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UCCの新カプセルコーヒーマシンは同じ豆で4通りの味わいが楽しめた
2023年9月20日 12:05
UCC上島珈琲は、カプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」のフラッグシップモデル「DRIP POD YOUBI(ドリップポッド ヨウビ)」を9月26日に発売。公式オンラインストアでは9月14日より先行予約を開始している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,200円。
カプセル式ドリップコーヒーメーカーの新たな最上位モデル。シリーズで初めてスマホアプリと連携したことで、プロの抽出レシピを再現できるという点が特徴。蒸らしや注湯タイミング、湯量などの違いにより、同じカプセルでも異なる味わいに仕上げられる。カプセルとレシピの組み合わせにより、100通り以上の飲み方が楽しめるという。
DEAN & DELUCAなどのライフスタイル事業を手がけるウェルカムと共同開発し、空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんが製品デザインを担当。持ち運びやすいデザインに刷新した。
同社によると、コロナ禍を経て自宅でもコーヒーを楽しむ機会が増え、レギュラーコーヒー豆の販売が伸長。大容量・低価格製品とともにプレミアム製品の売り上げが伸びていること、また欧米ではカプセルコーヒーの消費量が増加していることから、日本でのコーヒーシーンのさらなる拡大を目指し、約3年半ぶりにフラッグシップモデルを発売するという。
同じ豆でも異なる味わい。DEAN & DELUCA限定カラーも
タンクに水を入れ、カプセルをセットし「COFFEE/TEA/GREEN TEA」から選んで抽出する。湯量のほか、飲み方を「STRONG/STANDARD/ICED」の3通りに調節可能。
公式アプリ「COFFEE CREATION」とBluetooth連携することで「プロレシピ」での抽出が可能になる。一例として、「ホンジュラス&コロンビア」というカプセルには「Sweet Fruit」「Casual Black」「Creamy Nuts」の3種類のプロレシピが用意されている。
カプセルごとに蒸らし・抽出(前半/後半)の各工程における湯量や注湯スピードを細かく設定することで、同じカプセルでも異なる味わいのコーヒーを楽しめる。プロレシピは「UCCコーヒーアカデミー」に所属するスペシャリスト達が開発。
気に入ったレシピは1つだけ本体に登録することもでき、スマホを取り出さなくても操作部からワンタッチで呼び出せる。プロレシピは今後も追加予定としている。
実際にホンジュラス&コロンビアのカプセルを3種類のプロレシピで飲んでみたところ、酸味が引き出されたもの、苦みが強く感じられるものと、同じ豆とは思えないほどハッキリとした違いが生まれていた。
キャリーハンドルの付いたデザインも特徴とする。コーヒーマシンを「どこに置いてほしいか」ではなく、「どんな空間に置くとコーヒータイムがより豊かになるか」を逆算して設計。キッチンやダイニングだけでなく、リビングや寝室、屋外にも手軽に持ち運べるようにした。
カラーラインナップは、定番カラーの「スチームホワイト」「ミッドナイトブラック」「ラッカーレッド」のほか、UCCドリップポッド公式オンラインストア限定「ボタニカルグリーン」、DEAN & DELUCA限定「ソイルブラウン」の全5色。
デザインを担当した空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんは「どこにでも置けるというコンセプトだったので、空間に溶け込ませるのではなく存在感のあるカラーを採用し、どこに置いても成立するようにしました」としている。
製品名の「YOUBI(ヨウビ)」は、「曜日」と「用の美」を掛け合わせたもの。「巡り移ろう私たちの日々に寄り添い、くらしのパートナーになってもらいたい」という思いと、用(使いやすさ)と美(心地よさ)へのこだわりを表した。
本体サイズは120×214×376mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.4kg。水タンク容量は約0.7L。電源コード長は1m。消費電力は1,350W。
