週末ちょっといいこと

夏本番の準備はできている? 日傘のすゝめ

今週もいろんな出来事がありました。家電 Watch編集部が「ちょっといいな」と思ったことを、ゆるく自由につづります。週末のひとときに、どうぞ気楽におつきあいください
最高気温35℃前後の日が続いた香港で日傘が活躍

そろそろ梅雨が明けて、猛暑の夏が近づいてきていることを実感する今日このごろ。5月下旬に、家族で香港へ行った時のことを思い出す。行く前に調べた現地の気温は30℃前後。東京よりも、ひと足先に香港は夏に入っているようだった。

迷ったのは、どんな服を着ていくかではなく……そりゃ半袖のシャツに決まっている……暑さ対策として何を持っていくべきかだった。

結局、持っていったのは筆者のなかで信頼度が上がっているモンベルの日傘。日傘にした1番大きな理由は、バッテリーを内蔵せず充電する必要がない暑さ対策アイテムだから。

今年は、出国時の荷物検査でモバイルバッテリーの持ち込み規制が厳しくなっていると聞かされていた。筆者の場合は現地で、バッテリーを大量消費する予定ではなかったため、モバイルバッテリーに関しては「予備として持っていく」というのをやめた。家族それぞれの手荷物に10,000mAhまたは5,000mAhのモバイルバッテリーを1台ずつ入れて持っていけば十分……というか、これでも一般的な家族よりは多いのではないか。

さらに「スマートフォンなどを充電できるモバイルファンも、モバイルバッテリーと見なされる可能性がある」と、どこかの記事で読んでいた。そのため、モバイルファンを持っていくのはやめた。規制上限には余裕があるが、特にACコンセントが使いにくい海外ホテルでは、充電が面倒な電気機器は少ない方がラクだ。また昨年海外へ出かけた時には、息子が首に掛けていた、PCM素材で28℃以下で自然凍結するアイスネックリングが廃棄させられた苦い思い出もある。

ということで、到着した香港は最高気温は35℃と、イメージしていたよりもレベル違いの夏だった。とにかく暑いし湿度も高いし、まだ日本の快適な春を謳歌していた筆者の体は、香港の空港を出てバス停へ向かうまでの数mで、突然の暑さに悲鳴をあげ始めた。香港の5月末って、いつもこんなに暑いの?

さらに昼前後から街へ出ると、無慈悲とも感じる直射日光にさいなまれた。そんな時に小さなショルダーバッグから日傘を取り出して差した時には、日傘のありがたさを感じた。

香港の日傘&モバイルファン事情についていえば、こんなに暑いのに持ち歩いて使っている人は少なかった……というのが筆者の感覚値。筆者のイメージでは、モバイルファンは中華圏の人たちの方が、日本人よりもいち早く使い始めていたのだが……もうやめてしまったのだろうか? それとも時期によるのか?

日傘についても、使っている人は少なかった。これも時季によるものなのか、特に20〜30代以下で使う人は女性も含めてほとんどいなかった(印象)。ただし中高年の日傘ユーザーはパラパラと見かけた。

しかもだ、夫が持って2人で日傘の影に入るという中高年夫婦をよく見かけた。そのため、日傘ユーザー自体は東京のオフィス街ほど多くないが、中年の筆者が日傘を差していても奇異な雰囲気はなかったと思う。

日傘を使う人は少なかった(赤矢印は日傘ユーザー……いや、雨傘かもしれない)

香港の繁華街は、とにかく高層ビルとマンションが密集しているため日陰が多いことも影響しているかもしれない。または強い日差しや暑さに慣れているのかも。筆者の場合は、熱射にさらされると、すぐに熱中症気味になるので雨よりも断然怖い。そのため日向に出る時には、比較的こまめに日傘を差して歩いたし、バス移動が多かったので停留所でバスを待っている間は日傘を差した。

バス停では日傘を差す人をよく見かけた。日傘を使わない人はビルの影やビルの中でバスを待つ人が多かったので、強い日差しに慣れて、なんとも思わないわけではなさそう

驚異的な面倒くさがり屋の筆者が、日傘を常に持ち歩いてこまめに使うなんてことができたのも、折りたためば軽量コンパクトなモンベルの日傘だったからだと思う。また日傘を開いた際も、歩道が狭く人通りの多い香港や東京では、折りたたみ日傘がちょうどいいだろう。

ショルダーバッグにも、カメラや水筒といっしょに、気軽に入れて持ち歩ける大きさなのがいい

東京もそろそろ梅雨が明ける……記事掲載時には明けているかもしれない。特に筆者のように夏の日差しに弱い人は、美容観点ではなく健康観点から日傘を差すことを強くおすすめしたい。どうせ、これからの季節はゲリラ豪雨対策で折りたたみ傘を持ち歩く人も多いだろうし、それだったら、たいていが雨傘としても使える「日傘」を選んだ方がいいと思う。

河原塚 英信