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BLUETTIポータブル電源で快適・贅沢な真夏の車中泊! 家電の電力も学べて防災意識も高まった

スマートフォンはもちろん、身の回りには電子機器が増え続けています。ということは、充電が必要なケースも増加しているということ。長時間の移動時、アウトドアに出かけた際などにそのことを実感している人も少なくないでしょう。アウトドアや車中泊などで、ポータブル電源の活用が進んでいるのも、そうした環境を反映しているといえます。

災害時の備えとしてポータブル電源を導入する人が増えているのも同様の理由でしょう。そこで、今回は1泊2日の車中泊旅をしながら、BLUETTI(ブルーティ)製のポータブル電源をさまざまなシーンで試し、どんな用途で役立つのか? どれほど容量が必要なのか? を検証してみました。

大容量からコンパクトで使いやすい軽量モデルまで、さまざまなサイズのポータブル電源を試すことで、どんなシーンでどのモデルが有用かも体感します

ブルーティの最新3モデルを試す

今回のブルーティ製ポータブル電源は容量別に3種類。もっとも容量の大きい「Apex(エイペックス) 300」は2,764.8Whというオフィスなどのバックアップ電源としても使用できるサイズで、7月に登場したばかりの新製品です。2番目に大きい「AORA(アオラ) 100 V2」は1,024Whという容量で、幅広いシーンで活躍するモデル。もっとも小型・軽量の「AORA(アオラ) 30 V2」は容量288Whで、小回りの利く使い勝手がメリットです。

安全性の高い新世代のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、毎日使用しても約17年・6,000回以上の長寿命を実現した「Apex 300」。容量は2,764.8Whで最大出力6,400Wまで対応。最大6個まで増設可能な拡張バッテリーも接続できるのも魅力。重量は38kgあるので、今回はクルマに積みっぱなしでインフラ的に活用します。価格は332,600円
容量1,024Whのリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載した「AORA 100 V2」は日本専用設計で画面・操作ボタン・入出力ポートが日本語表記。最大2,700Wの出力に対応していて、さまざまな家電を動かすことができる。11.5kgと持ち運びも可能なサイズで活用幅も広い。価格は139,800円
約4.3kgと軽量で持ち運びやすい「AORA 30 V2」も安全性に優れたリン酸鉄リチウムバッテリーを採用。最大出力は1,500W。USB-CポートはPD3.1規格に対応し、身の回りの電子機器の充電などには十分です。「AORA」シリーズはボタンなどの文字表記が日本仕様で使いやすい。価格は39,800円

また、今回は車中泊旅というシーンに合わせて、自動車のバッテリーに接続してポータブル電源を急速で充電できるオルタネーター「Charger 1(チャージャーワン)」も用意。走行中にどれくらい充電できるかも試してみました。従来の車中泊旅ではシガーソケット経由での充電や、ソーラーパネルの活用が一般的でしたが、この製品を使うと最大560Wというシガーソケットの約6倍の高出力で充電することができるので、アウトドアシーンでのポータブル電源活用の幅を一気に広げてくれます。

「Charger 1」は145×110×60mm(全長×全高×全幅)というサイズで、クルマのバッテリーにケーブルを接続して直接充電できるので、走行中に急速充電を利用できます。さまざまな車種に取り付けが可能で、車内スペースも邪魔しないサイズ感です。価格は68,000円
バッテリーに接続したケーブルと、「Charger 1」から出力するケーブルを工具を用いて接続するだけで準備はOK。ポータブル電源への充電はソーラーパネルと同じコネクターを使用するので、ブルーティ以外の製品にも充電可能なのもメリット。60Aの回路ブレーカーも装備していて充電が不要な場合は接続をOFFにできるのも安心感が高い。充電を制御するシステムも搭載しているのでカーバッテリーを安全に保ちます(オルタネーターチャージャーの接続には知識が必要です。接続が不安な方は無理せずプロに依頼しましょう)

東京から長野へ向かう真夏の車中泊旅へ

暑い時期なので、少しでも涼しい場所を目指して車中泊旅の目的地は長野県に設定。それも標高の高い八ヶ岳の山麓辺りで泊まることにしました。東京からは3時間弱の道のりです。道中では「Charger 1」を利用して「AORA 100 V2」を充電しながらドライブします。

