神原サリーの家電 HOT TOPICS
自分でケアして集中力を高める! 5月病対策にもぴったりのセルフメンテナンス家電7選
2019年5月20日 06:00
時間外労働の上限規制などを定めた「働き方改革関連法」の施行から1カ月ちょっと経ちました。効率的な働き方とともに、今注目されているのが「セルフメンテナンス」です。デジタル大辞典によれば『自分自身の状態を自分で点検し、異常があれば修復して健全な状態を維持すること』とあります。
睡眠の質を高めることは最大のセルフメンテナンスになりますが、それにはまず自分の睡眠の状態を知る(=点検する)ことが必要です。また、心身の不調を自覚する前に、心地よい状態を作ったり、疲れをなるべく早めに解消できるように心がけることも重要になってきます。
これまでにない10連休という長い休みを終えて、生活のリズムが戻りにくく、体調を崩している方もいることでしょう。そこで今回は私自身が愛用しているものを中心に、5月病対策にもなるセルフメンテナンス&セルフケアに役立つ家電をピックアップしてみました。
オフィスでほぐしてリフレッシュできる、アテックス「ルルド マッサージクッションA4」
マッサージクッションのパイオニア、ルルドの新モデル「マッサージクッションA4」は、その名の通り、A4サイズで薄型のマッサージクッションです。収納用のファイルボックスが付属しており、デスクの上にスマートに置いておけるのが魅力。静音性を重視し、オフィスに馴染むスタイリッシュなデザインも素敵です。
親指をイメージした新型もみ玉の採用でやさしいもみ心地。医療機器であるマッサージ器は、新しい基準(JIS T2002:2018)が設けられ、2021年春までに対応することが求められていますがこのモデルでは、『新JIS規格』にいち早く対応しました。
もみ玉が薄型でコンパクトなため、オフィスチェアの背もたれに置いた時も背中や腰になめらかにフィット。座面までおろして使うと骨盤やヒップの上にちょうどよくもみ玉が当たるので、同じ姿勢ばかりで疲れがちが腰のケアにもぴったりです。
骨電導Bluetoothイヤホンも搭載の温熱目元ケアアイテム、アテックス「ルルド めめホットチャージスマート」
アテックスで人気の「めめホットシリーズ」では初めてのグラス型を採用した「チャージスマート」。コードがないので、サッと手軽に装着できます。USB充電で連続1.5時間使え、携帯に便利なケース付き。オフィスや出張の移動中などいつでも気軽に目元ケアできるのがうれしいアイテムです。
リラックス効果を高めるために骨電導Bluetoothイヤホンを搭載していて、音楽やラジオなどを楽しみながら温熱ケアをすることも。着けると同時に温もりを感じられる速暖性があり、好みに応じて強弱の切り替えも可能です。
周りの様子を確認したりしながら使えるスリット付きのアイホールなのも、使ってみると案外便利。やわらかなシリコン素材で目元をやさしく包み込むように設計してあるため、まつげのエクステやつけまつげを使用していてもOK。汚れてもサッと拭くだけで汚れが落ちます。
コードレスだから脚の疲れをこっそりほぐせる、パナソニック「コードレス レッグリフレ」
オフィスや出張先で脚のマッサージができたら疲れがいっぺんに吹き飛びそうですよね。パナソニックの「コードレス レッグリフレ」は単三形充電池eneloopを使える便利さに加え、コードレスなのに強モードだと痛すぎるくらいパワフル。
クイック5分モードもあり、ちょっとのすき間時間でもリフレッシュでき、面テープのペリッという音が気にならずに外せるファスナー付きで、仕事中でもこっそり使えるスグレモノです。
形状からすると「ふくらはぎ専用」に思えるかもしれませんが、「足うら」モードもあってこれがまた効きます。コードがないからベッドに寝転んで使うのにも便利。“毎日使いたくなる”レッグリフレです。
出張のお供にするなら、片足だけでも十分。フル充電したeneloopをセットしておけば、両ふくらはぎと足裏を順番にほぐせてリフレッシュできること請け合いです。
気になるニオイや細菌・ウイルスから身を守るマルチディフューザー、カドー「STEM Portable」
疲れのケアだけでなく、集中力をそぐ周囲の気になるニオイや花粉、細菌・ウイルスなどから“身を守る”のも大切なセルフケアの1つ。cado(カドー)のマルチディフューザー「STEM Portable(ステム ポータブル)」はコンパクトなボディにファンを内蔵し、パワフルなマイクロミストが真上に拡散。スピーディに潤いが広がるパーソナル加湿器としても使え、付属の除菌消臭剤「ピーズガード」を水に薄めて使用すれば、安定型次亜塩素酸ナトリウムがウイルスやカビなどに反応して効果的に除去してくれます。
リフレッシュ&リラックスしたいときには、大分県産の有機栽培の農産物から芳香蒸留水を製造する「六月八日」とのコラボレーションで作られたオリジナルのフォレストウォーター(別売)があり、これを使えばふんわりとやさしい香りが広がって、自分のまわりを心地よい空間にしてくれます。
バッテリー搭載でどこでも気軽に持ち運べ、充電はUSBケーブルでPCやモバイルバッテリーに繋げばOK。トイレや出張のお供にもおすすめです。
