日立、ステンレスで配管が錆びにくいエコキュート

水道直圧式エコキュート“ナイアガラ出湯”BHP-FSV46GD

 日立は、ステンレスで配管が錆びにくいエコキュート「水道直圧式エコキュート“ナイアガラ出湯”BHP-FSV46GD/FSV37GD」の2機種を11月5日より発売する。希望小売価格はタンク容量が460Lの「BHP-FSV46GD」が1,102,500円、370Lの「BHP-FSV37GD」が981,750円。

 台所と浴室で同時に給湯してもシャワーの勢いが衰えず、3階建てや追い炊きにも対応する「水道直圧式」のエコキュート。新製品では、蛇口やシャワーの給湯配管に「ステンレス配管」を採用したのが特徴。ステンレス配管は、従来の銅配管に比べ、サビや汚れが付きにくく、配管内を清潔に保つ効果がある。従来寒冷地用の製品にのみ搭載されていた機能だが、好評だったため、今回初めて一般地向けの製品に搭載された。

 また、風呂の追い炊き時に湯が循環する「風呂追い炊き配管」には、浴槽の水を排水する度に、配管内を自動洗浄する「ステンレス・クリーン システム」を搭載する。

ステンレスクリーンシステムの仕組み

 このほか、操作リモコンでは見やすさに配慮して液晶画面を従来の約1.6倍の大きさにしたほか、画素数も従来の約6.4倍となる約51,000画素の液晶を採用している。また、操作性を向上するために操作頻度の高いボタンは見やすい位置に、操作頻度の低いボタンはリモコン下部の扉の中にそれぞれ配置した。

リモコン部分の従来機種との比較

 また本体の設置にかかる時間を少なくするために、設置後の試運転作業と、配管状態の確認作業を並行して行なえるシステムを採用した。これにより試運転作業にかかる時間は従来の約60分から約30分に短縮された。

 「BHP-FSV46GD」の本体サイズは、貯湯タンクユニットが415×1,320×1,790mm(幅×奥行き×高さ)で、ヒートポンプが792×299×720mm(同)。電源は単相200Vを使用する。貯湯タンクには真空断熱材を採用している。

 貯湯タンクのタイプが異なる下位機種4機種も10月15日より順次発売する。ラインナップは以下の表の通り。


製品名タンクタイプタンク容量希望小売価格発売日
BHP-FS46GD薄型タンク460L1,039,500円10月25日
BHP-FS37GD370L918,750円
BHP-F46GD標準タンク460L937,650円10月15日
BHP-F37GD370L853,650円

 また、給湯方式に減圧弁方式を採用する4機種も10月5日より順次発売する。ラインナップは以下の表の通り。


製品名タイプタンク容量希望小売価格発売日
BHP-F46GUフルオート式460L853,650円10月5日
BHP-F37GU370L769,650円
BHP-ZA46GU給湯専用460L761,250円12月5日
BHP-ZA37GU370L677,250円
BHP-Z46GU460L740,250円
BHP-Z37GU370L656,250円





(阿部 夏子)

2009年9月3日 16:01