猛暑の東京を抜け出して長野県へ。といっても標高が低いところはまだまだ暑いので、少しでも高い場所を目指します
出発前「AORA 100 V2」の残量は約18%でした。走行中にどこまで充電できるのか?
走行中にチェックしたところ、約220W程度で充電されていた様子。筆者のクルマの発電量とバッテリー容量によるものと思われますが、到着時には91%まで充電できていました。シガーソケットやソーラーパネルより圧倒的の高速

途中で食材や飲み物を購入し、ポータブルの冷蔵庫に収納。こちらには「Apex 300」から給電します。容量が大きいので、消費電力が多少大きくても安心感があります。

用意した15Lポータブル冷蔵庫と比べても大きい「Apex 300」。2,764.8Whという大容量は安心感が違います
途中で購入した飲み物などを入れ、設定温度を0℃にして使用しましたが、消費電力は46W程度で到着時にも95%以上残っていました

目的地(親戚の山荘の駐車場)に到着し、車中泊の準備をします。結構な山の中なので、現地でのライドを楽しむためにマウンテンバイク(MTB)タイプのe-bikeも持って行きました。充電がなくなってもポータブル電源から充電できるので、残量を気にせず走り回ることができます。

大小3サイズのポータブル電源にe-bike、冷蔵庫などの家電を積み込んできた荷室を車中泊向けにチェンジします
ベッドを展開し、「Apex 300」の位置を調整。「AORA 30 V2」でスマホを充電します
消費電力約160Wのポータブルクーラーもセット

荷室にベッドを展開し、車中泊モードにしたら、夕食の準備を始めます。持ってきたのは、普段は自宅で使っている電気圧力鍋とホットプレート。どれくらい家電製品を動かせるかのテストでもあるので、特にアウトドア向けの製品は使いませんでした。

テーブルと椅子を用意し、普段家で使っている家電で調理します。ガチなキャンプ好きの方には怒られそう……(使用する家電は屋外使用を想定した製品ではないため、何かあった場合は自己責任になることを理解したうえで使用しています)
野菜も準備してホットプレートで肉を焼いている間にご飯が炊けました。消費電力は大きめですが、短時間で炊けるのでポータブル電源の消費はそれほどでもありませんでした
電気調理鍋で「AORA 100 V2」から給電してご飯を炊く。数分間、560W前後の電力を消費しましたが、問題なく可動し、炊くことができました。さすがに消費電力が大きく、1,000W以上を消費。でも、火を使わずに肉が焼けるので山の中でも安心

大容量のポータブル電源があれば、普段から使っているような家電製品でも十分に調理ができることを体感。自宅が停電になっても、「Apex 300」くらいの容量があれば冷蔵庫を動かしながら、家族分の食事を作ることもできそうです。ここ数年の夏の暑さを体験していると、停電でエアコンが停止すると命の危険も感じるほど過酷ですから、いざという時にエアコンを動かすことが可能な容量と出力の大きさは頼りになります。

夕食後は車内でリラックスする時間を過ごして早めに就寝の準備へ。ちなみに日が暮れてしまえばクーラーは必要ないほどの涼しさでした

使用してみて、もう1つ感じたのがブルーティ製のスマホアプリの使いやすさです。複数のポータブル電源を登録することができて、手元で使用状況や残量、現在の消費電力で連続使用できる時間まで知ることができるので、「朝まで電力が持つのか?」と不安になることがありませんでした。

ワイヤレスで接続してポータブル電源の使用状況をリアルタイムにチェックできるのが便利
ポータブル冷蔵庫を使いながら、ポータブルクーラーを使用した際の画面。残り時間が14時間以上になっているので、翌朝まで余裕で持つことがわかります

朝食を作ってアクティビティも満喫

翌朝、目覚めたら周辺を軽く散歩して、朝食の準備に取りかかります。使用したのは、やはり普段は自宅で使っているIHクッカーとホットサンドメーカー、そしてコーヒーメーカーという普通の家電製品。どれも、それなりに電力を消費しますが、昨日の経験からそれくらいは平気で動かせることがわかっているので安心です。

