私の2020
UCCのコーヒーメーカー「ドリップポッド」が毎日活躍している秘密とは
2020年12月30日 09:00
2020年もそろそろ終盤。家電ライターである筆者は今年も数多くの家電を試しましたが、自腹で購入した上にヘビーユースしている製品は意外と少ないのが実状。そんななか、とにかく毎日活躍してくれた家電が、今年1月に発売されたUCC上島珈琲のコーヒーメーカー「ドリップポッド DP3」です。筆者はコーヒー好きのため、今年だけでも多くのコーヒーメーカーを試用しているのですが、DP3は設置性やメンテナンス性、機能性の高さで我が家の常駐コーヒーマシンの座を見事ゲット。しかも、このDP3はコーヒーを抽出する以外でもとにかく使い勝手が良いのです。
DP3はズボラさんにとにかく魅力的なコーヒーマシン
DP3にはさまざまな魅力がありますが、なかでも筆者が気に入っているポイントは3つ。ひとつ目にして最大の魅力かもしれないのがメンテナンス性の高さ。筆者はとにかくズボラなので、コーヒーを抽出するたびにコーヒーサーバーを洗ったり、フィルターホルダーを洗ったりといった面倒がとにかく煩わしく感じます。忙しいときは「片づけが面倒だから今日はコーヒーは諦めよう……」などと思う始末。
そんななか、DP3はカップに直接ドリップする方式なのでサーバーが必要ありません。また、DP3は専用のカプセルと市販の粉コーヒー両方がドリップできるのですが、専用カプセルでのドリップなら、ドリップ後のメンテナンスは小さなカプセルホルダーをササっと水洗いするだけ。とにかくユーザーに手間をかけさせない仕組みなのです。
いざというときは市販の粉も使える多機能さ
ふたつ目の魅力が多機能さ。筆者はコーヒーを本格的に楽しみたいときは、ハンドドリップでじっくりコーヒーの粉を蒸らし、時間をかけてコーヒーをドリップします。ですが、たまに「飲みたいコーヒー粉があるけど、時間をかけてドリップするのは面倒!」と感じるときもあります。そんな場合、専用カプセルのかわりに付属メッシュフィルターに市販のコーヒー粉を入れてドリップすることもできます。
また、本体上部の設定を変更することで、湯温や抽出の濃さ、湯量を変更できるのも魅力。筆者はミルクとコーヒーの比率が8:2というミルクたっぷりのコーヒー牛乳が大好きなので、少ない湯量で濃く抽出できる設定があるのはかなり魅力的でした。このストロングモードを使えば、氷を使ってアイスコーヒーを作ってもぼやけた味になりません。もちろん、湯量を多くしてアメリカンコーヒーも抽出できますし、設定だけでさまざまなアレンジコーヒーが楽しめます。
最後の3つ目は設置性の高さ。本体サイズは133×290×224mm(幅×奥行き×高さ)と比較的コンパクト。しかも、従来の「DP2」と比較してデザインがシンプルな箱型になったのでインテリアの邪魔になりません。最近は曲線を多用したスタイリッシュなコーヒーメーカーも多いのですが、我が家の生活感のありすぎるリビングには存在を主張しすぎないデザインがありがたいのです。
我が家では電気ケトル代わりにも大活躍!
じつは筆者、自宅では定期的にコーヒーの生豆を焙煎するなど、コーヒーにはそれなりのこだわりがあります。そんな筆者にとってDP3の専用カプセルで抽出したコーヒーの味は、実をいうと「普通に美味しい」というレベル。コーヒーの専門メーカーUCCが開発しただけあり、一定レベルの美味しさはあります。ただ、申し訳ないのですが正直「この味をあじわうためにDP3を購入しよう!」とは思いませんでした。
では、なぜDP3が我が家で毎日活躍しているかというと、やはりほぼノーメンテナンスで一定レベル以上の味のコーヒーが楽しめるという点。そして、もうひとつが素早くほしいだけの熱湯を供給してくれる電気ケトル代わりにも使えるためです。電気ケトルのように使うことは、正規の使い方ではないため自己責任になるのですが、ボタンを押せば約80~205mlの熱湯を出して自動的にストップするのはかなり便利。しかも、水を加熱するのにインスタントヒーターを採用しているので余熱時間が短く、150ml程度の熱湯なら1分ほどで供給してくれます。
電気ケトルや給湯ポットより便利なのが、一定量の熱湯を供給したら自動的にストップすること。朝にマグカップに紅茶のティーバッグをいれてDP3にセットしたら、顔を洗っている間に美味しい紅茶のできあがり。お湯を入れている間つねに横にいる必要がないのは忙しい時間にはかなり大きなメリットだと感じます。我が家ではカップラーメンやインスタントの味噌汁、インスタントコーヒーを作ったり、お茶漬け用にご飯に熱湯をかけたり……と、コーヒーだけではなく電気ケトル代わりにも大活躍。じつは、現在DP3の我が家での使用用途は3割がコーヒー、7割が熱湯供給用となっております。