいのがうれしいポイント。

節約しながら、時短調理とおいしい料理を可能にするマクロスの「解凍プレート」は、試す価値ありのスマートなキッチンアイテムです。

忙しい朝でも、お弁当の粗熱をサッととれるので便利
野本 美樹