日常で使っている家電製品ばかりでアウトドア感はありませんが、こういうものが使えるのがありがたい
3つの家電を「Apex 300」に接続。コーヒーを淹れ、IHクッカーで卵を焼き、ホットサンドも作る。消費電力はタイミングにより変動はありますが、500W前後で済んでいたので途中で「AORA 100 V2」に切り替えました
自然の中で、朝の光を浴びながらコーヒーと朝食を楽しむという最高の時間

お腹が膨れたら、e-bikeライドに出かけます。山の中なので未舗装路もあり、アップダウンも多いのですがアシストが強力なMTBタイプなので、汗を掻くこともなく走れました。アシストのない自転車なら、上れないような坂も余裕で走破できますし、帰り道の体力を心配しなくていいので、知らない道にもどんどん入って行けて、自然の中を探索する最高の時間になりました。

舗装路を走って行くと、気持ちの良い道を発見。両側は全部もみじなので紅葉の時期にまた来たい!

e-bikeライドを十分に楽しんでからクルマに戻り、帰路につきます。また「Charger 1」を使って「AORA 100 V2」を充電しながら帰ります。結構使ったつもりでしたが、まだ半分以上残っていました。東京の自宅に帰り着く頃には100%まで充電されていたので、やはり充電は速いですね。念のため、帰ってからバッテリーの電圧や燃費などを確認しましたが、特に影響はありませんでした。車中泊でポータブル電源を活用している人は多いですが、メーカーを問わず充電できる「Charger 1」は今後は必須の装備になりそうです。

残量が53%の状態で帰路につきましたが、約3時間の道のりを走った後は100%まで充電されていました

ちょっと無茶なくらい多くの家電を使った1泊2日の車中泊旅でしたが、大小さまざまな容量のポータブル電源のおかげで過去にないくらい快適な車中泊が楽しめました。また、普段使っている家電を持って行ったおかげで、意外な学びを得ることもできました。それは、それぞれの家電がどれくらい電力を消費するのかをあらためて認識できたこと。何がどれくらい電力を使うのかを知っていれば、停電の際や節電をするうえで役に立ってくれそうです。

容量の異なる3つのポータブル電源を使って感じたのは、やはり容量が大きいと安心して使えるということでした。ただ、今回のように屋外に持ち出して使うのだとすると「Apex 300」の38kgという重さはやはりハードルになります。いざという時のバックアップ電源として自宅に備えておくというのが正しい活用法でしょう。「AORA 100 V2」くらいの容量と出力があると、ほとんどの家電は動かすことができますし、停電が日をまたぐようなことがなければ十分に災害の備えにもなりそう。「AORA 30 V2」は災害時を考えると、スマホや身の回りの電子機器の充電用と割り切ったほうが良さそうです。

気軽に片手で持ち運ぶことができるポータブル電源の軽さは大きなメリット。防災面だけでなく、アウトドアなどでも活躍します

今回の旅では、複数のポータブル電源がある便利さも感じました。同時にいくつかの家電を動かすようなときは、1台では最大出力をオーバーしてしまっても、複数を使い分ければ分散が可能。容量も台数分増えることになるので、すでにポータブル電源を所有しているユーザーも、買い足すことで使い勝手と安心感は確実にアップするはずです。

【BLUETTI防災キャンペーン】

「防災の日」に向けて、お得なキャンペーンを実施。ぜひこの機会を利用してポータブル電源を実際に購入してみては。BLUETTI公式サイトでは、2025年8月15日 11:00~8月29日 11:00の期間限定でお得な防災キャンペーンを実施。

【キャンペーン内容】
・対象製品:AORA 100 V2/AORA 30 V2/Handsfreeシリーズ ほか
・対象店舗:BLUETTI公式サイト
全商品が最大60%OFF
クーポンコード(さらに5%OFF・全商品対象):KDWBOUSAI
特典プレゼント(対象商品購入):「収納バッグ」「ハンドクリーナー」「アウトドア食器セット」「パワーバンク(AC10)」など

(提供:BLUETTI)