自分だけに香りを届け、気分をリフレッシュさせる、SONY「AROMASTIC(アロマスティック)」
香りが人の心や体にもたらす力は大きくて、ほんの少しの香りでも気持ちを切り替えたり、元気にさせたり、リラックスさせたり、安らかな眠りに導いたりすることができます。入眠をスムースにしたり、眠りの質を高めるのに大きな役割を果たすものとして「香り」があるのです。これは温度、湿度、音、明かり(光)などよりも優先順位が高いとさえいわれているほどです。
SONYのアロマスティックは、光ディスク技術を応用した香りのカートリッジを使い、複数の香りを閉じ込め、長期間その香りを保持できるようにしています。普通、アロマディフューザーというと1つの香りしか楽しめませんし、部屋全体を香らせるけれど、これは“自分だけ”が嗅ぐことができるという、画期的なパーソナル製品。
使い方は簡単で、本体上部をカチカチと回して、香りの種類を選び、鼻の近くに持ってきてサイドのボタンを押すとトップから、アロマが香ってくるという仕組み。その香りを嗅ぐだけで、リフレッシュしたり、やる気が出たり、会議の後の高揚した気分を落ち着けてくれたりするのです。
「for Relax」をはじめ6種類のアロマカートリッジには、それぞれ5つの香りが入っていますが、自分の好みのアロマオイルを入れられるカスタムカートリッジもあります。
自分の周りの空気環境を清潔にして暑さ対策にも! ダイソン「Dyson Pure Cool Me(ダイソン ピュア クール ミー)」
特に都市部の住宅は高気密化のため外気が入りにくく、室内の空気がVOC(揮発性有機化合物)などで屋外以上に汚染されていることもあるといいます。ダイソンではこれまで部屋全体の空気清浄を考えた製品を発売してきましたが、新たにラインアップに加わった「ダイソン ピュア クール ミー」は、パーソナルな空間をきれいにして快適に過ごそうというもの。
HEPAフィルターが、PM 0.1の微粒子まで99.95%捕らえ、清浄された涼しい風を届けてくれます。左右の首振り機能を設定すれば広範囲に風を送り出すことができますし、風の強さも細かく調節できるので、デスク回りはもちろんですが寝室に置いて使うのもおすすめです。
微風に設定して自分に直接風が当たらないように風向きを決め、スリープタイマー(30分~8時間で設定可能)を使えば、室内をきれいに保ちながら、やわらかな気流が生まれて心地よく眠れることでしょう。
丸みを帯びた本体のドームの表面を手で触れて風の向きが決められるユニークな仕様も使い勝手がよくて魅力的です。
眠りや一日の活動の様子などを計測できるスマートウォッチ「Fitbit Versa」
3年間にわたってJawboneのウェアラブルデバイスを使い続けてきた私ですが、2回買い替えたUP3のベルトが切れてしまったのを最後に、使用を断念。ついにFitbitのスマートウォッチを身に着けることになりました。昨年6月に発売された「Fitbit Versa」は4日間以上持続するバッテリーの持ちの良さが魅力。薄くて軽く、仕事中にも着けていられるシックなデザインもいいなと思います。
眠りや一日の活動の様子などを計測してくれるので、活動と眠りの相関関係もわかりやすいですし、生理周期など女性の健康状態と傾向を記録してアドバイスしてくれる機能も備えているのでセルフメンテナンスには最適。
生理周期や睡眠や運動や歩数や食事などの自分の状態を把握して「自分が調子がよい理由、悪い理由を自分で考えられる」ようになりたいですね。スマートウォッチとして、時間やメール、SMS、電話の着信なども知らせてくれる機能も備えていますので、これまでこうしたウェアエアブルデバイスを敬遠していた人にもいいのではないでしょうか。
スマートフォンのFitbitのアプリも使いやすく、特に眠りについては「目覚めた時間」「レム睡眠」「浅い睡眠」「深い睡眠」のパーセンテージや時間、入眠からの眠りの様子のグラフなどかなり細かく表示されるので、眠る前の過ごし方を見直したり、日中の活動量と照らし合わせたりするなど睡眠の改善にもつながりやすいと思います。
【番外編】ネックストレスを改善して体調を整える枕、キュアレ「THE MAKURA」
まるでボウリングの球のような頭を支えている首には、座っているだけでもその重さで負担がかかるといわれています。それに加えて最近はスマートフォンの操作で首をグッと下に傾けている状態の時間が長くなり、首への負担がさらに増し、余計に疲れを感じたりする“ネックストレス”と呼ばれる現象を引き起こすのだとか。
家電ではないのですが、睡眠改善インストラクター資格を持っている私自身が愛用しているのが整体まくら「THE MAKURA(ザ・マクラ)」です。とはいっても、寝る時にずっと使うのではなく、首や肩に疲れを感じた時や、寝る前の10分~20分程度、この枕を使って横になるだけ。3万円と高価ですが、整体に行く代わりにこれで体をメンテナンスできるので価値はあると思って使っています。
この枕は整体理論に基づいて作られており、3つの山ができる3段構造で肩まで乗せて使うのがポイント。首の負担が軽くなって、呼吸がしやすくなり、体全体がリセットされるような感じがします。オフィスの休憩室などに置いて使うのもいいかもしれません。