今日のいいね!

電気を無駄にしてない感じが気持ちいい! パナソニックの「ひとセンサ」付きLED電球

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
パナソニックの「LED電球 ひとセンサタイプ 7.8W(電球色相当) LDA8LGKUNS」

最近では、様々な商品の値上がりが続いているが、電気料金も例外ではない。だから……というわけでもないが、電気を節約しようという気持ちが高まっている。

そこで、人感センサーを内蔵したLED電球を使ってみた。パナソニックの「LED電球 ひとセンサタイプ 7.8W(電球色相当) LDA8LGKUNS」だ。店頭予想価格は3,300円前後。

大きさも形状も、一般的なLED電球とさほど変わらない。異なるのは、電球上部が少しポコンと膨らんでいるだけ。ここが人感センサー(ひとセンサ)のようだ。

見た目は、いたって一般的なLED電球
電球の先端にセンサーが内蔵されている

まずは筆者も含めた家族が、よく電気を消し忘れる洗面所に取り付けてみた。

取り付けると、近づくだけで点灯するので、とても便利。筆者は歯を磨き始めると、ふらふらと廊下やダイニングを歩いて、最後にまた洗面所に戻って終わるといった習性がある。そうした時にも、洗面所を出ている間は消灯して、戻ろうとすると直前でセンサーが検知して点灯してくれる。「これはいいな」と気に入っていたのだが……。

取り付けた場所について、妻と小学生の息子からの評判は悪かった。

洗面所と浴室が隣り合っているため、風呂に入っている時に、洗面所が消灯すると、暗くなって寂しいのだという。「えぇ、すごい便利じゃん。そんなの、すぐ慣れるよ」と言っても、2人とも嫌だという。

仕方ないので、洗面所と同じくらいに“消し忘れる率”の高い、トイレに取り付けた。

トイレに取り付けてみた

ここもまた、センサー付き電球を使うのに良い場所だ。なにせドアを開けると同時に点灯するし、トイレを出てしばらくすると自動で消灯する。もちろん壁のスイッチで消灯するのなら、それはそれで良い。とにかく、消し忘れによる無駄な点灯時間が、激減するのだけは確かだ。

ただし明るさが60形相当で、全光束は810lmと、トイレの狭い空間には、やや明るすぎる。トイレの場合は、同じシリーズの「40形相当」の方が良いかもしれない。

なお、人がいなくなってからどのくらいで自動消灯するのか。ストップウォッチで測ってみたところ、1分ほどだった。トイレだと、動かずにジッとしていると消えることがある。

ジッと動かずにいると、自動消灯の10秒前くらいに、少しだけ照度がカチッと下がる。そのまま動かなければ消える。消えるのが嫌なら、少し体を動かせば良い。

この人感センサー付きLED電球を使ったとしても、大きく電気代が減ることはないだろう。それでも、電気の消し忘れに罪悪感を感じるだろう多くの人には、無駄が減らせて、気持ちがスッキリするのでおすすめだ。

なお、同シリーズは筆者が使った60形相当の電球色のほかに、60形相当の昼光色、40形相当の電球色と昼光色がそれぞれラインナップされている。部屋の広さなどによって選ぶと良いだろう。

河原塚 英信