やじうまミニレビュー

キャラ弁の救世主!? 「サランラップに書けるペン」がオススメ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 先日主婦向けの雑誌を見ていたところ、「サランラップに書けるペン」というものが紹介されていたので、早速購入してみました。今回はこちらのペンをレビューします。

サランラップに書けるペン 6色セット
メーカー名旭化成ホームプロダクツ
製品名サランラップに書けるペン 6色セット
実勢価格609円(Amazon)

 6色入りのこのペン、見た目はフツーの色ペンです。キャップを開けてみても特に匂いもなく、インクの雰囲気はポスカっぽいかな? という感じ。

見た目はポスカっぽい

 早速、ラップに書いてみます……が、その前に。製品名を見返して見ると「サランラップに書けるペン」と、数あるラップ製品の中からわざわざサランラップをご指名。それもそのはず、サランラップのメーカーと同一の旭化成プロダクツの製品なのです。なるほど、と思いながら、せっかくなのでラップ製品によって違いはあるのかと、家にあった数種類のラップで試してみました。

 まずはご指名のサランラップから。サランラップは今回試したラップの中では一番厚みがあり、確かに書き味も非常にスムーズかつ安定感があります。これはいい!

 今までラップに包んだものに中身や作った日などをメモしたいときは、ポストイットに書いて貼ったり、別の袋にいれて書いてみたりと、余計な一手間が必要でした。それが、このペンなら匂いもなく、サラサラとラップに書けます!

 しかしこれは純正品の「サランラップ」だからなのでしょうか?

 続いて「フードラップ」「ポリエチレンラップ」「ファミラップ」でも試してみます。どのラップもサランラップよりも薄いため、凹凸があるとペン先が少し引っかかるものの、問題なく書けます。ただし、問題は書いたあとにありました。

 すべて同じ条件(中身はハンバーグのたね)で書いたにも関わらず、ファミラップやフードラップはインクが定着せず、かすれたような文字に。中身に文字が移る、とはまではいきませんでしたが、それでも少し不安が残る状態になりました。それぞれのラップ製品がどのような原料でできているのかなどはわかりませんが、やはりある程度の厚みがあるほうが安定して書けるようです。

各種ラップで比べてみます
ハンバーグの種で実験
サランラップが一番書きやすい!
他のラップでは少しインクがはじかれているように見えます

 折角なので黒以外のペンもサランラップで試してみます。それぞれにとてもきれいな発色だったのですが、驚いたのが白! てっきり、他の色を塗った後のハイライト的に使うのかと思いましたが、単体でも驚くほどきれいに書けました。さすがに背景が白いと見えづらいですが、色のあるものを包んだ時には白で書くというのも新鮮で楽しめます。

白が良い発色!

 我が家でのこのペンの使い方で一番のヒットは、息子にご飯を食べさせるときにやってきました。いつも遊び食べをしてしまうおにぎりをラップに包んで、某アンパンのキャラクターを描き「僕の顔を食べさせてあげる!」と言いながら与えてみます……と、食べる食べる!! キャラクターおにぎりなどという器用なことができない私でも、簡単にキャラクターの力を借りることができました。もしかしたらこれは、毎回キャラ弁をせがまれるお母さま方の救世主になるかもしれません!

 もちろん、キャラ弁だけでなく作り置きした時の日時などのメモや、ずれ防止のお弁当ラップに書くことで彩りを良くしたり、はたまたテーブルマット代わりのラップにお絵描きを楽しんで手軽にテーブルをカスタマイズしたりと、アイディア次第で用途は無限にあります。「ラップに書く」というありそうでなかった発想を見事に実現してくれたこの「サランラップに書けるペン」、おススメです。

ただの白いおにぎりも楽しくなります
重ね書きすると白は少しあとがつきます

福井 彩乃