トピック
レンタルe-MTBで御殿場のMTBパークを走る! 家族でアウトドアやアクティビティも楽しめる
- 提供:
- シマノセールス株式会社
2023年11月21日 09:00
2018年にe-bike Watchの前身となるe-bike特集がスタートし、2019年にe-bike部メンバーが初めて走りに行ったMTBコースが、当時オープンしたばかりの「御殿場MTBパークFUTAGO」(現在は「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」)でした。その頃、筆者(増谷)はまだe-bike Watchに関わっていなかったのですが、楽しそうだなと思って記事を読んだことを覚えています。今回は久しぶりにコースへ走りに行くというので、同行させてもらうことにしました。
レンタルe-MTBで走れる本格的ダートコース
「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」は静岡県御殿場市二子にあって、森林の中の間伐道を活用したコース。運営しているのは「時之栖(ときのすみか)」というホテルをはじめとする観光施設グループで、ホテルから約3km、クルマで5分ほどの距離にあります。e-MTBのレンタルも行なっていて、1日借りても2,200円(走行料込み)と格安。「御殿場高原時之栖」に宿泊しているとさらに割引価格で利用できます。
今回乗ったe-MTBはミヤタ「RIDGE-RUNNER」。2019年当時は登場して間もない頃でしたが、今となっては懐かしさすら感じます。現行モデルはシマノSTEPS「E8080シリーズ」ドライブユニットを搭載した「RIDGE-RUNNER i 8080」はフルサスに、ハードテイルの「RIDGE-RUNNER i 6180」は「E6180」となっていますが、このモデルはハイエンドのドライブユニット「E8080」を積んだハードテイルです。
「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」のコースは元々クルマも走る林道だった道をコースにしているので、基本的にジープロードとかダブルトラック(MTBが2台並んで走行できるような幅)と呼ばれるルートで構成されています。MTBのコースは、自転車1台分くらいの幅のシングルトラックや、ジャンプやバーム(カーブの部分に曲がりやすいようにしてある盛り土)などの凹凸が設けられているところもありますが、比較的MTB初心者でも走りやすく、ハードテイルMTBに向いたコースといえます。
とはいえ、「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」のコースにも初心者や中級者向けのルートと、上級者向けのルートが設けられていますので、走り出す前に自分のレベルを伝えてオススメのルートを聞いておいたほうがいいでしょう。前回来たときよりも、初心者向けのルートがかなり拡張されているとのことなので、初めてe-MTBに乗るという人を連れて来やすくなったといえます。
e-bikeならではの達成感を味わえる
とりあえず、我々は一番標高が高く見晴らしの良い二子山五本松展望台を目指すことにしました。途中は上級者向けの上りもあるとのことですが、一応ある程度こういうコースには慣れているので大丈夫でしょう。
まずはススキの草原の中を富士山を見ながら上って行き、一度舗装路に出てからジープロードを上って行くルート。標高を一気にかせぐようなルートなので、斜度はかなりありますが、パワフルなドライブユニットを搭載するe-MTBなのでペダルを回しているだけでスイスイ上って行くことができます。
元はクルマの走っていた道ということですが、途中から路面はだいぶ荒れてきます。大きめの石がゴロゴロしていたり、雨水が流れた部分が掘れてギャップになっていたりで、タイヤが弾かれたり溝にハマりかけたりすることも増えてきました。この日は晴天でしたが、雨の後だったりすると路面はさらに滑りやすくなるので、オフロードに慣れていない人だとちょっと苦労するかも。
これくらいの路面でも前後にサスペンションを装備したフルサスタイプのMTBであればラクに上って行けそうですが、今回はハードテイルなのでギャップでリアタイヤが跳ねられたりします。それに合わせてサドルへの体重のかけ方などを調整して、リアタイヤがグリップを失わないように工夫して走るのが楽しい! 太めのタイヤのハードテイルe-MTBというレンタルバイクのスペックがちょうどいいと思えるコースでした。
コースを上り切ると富士山がキレイに見える展望台に出ます。スタート地点から約150mの標高を上ってきたことになるとか。アシストがないMTBでは相当苦労するだろう上りでしたが、e-MTBだと「ちょっといい運動したな」というような汗のかき方。体力に自信のない初心者でも、e-MTBなら少し頑張ればこの絶景に出会うことができます。
上ったら、その分だけ気持ち良く下りも楽しめるのがMTB。下りは上ってきたルートではなく、中級者向けのルートを選びましたが、こちらは路面もあまり荒れていないので、ハードテイルでも下りの爽快さだけを味わうことができます。森の中を風を切って下っていくのは文句なく楽しい!!
ジャンプ台のような大きなギャップはありませんが、舗装路に比べると圧倒的に路面の変化に富んでいるので、そうした変化に対応するのが自然と対話しているように感じられてきます。途中で初心者向けのコースも走ってみましたが、こちらは高低差が少なく路面もさらにキレイなので初めてオフロードを走る人でも安心して走れそう。それでいて、森の中を走る気持ち良さは味わえるので、e-MTBデビューを考えている人はこのコースを一度レンタルで走ってみるといいかもしれません。
なんだかんだといろいろなルートを組み合わせて走り回っているうちに、2時間くらいはあっという間に経ってしまいました。120分というレンタルの時間はちょうどいいと言えそうです。富士山の見える展望台まで上って達成感を味わうのもいいですし、森の中のフラット林道で森林浴を楽しむのにも適したコースだと感じました。
宿泊施設も充実しているから家族で楽しめる
「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」のもう1つの特徴は「御殿場高原時之栖」が運営していること。「時之栖」はホテルなどの宿泊施設だけでなく、家族で遊んだりくつろいだりして楽しめる施設が揃っています。スポーツなどのアクティビティも楽しむことができるので、家族で訪れればみんなが満足できそう。遊ぶこともできそうです。e-bike遊びのために泊まるというより、家族やグループで泊まりに来て、そのついでに興味のある人をMTBコースに連れ出すという楽しみ方が向いているといえるでしょう。
ボルダリングなどのアクティビティを親子で楽しめる施設もあるので、まだe-bikeに乗れない子供やMTBに興味がない人はこちらで遊んでいてもらうこともできそうです。ここでは子供向けの自転車教室も開催しているので、そこで自転車の乗り方を学び、成長したら一緒にMTBコースを走る……、なんて未来も想像してしまいます。
筆者はMTBでトレイルを走るのが好きで、同じ趣味を持つ友人も少なくないのですが、多くのMTB乗りが頭を悩ませているのが、なかなか家族と趣味を共有できないこと。MTBのコースは数が増えていますが、近くにほかのアクティビティなどを楽しめるところは少なく、家族を連れて行ってもMTBに飽きてしまうと一緒に遊べるものがなくなってしまいます。でも、「御殿場高原時之栖」に泊まってここを拠点に「御殿場MTB&RUNパークFUTAGO」に走りに行けば、少し走ってみて飽きたら戻ってきて別のアクティビティを楽しむこともできそう。コースも初心者向きだし、道幅も広いので家族やグループで一緒に走るのにも適している。次に来るときは家族や初心者も連れて来たいと強く思うコースでした。
(提供:シマノセールス株式会社)