やじうまミニレビュー
子どもも大人も大興奮! そうめんスライダーは夏のエンターテインメントにもってこい!
2016年8月8日 07:30
夏に一度はやってみたい、流しそうめん。竹を使った本格的なのを自宅でやるのは現実的ではないが、いわゆる電動流しそうめん器を使えば、卓上でも気軽に楽しめる。しかし筆者はこれまで、流しそうめん器といえば、くるくると回る“流れるプール形式”のものしか知らなかった。
しかし今年、なんとも壮大な流しそうめん器に出会ってしまった。まるでプールのウォータースライダーのような形をした、その名も「そうめんスライダー」だ。
メーカー名 | タカラトミーアーツ |
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製品名 | ビッグストリーム そうめんスライダー |
実売価格 | 8,280円(Amazon) |
さすがプロ監修! 中途半端ではない急流が卓上で再現できた
まるで……と言ったが、正確には“まさに”ウォータースライダーだ。というのもこの製品は、東京サマーランドのウォータースライダー設計技師と共同開発したというもの。カーブの角度や水の流れ方など、絶妙に計算されているという。
何はともあれ、まずは箱を開けてみた。プールやポンプとなる本体、そしてスライダーになるパーツがたくさん出て来る。見た瞬間、「うわっ! 組み立てが面倒くさそう」と思ってしまった。しかしよく考えてみると、筆者は息子が幼稚園児だったころ、この手の組み立てをさんざんやった記憶がある。タカラトミー系だけあって、トミカを走らせる立体コースを彷彿させるのだ。
そう考えたら、ハードルも一気に低くなり、さっそく組み立ててみる。パーツが多くて混乱しないか心配だったが、それぞれのパーツに番号が振ってあり、どことどこを組み合わせるのか分かりやすく、ほぼ迷うことなく組み立てることができた。ちなみに電源は、単二形アルカリ乾電池2本(別売)で、組み立て前に黄色いメガボックスにセットしておく必要がある。
まさにウォータースライダー! 一番上には、東京サマーランドでおなじみのザブーンバケツもついている。すでにテンションは上がっているが、果たしてどのよあうな流れを見せてくれるのか。さっそく水を流してみる。
これはスゴい。さすがプロが監修しただけあって水の循環は滞りなく、ちゃんと水が汲み上げられ、水がスピーディーに流れていく。あまりの爽快さに、ずっと見ていたくなるほどだ。
ゲームのようなスポーツのような楽しさがたまらない!!
しかし、これは“そうめんスライダー”。そうめんが流れてこその製品だ。そこで友人親子を招いて、流しそうめんパーティーを開催した。うちにやってきた子どもたち、スライダーを見た瞬間に「うわ〜!! すごい!!」と言って駆け寄ってくる。つかみは完璧だ。
ではいよいよ、そうめんを流してみる。
水流がかなり早いので、あっという間にそうめんが流れていってしまう。食べたければ、そうめんが放流されたところをチェックし、はしをスタンバイさせ、タイミングを見計らって、さっとキャッチしないといけないのだ。ゲームやスポーツに似たエンターテインメント性があり、子どもたちも夢中になってくる。「次はまだか」という期待に、そうめんを流す親も必死だ。
そうめんを流し続けていると、プールのファンカバーにそうめんが詰まったり、水が減ってくる。そうすると、汲み上げられる水が少なくなり、流れが弱くなったり、止まってしまうので、たまにプールをチェックしたほうがいい。
そうめんスライダーで夏が楽しくなること間違いなし!
流しそうめんにしたら、食べること食べること! 子ども3人で、あっという間に10束分をたいらげてしまった。もちろん他に用意していたおかずも順調に食べていたにも関わらず。あまりの楽しさに、お腹がいっぱいかどうか、考える余地もなかったようだ。
これで興奮した子どもたちは、その後の遊びも大盛り上がり。とても充実した時間を過ごすことができた。そこからやっと親がそうめんを食べる。もう流す気力もなく、ざるから直接(笑)。
しいて難をいえば、終わった後が結構面倒くさい。解体し、メガボックス以外の全パーツをきれいに洗わないといけないのだ。特に円柱の中心など、水が通ったところはすべてきれいにしないと、カビが生えてしまうかもしれない。これも、次回楽しく使うため!! と思い、頑張って洗う。
結論として、このそうめんスライダーは本当に楽しい。予定がない日も、家族や友達と流しそうめんをするだけレジャーになり、夏のエンターテインメントにもってこいだ。本格的な流しそうめんを自宅でやりたい人、お子さんのいる家庭、何か楽しいことを探している人に、ぜひおすすめしたい。