やじうまミニレビュー

コクヨ「ペンケース WiLL STATIONERY ACTIC」

~ペン立てになる! ノマドワーカー向け筆箱
by 小林 樹


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コクヨ「ペンケース WiLL STATIONERY ACTIC」

 最近、“ノマドワーカー”という言葉を耳にするようになった。新しい言葉なので定義はさまざまだろうが、要するに、自宅やオフィスといった決まった場所でなく、カフェやファミレスなど、さまざまな場所で仕事をする人を指すそうだ。

 ノマドワーカーとまではいかなくても、日常で書類に書き込んだり、自習する際に、カフェや図書館を利用する方も多いだろう。そんな時に使う筆記用具は、バッグの中でかさばったり、テーブルの上を散らかしてしまいがち。

 そこで試したのが、コクヨの「ペンケース WiLL STATIONERY ACTIC」。筆記用具をスッキリまとめて持ち運べる筆箱なのだが、机に自立して、ペン立てとして使える点が特徴だ。本体は15cm定規が収まるスリムサイズで、テーブルの上でもスペースを取らない。


メーカーコクヨ
製品名ペンケース WiLL STATIONERY ACTIC
F-WBF115YR
希望小売価格1,000円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格764円

 本体サイズは70×38×187mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は40g。カラーは今回選んだオレンジのほか、青と黒がある。また、ひと回りスリムなサイズも用意されている。

 開閉はファスナー式。ファスナーを開くと、そのままペン立てとして自立する。内側には、小物を入れておけるメッシュ素材のポケットが付いている。

本体側面開閉はファスナー式本体上面
底面。ファスナーを閉じた状態底面。ファスナーを開いた状態内側にはメッシュ素材のポケットが付いている

 さっそく筆記具を入れてみた。筆記具は、普通のボールペンなら一度に10本は入る。ほかにも、15cm定規やテープのりをはじめ、以前レビューで取り上げたスティックタイプのステープラー「スティッキール」も収まる。ちなみに、普通サイズのハサミは入らない。ハサミを持ち歩きたい時はスティック型など幅のないものを選ぶ必要があるだろう。

筆記具を入れたところ。15cm定規も収まるスリムタイプの文具を選べば、これだけ入れてもちゃんとチャックが閉じる。上から、テープのり、スティックタイプのステープラーとはさみ、シャープペン、黒と赤のボールペンちなみに、普通のハサミは収まらなかった

 実際に渋谷のスターバックスコーヒーで、自習する際に使ってみた。実は私が座った席は、奥行きの浅いカウンターテーブル。しかも混雑する時間帯のため、両サイドに人がいて、とにかく狭かった。それでもこのペンケースなら、わずかに許された自分のスペースに設置できる。テーブルの上にテキストを広げる余裕もあったし、必要な時にペンをサッと取り出せた。

 ほかにも、会社のデスクで、普段のペン立ての代わりとして使ったり、旅先のカフェで旅程を手帳に記したりして使っている。移動の際に、バッグの中でかさばらないのも嬉しい。

渋谷のスターバックスコーヒーにて。テーブルの上で場所を取らないのが嬉しい会社のデスクに置いても使える上から見ると、底面が三角形のような形をしているのがわかる。ちょっとしたスペースにも収まりやすい

 あくまでもコンパクトタイプの筆箱なので、必要最低限の文具を持ち歩きたい時に適している。日中出先で仕事する機会の多い方や、カフェや図書館などで自習する機会のある方にはピッタリだろう。また、出張が多く、新幹線の狭いテーブルなどで作業をすることが多い方にも試してみていただきたい。





2012年 6月 18日   00:00