やじうまミニレビュー

無印良品「LEDフックライト」

~フックで引っかける場所を選ばないLEDライト
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


無印良品「LEDフックライト」

 我が家には、普段はこれといって用途のない6畳間がある。物置だったり撮影ブースだったりするため、常用の灯りは特に設置していない。そのため、ある日の真夜中、トイレに行こうとしてその部屋で盛大に転んでしまった。原因はコードで、FAXやらサーバーが転倒しただけでなく、足を引っかけたコードは内部断線という目も当てられない状況に……そこで常夜灯の必要性を感じた。今回選んだのは、引っ掛けフックが付いた独特の形状が特徴の無印良品の「LEDフックライト」だ。


メーカー無印良品
製品名LEDフックライト
希望小売価格1,500円
購入場所直販サイト
購入価格1,500円


 無印良品のネーミングは、そのアイテムの特徴を簡潔に伝えるものが多い。LEDフックライトもそのままで、フックが付いた小型のLEDライトである。見た目は円形の物体にフックがついているといった感じで、サイズは直径80mm、フック込みで130mmと成人男性の手のひらにすっぽり収まる大きさ。電源には単四乾電池3本を使用し、乾電池搭載時の重量は実測で98gとなる。なお連続点灯時間は約40時間だ。

 スイッチは中央にあり、直径約61mmの点灯部とセットになっている。そのため、スイッチを入れるときに「どこだ」と探す必要がない。また電源をOFFにしたいときは、もう一度、スイッチを押すだけと非常にシンプルな造りだ。

 内蔵されている光源は高輝度白色LEDで、正面から見るとかなりまぶしい。

フックは収納式で、横軸に360度回転するフックを収納したところ。本体に収納されるため、底面はフラットになる。またOPEN、CLOSEと彫り込みがあり、その方向に回すと電池収納部へアクセスできるスイッチは直径約61mmと大きく、指先だけでなく、足先でもスイッチONできてしまう
床置きにした場合は、可照半径が狭くなるが、枕元やドア周辺に置いておくには十分な明るさだ

 フックは収納式となっており、取り出したあと横軸360度の回転ができるため、クローゼットだけでなく、とにかく引っかけられそうなところがあれば、どこでもOKである。またフックを収納した状態だと、底面がフラットになるため、床や机に置いておく使い方もアリ。

 寝るときにベッドの脇や部屋の出口に常夜灯として設置する……といったことができるため、使い方はユーザー次第だ。インドアアイテムなイメージが強いが、コンパクトかつ軽量、さらにあまり置き場所に困らないという点から、アウトドアにもOKだと感じた。

 さて、真夜中でも安心してトイレに向かえる状況を作るべく、ふすまの冊子にLEDフックライトを引っかけた。一応、FAXやサーバーのLEDで接触すると危険なゾーンはわかるのだが、さすがに床に這うケーブル類まではわからない。そこに投入したLEDフックライトの実力はというと、6畳間を軽く照らすには十分で、蛍光灯ほど明るくはないが、薄暗いながらも床の様子を確認できるレベル。直視した際にトイレに起きたときまぶしくて目が覚めるかもと思ったが、その心配はなさそうである。

 設置して使用するだけでなく、手持ちライトとしても地味に活躍してくれる使い勝手にまったく不満はないのだが、ひとつ気になるとすれば、連続点灯時間だ。約40時間の連続点灯時間では頻繁に乾電池を交換しなくてはならないため、常夜灯的な使い方は難しい。次のモデルでの省電力化に期待だ。

筆者の場合だとふすまの冊子に引っかけて使用している問題の真夜中に転んでしまった部屋。明るい状態だと、トラップとなっているケーブル類がよく見えるLEDフックライト点灯時の様子。薄暗いものの、およそどこに何があるのかを確認することができる

 LEDフックライトは、設置場所を選ばないコンパクトなLEDライトだ。筆者のように真夜中に室内で転んでしまった人はもちろん、アウトドアに持って行く簡易光源がほしいと思っていた人にオススメである。




2009年 9月 14日   00:00