私の2020

コーヒーマシンは「デロンギじゃないとイヤ」。メニュー豊富な新モデルに大満足

家電 Watchの筆者や編集部員が、2020年を振り返りながら、使ってみてよかったものや、注目した話題、動向などについて自由に語るコーナーです。
デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B

夫婦ともに自営業(フリーライター)で、今年大きく変わったのはコロナ禍で外に出る取材系の仕事が減ったことです。特に旦那の在宅時間が増えました。フリーランスに限らず、そういった方も多いのではないでしょうか。

カフェなどでゆっくりコーヒーを楽しむことも難しくなり、家でコーヒーを飲む量が激増。旦那が飲む量が特に増え、我が家の全自動コーヒーメーカー「デロンギ マグフィニカS カプチーノスマート」(以下、マグフィニカS)は一日中使われている状態に。酷使しすぎたせいか、ついに壊れました……。

旦那に別のコーヒーメーカーをすすめたところ、「デロンギじゃないとイヤ」。毎日、何年も使い込んだので愛着もあり、修理に出すことも考えましたが、思い切って新しい製品に買い替えました。それが今年10月に発売された「デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B」(以下、ディナミカ)です。価格は162,800円(税込)。

ふわふわ泡に感動。抽出量も自由に調節

ディナミカはマグフィニカSと比較すると、レギュラーコーヒーのメニューが豊富です。我が家もほぼレギュラーコーヒーを飲んでいますが、たまにカプチーノなどが飲みたくなります。そんなときも「ラテクレマシステム」を搭載しているので、ミルクコンテナに牛乳を入れてガチャンと本体にはめ込んでおけば、カプチーノやラテも自動で作ってくれます。キメ細かいふわふわ泡が特徴で、カフェクオリティのカプチーノやカフェラテに毎回感激します。

ミルクの泡立ちも調整できます。全部おまかせ
キメ細かく、フワフワで美味しい!

以前使っていたマグフィニカSの抽出量は、カフェ・ジャポーネなら約120ml、カフェルンゴなら約80mlと抽出量が決まっています。我が家で使うマグカップが大きめで、よく飲むロングコーヒーは1杯では少なく、2杯では多すぎて困っていました。

ディナミカは自分のマグカップに合わせて自由に抽出量や濃さなどを設定し、マイメニューに登録できます。最初に抽出量を設定しておけば、マイメニューで毎回ちょうどいい量、濃さで抽出できるのがうれしい。設定も直感的でカンタンでした。

豊富なメニューでおうちカフェを楽しめる

ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出する間欠抽出で淹れる「カフェ・ジャポーネ」は2回分の粉を使い、1杯で2回の抽出が行なわれます。そのため少し時間はかかり、豆の消費も多いのですが、感激する香りのよさです。

中~やや浅煎りのサードウェーブで広まったようなトレンドコーヒー豆であれば「スペシャルティ」がおすすめ。デロンギのコーヒーマシンというとエスプレッソを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、最新モデルはレギュラーコーヒーのメニューが豊富で豆に合わせていろいろ楽しめるので、我が家ではレギュラーコーヒーでもいつもデロンギで淹れています。

レギュラーコーヒーのメニューが豊富。豆に合わせて設定を変えるとより美味しく飲むことができます

デロンギのマシンは家でゆっくり美味しいコーヒーが飲めるので、我が家にとっては無くてはならない家電のひとつ。ディナミカの本体価格は決して安くはありませんが、カフェに行き続けることを考えればすぐにモトはとれそうです。毎日、家でゆったりと過ごすカフェタイムが楽しく、大満足です。

今の悩みは、旦那が飲み過ぎてすぐに豆を切らすこと。私が飲もうとすると豆がなく、ガッカリすることも……。デロンギのマシンは豆を入れるホッパーが大きく、たっぷり入るはずなんですが、美味しすぎてあっという間に豆がなくなってしまうのです。最近はコストコで大量に豆を仕入れることにしています。

石井 和美

家電プロレビュアー。白物家電や日用品のお役立ちグッズなどを中心に製品レビューを得意とする。テストスペースとして守谷市に一戸建てタイプの「家電ラボ」開設し、冷蔵庫や洗濯機など、大型家電のレビューも行なっている。レビュー歴10年以上。

http://kaden-blog.net/